乗鞍岳(冬季)

2020.01.11(土) 日帰り

活動データ

タイム

07:46

距離

11.3km

のぼり

1481m

くだり

698m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 46
休憩時間
2 時間 8
距離
11.3 km
のぼり / くだり
1481 / 698 m
40
3 38
39
2
1
1 23

活動詳細

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厳冬期の乗鞍岳。 金曜の昼に辞令がでて、4年過ごした大阪から名古屋へ転勤することに。 見知らぬ土地から見知らぬ土地へ。 とりあえず。頭を冷やしに山へいくしかない。嫁が遠出しているのをいいことに仕事終わりに夜行バスで長野へ。 長野に住む山登りの友人と、朝6時に松本駅で落ち合う。乗鞍スキーリゾートに8時ごろの到着。8時45分からのリフトに乗って標高を稼ぐ。バックカントリーコースに入ると、シールで登るスキーヤーやスノーボードを担いで登る強者達が多数。ワカンで負けずと必死に登るが、硬い雪面と緩い雪面のミックスで思うようにスピードがでない。森林限界付近で、朝早くから登っているいくつかのパーティとすれ違う。みんな強風により肩の小屋で引き返してきたとのこと。やっぱり今日も駄目かと不安がよぎる。とはいえ、せっかく長野まで来たのでとりあえず肩の小屋まではいってみることに。樹林帯を抜けると、これまでの穏やかさが嘘のように、ビュービューと風がいきなり吹き始める。小屋泊なので最悪明日もアタックチャンスがあるとは思いつつ、明日の天気はイマイチで今日は快晴、なんとか今日中に登頂したい気持ちで揺れ動く。肩の小屋までは風の抜け道となっており、確かに強風であった。それに比べると斜面は登れない程ではなさそうだ。とりあえず、もう少し登ってみることに。肩の小屋の裏で、アイゼンとピッケルを装備し、いざ出発。山肌には写真でしか見たことがないようなシュカブラが一面に広がり、風の強さを改めて感じさせる。斜面に取り付くと、思ったより風は強くなかった。引き締まった雪面を一歩一歩登っていく。アイゼンの効きが心地よい。ふと後ろを振り返ってみると、穂高や槍など、北アルプスの山々のパノラマが広がっていた。ちょっとの間見とれていると、時折り強い風が吹く。頂上まであと少し。先を急ぐ。最後のトラバースは慎重に。 登頂。 頂上から目の前にどっしりとした迫力の山が見えた。あれが御嶽山だよと、友人が教えてくれた。 いつの日か、あの山にも。 頂上を満喫するも束の間に、位ヶ原山荘へ向けて下山。鹿肉の鍋で温まる。 新天地でもがんばろう。

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