君ヶ畑から【廃村茨川】へ。そして西尾根から【藤原岳】へ。束の間の青空に霧氷が煌めく☆

2020.01.04(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 50
休憩時間
43
距離
11.5 km
のぼり / くだり
1146 / 1146 m
1 1
1 40
50
39
1 3

活動詳細

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2020年2回目の山行は懐かしのルートへ。 4年ほど前、鈴鹿山系まだ未経験だった頃に初めて藤原岳へ登頂した際に利用したコース。 とにかく滋賀県側から一番近い登山口を探して、山と高原地図を片手に彷徨った。ゆっくり楽しむ余裕が無く、しんどかった思い出しかないので今回は復習のために歩く。 序盤、冷たい小雨が降り続く中、ノタノ坂へ上がり、その標高の貯金を吐き出すかのように茨川の廃村へと下る。何度も心が折れかけて引き返そうかと思ったが、茶屋川の美しい流れを見ると、遡上を開始せざるを得ない気持ちの昂りを覚える。 河原を右岸左岸と何度も渡渉を繰り返しながら40分ほど上流へと足を進めると、ようやく藤原岳西尾根の取り付き箇所に着いた。 ここからはかなりの急斜面を直登する。息を切らしながら頑張って登っていると、雨がみぞれ混じりの雪へと変わってきた。 尾根上へ乗ると天気が急激に好転した。あっという間に青空が広がり、ちょうど藤原岳の山容が目の前にドーンと現れるタイミングに重なった。霧氷と薄化粧の雪に覆われた藤原岳。美しい!感動した。 青空に霧氷が煌めく尾根を山頂へと登り詰め、風景に見惚れて写真など撮っていると、たちまちガスが立ち込め始める。風もあり寒いので早々に撤退する。下山は孫太尾根方向へ向かい、途中分岐から迷い尾根へ。そして迷い尾根から茨川への尾根ルートを選んだ。 前回は治田峠まで足を伸ばし、伊セ谷ルートを下山した記憶があるが、今回の尾根ルートの方が断然歩きやすかった。 茨川の廃村の様子を再び見て、ノタノ坂に再度登り返し、君ヶ畑へと帰還した。 長い河原道の遡上、西尾根の急登、孫太尾根分岐への激下り、など体力を消耗しているところに最後のノタノ坂への登り返しは流石にバテる。 距離の割にはなかなかハードなコースだ。しかし変化に富んだ魅力たっぷりの山行であることには間違いない。 皆さんも一度どうぞ。

