活動データ
タイム
04:00
距離
9.8km
のぼり
499m
くだり
635m
活動詳細
すべて見る遠州は遠江国一宮 小國神社の神体山として崇められる本宮山を起点にして、東方には白山・春埜山・大日山・大尾山・粟ヶ岳へと山並が連なり、太平洋に突き出た駒形神社の御神体である御前崎(御前岩)を経由し、笠原荘の熊野山々を巡りながら再び峯中路を踏み分け、小笠山から法多山へ到達する春の入峯修行が存在しました(「遠州の霊山と山岳信仰ーその源流と系譜ー」より)。その歴史ある道を、かつての修験者達のことを想像しながら踏破してみたい!という歴史ロマン溢れる山行を2017年から細々と続けています。 2020年登り初めとなる今回は、春峯の最終セクション「小笠山〜法多山」の道を歩くことにしました。といっても、今回のルートは今でも大勢のハイカーが歩いている整備されたハイキングコース。蜘蛛の巣をかきわけ崩落地を歩くような踏査ではないので安心です。 小笠山は標高264mしかない低山の割に、痩せ尾根や切れ落ちた崖が多く、緊張を強いられる道が多いと感じていましたが、今回初めて歩いた腹摺峠から法多山までの道も、ほぼずっと北側が切れ落ちた崖でした。道幅もそれなりにあるし、慎重に歩けば問題ないんですが、やっぱり「ここで右に転んだら真っ逆さまに落ちて…」なんて考えちゃいますね。さすがは修験の道…。もしかしたら、修験者が方角などを確認しながら新しい道を切り拓くには、見通しの良い尾根が一番都合が良かったので、結果として崖ギリギリの道になってしまったのかもしれません。 遠州修験道、まだまだ歩けてないセクションだらけですが、早くすべてを繋いでみたいものです。
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