活動データ
タイム
05:50
距離
11.5km
のぼり
1146m
くだり
1146m
活動詳細
すべて見る2020年2回目の山行は懐かしのルートへ。 4年ほど前、鈴鹿山系まだ未経験だった頃に初めて藤原岳へ登頂した際に利用したコース。 とにかく滋賀県側から一番近い登山口を探して、山と高原地図を片手に彷徨った。ゆっくり楽しむ余裕が無く、しんどかった思い出しかないので今回は復習のために歩く。 序盤、冷たい小雨が降り続く中、ノタノ坂へ上がり、その標高の貯金を吐き出すかのように茨川の廃村へと下る。何度も心が折れかけて引き返そうかと思ったが、茶屋川の美しい流れを見ると、遡上を開始せざるを得ない気持ちの昂りを覚える。 河原を右岸左岸と何度も渡渉を繰り返しながら40分ほど上流へと足を進めると、ようやく藤原岳西尾根の取り付き箇所に着いた。 ここからはかなりの急斜面を直登する。息を切らしながら頑張って登っていると、雨がみぞれ混じりの雪へと変わってきた。 尾根上へ乗ると天気が急激に好転した。あっという間に青空が広がり、ちょうど藤原岳の山容が目の前にドーンと現れるタイミングに重なった。霧氷と薄化粧の雪に覆われた藤原岳。美しい!感動した。 青空に霧氷が煌めく尾根を山頂へと登り詰め、風景に見惚れて写真など撮っていると、たちまちガスが立ち込め始める。風もあり寒いので早々に撤退する。下山は孫太尾根方向へ向かい、途中分岐から迷い尾根へ。そして迷い尾根から茨川への尾根ルートを選んだ。 前回は治田峠まで足を伸ばし、伊セ谷ルートを下山した記憶があるが、今回の尾根ルートの方が断然歩きやすかった。 茨川の廃村の様子を再び見て、ノタノ坂に再度登り返し、君ヶ畑へと帰還した。 長い河原道の遡上、西尾根の急登、孫太尾根分岐への激下り、など体力を消耗しているところに最後のノタノ坂への登り返しは流石にバテる。 距離の割にはなかなかハードなコースだ。しかし変化に富んだ魅力たっぷりの山行であることには間違いない。 皆さんも一度どうぞ。
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