活動データ
タイム
07:48
距離
11.5km
のぼり
1039m
くだり
1038m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る1日目 夏沢鉱泉→夏沢峠→夏沢鉱泉 2日目 夏沢鉱泉→夏沢峠→硫黄岳山頂前(撤退)→夏沢峠→夏沢鉱泉 今シーズンはたぶんこれが最初で最後の雪山。なのに2日間ひとつもピークを取れなかった。いろいろダメで反省しきり。一方で満足感もあり、幸福感もあり、気持ちの整理に時間がかかりました。 たくさんの事を教えてくれた山と、助けてくれた山仲間への感謝の気持ちをレポートにしました。長いので興味ない方はスルーしてくださいねー ★コンディション調整のこと 春に資格試験を控え、お山はセーブモード。それでも1回は行きたかった雪山。9月初旬に、初心者向けといわれる硫黄岳を選び、メンバーを誘って準備をはじめてた。でも試験勉強が予想以上に忙しく11月の六甲全縦いらい1度近場に登ったきり。完全にトレーニング不足で迎えた本番。重い雪山ブーツと12爪アイゼンを着けて歩くのがつらかった。さらに持ち前の高度順応力の低さがもろに出た。呼吸が苦しくて身体が動かない。わかってたけど、何度か高山も経験したしなんとかなると思ってた。経験上30分歩けば薄い空気にも慣れるはず、でも今回はいつまでも苦しかった。硫黄岳アタック地点までの1時間半の緩やかな登りで、すでにパーティから遅れがち。つまり身体ができてなかったんだな。2000m超える雪山はやっぱりタフだ。事前のコンディション調整が必須。試験勉強との両立を甘く考えていた。反省しきり。 ★吹雪撤退のこと 2日目、予報に反して硫黄岳山頂手前の急登で吹雪に。温度計ではマイナス15度、体感温度はもっと寒かった。樹林のない剥き出し斜面に暴風、油断すると飛ばされそう。そして雪で視界が悪くなる。さっきまで見えてた山頂がどんどん見えなくなり、トレースはあっとゆうまに白紙になってルートが読めない。仮にピークを踏んでも帰りにホワイトアウトする可能性が充分ある…行きたい気持ちと戻るべきという気持ちが交錯してたのは相棒も同じで、ケルンの脇で暴風を避けながらゴーグル越しの意思確認をし、山頂まであと100mというところで撤退を決めた。来たルートを慎重に探しながら下山。無事に帰れたけれど、はじめて山で命の危険を感じた日だった。怖かった。山頂に立てなかったのはとても悔しかったけど、冷静な判断ができたことは満足している。いい経験をしたと思う。 ★仲間のこと 今回メンバーは、いつもの相棒とyamap友達2人と私の合計4人。なのに私がペースについていけなかったせいで2×2の分科会になってしまった。夏沢鉱泉に着いた1日目は晴天、すぐ硫黄岳へ向かったものの、私はペースについて行けず、相棒が付き合ってくれて引き返した。そこからチーム別の行動に。結局、yamap友達2人は晴天の硫黄岳と2日目の天狗岳など4つのピークハントができたのに、私と行動した相棒は2日目の吹雪撤退もあってひとつもハントできなかった。yamap友達にとってもせっかく4人で行ったのにみんな一緒におんなじ山を登れなかった。それでもちっとも気にする素振りも見せずこの山行を楽しんでくれた3人。その優しさに心から感謝。私は幸せだ。相棒ぽんちゃん、yamap友達リュウさん、ミキティさん、本当にありがとう。 ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。反省点も多いけど経験値として収穫の多い山行でした。素晴らしい仲間と巡り合わせてくれたyamapにも改めて感謝です。 再び山はしばらくおやすみしますが、春には再開する予定、またよろしくお願いします。
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