藤原岳・御池岳 君ヶ畑登山者用駐車場(小又谷駐車場)からスタート。
駐車車両は3台。私以外は御池岳だろう。
君ヶ畑登山者用駐車場(小又谷駐車場)からスタート。 駐車車両は3台。私以外は御池岳だろう。
藤原岳・御池岳 いつもの渡渉箇所をシャバシャバっと駆け抜ける。
いつもの渡渉箇所をシャバシャバっと駆け抜ける。
藤原岳・御池岳 ノタノ坂。
右手、茨川の方へ。
ノタノ坂。 右手、茨川の方へ。
藤原岳・御池岳 極めて細く危険なトラバース道を通り終えて、快適な尾根道になったところ。
このあと、谷へと急坂を下る。
極めて細く危険なトラバース道を通り終えて、快適な尾根道になったところ。 このあと、谷へと急坂を下る。
藤原岳・御池岳 廃村茨川が見えた。
廃村茨川が見えた。
藤原岳・御池岳 お地蔵さんに「あんっ!」と手を合わせて、茶屋川の河原へと降りる。
お地蔵さんに「あんっ!」と手を合わせて、茶屋川の河原へと降りる。
藤原岳・御池岳 廃村茨川に到着。
廃村茨川に到着。
藤原岳・御池岳 滋賀県立八幡工業高校・山岳部の小屋。
滋賀県立八幡工業高校・山岳部の小屋。
藤原岳・御池岳 名古屋大学・ワンダフォーゲル部の小屋。
名古屋大学・ワンダフォーゲル部の小屋。
藤原岳・御池岳 廃村茨川の様子。
廃村茨川の様子。
藤原岳・御池岳 神社もある。
鳥居は半分ほど埋まっている。
神社もある。 鳥居は半分ほど埋まっている。
藤原岳・御池岳 茶屋川を遡上する。
茶屋川を遡上する。
藤原岳・御池岳 右岸左岸を何度も渡渉しながら40分ほど歩いた。
右岸左岸を何度も渡渉しながら40分ほど歩いた。
藤原岳・御池岳 西尾根の取り付き箇所。
ここからはかなりの急斜面だ。
西尾根の取り付き箇所。 ここからはかなりの急斜面だ。
藤原岳・御池岳 ようやくなだらかな道へ。
ようやくなだらかな道へ。
藤原岳・御池岳 尾根上に上がり標高700mを過ぎると少しの積雪。
尾根上に上がり標高700mを過ぎると少しの積雪。
藤原岳・御池岳 あたりはガスガスだが、遠く四日市方面だけが光輝いていた。
あたりはガスガスだが、遠く四日市方面だけが光輝いていた。
藤原岳・御池岳 しかし暫くすると急速に青空が広がり始める。
鋭く尖がった岩の山が見えた。
藤原岳の天狗岩だ。
しかし暫くすると急速に青空が広がり始める。 鋭く尖がった岩の山が見えた。 藤原岳の天狗岩だ。
藤原岳・御池岳 広い尾根道。
広い尾根道。
藤原岳・御池岳 美しい自然林。
美しい自然林。
藤原岳・御池岳 やはり青空はいい。
やはり青空はいい。
藤原岳・御池岳 新雪と、樹林のシルエット。
新雪と、樹林のシルエット。
藤原岳・御池岳 湧き立つガスも幻想的。
湧き立つガスも幻想的。
藤原岳・御池岳 そしていよいよ藤原岳が姿を現す。
そしていよいよ藤原岳が姿を現す。
藤原岳・御池岳 ドドーン!と藤原岳。
ドドーン!と藤原岳。
藤原岳・御池岳 青空に霧氷が映える。
青空に霧氷が映える。
藤原岳・御池岳 霧氷と藤原岳。
霧氷と藤原岳。
藤原岳・御池岳 山頂部は一面霧氷の森だ。
素晴らしい景観だ。
山頂部は一面霧氷の森だ。 素晴らしい景観だ。
藤原岳・御池岳 霧氷の森の中へ。
霧氷の森の中へ。
藤原岳・御池岳 キラキラ輝く、
キラキラ輝く、
藤原岳・御池岳 藤原岳の霧氷。
美しい。
藤原岳の霧氷。 美しい。
藤原岳・御池岳 山頂手前で山頂台地・藤原山荘方向を見る。
雪はほとんど無いなあ。
山頂手前で山頂台地・藤原山荘方向を見る。 雪はほとんど無いなあ。
藤原岳・御池岳 いざ、藤原岳山頂へ。
いざ、藤原岳山頂へ。
藤原岳・御池岳 藤原岳に登頂。
藤原岳に登頂。
藤原岳・御池岳 下山する孫太尾根方向はすでにガスに覆われ始めた。
下山する孫太尾根方向はすでにガスに覆われ始めた。
藤原岳・御池岳 山頂台地の霧氷の樹林をズーム。
山頂台地の霧氷の樹林をズーム。
藤原岳・御池岳 天狗岩も立ち込めたガスに隠れてしまうのか。
寒いし下山しよう。
天狗岩も立ち込めたガスに隠れてしまうのか。 寒いし下山しよう。
藤原岳・御池岳 下山途中で大量の水玉を抱いた苔を見つけた。
下山途中で大量の水玉を抱いた苔を見つけた。
藤原岳・御池岳 キラキラ☆水晶玉のよう。
キラキラ☆水晶玉のよう。
藤原岳・御池岳 藤原岳の孫太尾根。右端は「草木」かな。
花の季節にお世話になります。花の宝庫。
藤原岳の孫太尾根。右端は「草木」かな。 花の季節にお世話になります。花の宝庫。
藤原岳・御池岳 馬酔木と孫太尾根。
馬酔木と孫太尾根。
藤原岳・御池岳 南になだらかで優しい山容の竜ヶ岳が姿を現す。
いつも風の通り道、竜ヶ岳は今日も爆風だろう。
南になだらかで優しい山容の竜ヶ岳が姿を現す。 いつも風の通り道、竜ヶ岳は今日も爆風だろう。
藤原岳・御池岳 孫太尾根と遠足尾根に挟まれた谷。
谷の向こうは四日市の街か。
孫太尾根と遠足尾根に挟まれた谷。 谷の向こうは四日市の街か。
藤原岳・御池岳 振り返ると、先ほどガスに隠れた天狗岩が再びその鋭い山容を見せてくれた。
振り返ると、先ほどガスに隠れた天狗岩が再びその鋭い山容を見せてくれた。
藤原岳・御池岳 迷い尾根から一気に茨川へ下ってきた。
この道は快適な尾根ルートだった。
迷い尾根から一気に茨川へ下ってきた。 この道は快適な尾根ルートだった。
藤原岳・御池岳 廃村茨川に別れを告げる。
廃村茨川に別れを告げる。
藤原岳・御池岳 茶屋川の河原から斜面へ上がるポイントに、目印としてケルンを積んでおいた。
しかしよくよく考えたら、大雨が降ったら流されてしまうだろう。
茶屋川の河原から斜面へ上がるポイントに、目印としてケルンを積んでおいた。 しかしよくよく考えたら、大雨が降ったら流されてしまうだろう。
藤原岳・御池岳 ノタノ坂への登り返しでバテバテになりながらも、頑張っていつもの底面メッシュ、しかも途中穴空きの鉄製橋まで戻ってきた。
ノタノ坂への登り返しでバテバテになりながらも、頑張っていつもの底面メッシュ、しかも途中穴空きの鉄製橋まで戻ってきた。
藤原岳・御池岳 目の前に鈴鹿10座の一つ、天狗堂。
ガスに隠れている。
目の前に鈴鹿10座の一つ、天狗堂。 ガスに隠れている。
藤原岳・御池岳 駐車場に到着。
車は増えもせず、減りもしていなかった。

終わり。
駐車場に到着。 車は増えもせず、減りもしていなかった。 終わり。

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