活動データ
タイム
06:09
距離
14.4km
のぼり
1320m
くだり
1293m
活動詳細
すべて見る新しい年。初回はどこに行こうかと考え、日本一の山を眺めながら歩く山旅を選択。 秀麗富嶽十二景の第四番である笹子雁ヶ腹摺山を含む縦走ルート。 朝7時半、JR笹子駅に到着。この駅を拠点にする山はけっこうあるし、休暇中だからもっと登山客が多いと思っていたが、予想に反して自分以外はたったの3人が下車しただけだった。 駅に降り立った時は寒いと思ったけど、30分ほどの車道歩きでだいぶ体も温まり、いよいよ入山。 冬枯れの山はどこも静かでいい。急斜面を登り、暑くて早速脱皮。汗で体が冷えない程度に登って行く。稜線に出ると大きな鉄塔があり、標識がないため迷うが、鉄塔の方に進むのが正しい。 山頂の手前で振り返ると、秩父山塊の向こうにぬーっと頭を出している富士山。雲一つない快晴に生クリームを山型に盛り付けたような姿を見せた。なんかわからないが縁起が良さそう。今年もたくさん登れますように。 ここからはずっと富士山を見ながら、いや見られながらという方が適切か、富嶽縦走が始まる。まずは米沢山へ。 冬の乾燥した土壌は一見カラカラに乾いていそうだが、わずかな土中の水分が凍結して霜柱ができる。それをザクザクと踏みながら歩く音が耳に心地よい。大きな霜柱は何となく生き物や植物のように思えてきて踏むのを躊躇い、足をよける。 お坊山で昼食。山頂で先に食事をしていた方と言葉を交わす。この日は早起きして作ったおにぎり。ふるさと納税返礼品の新潟産コシヒカリはやはり美味しい。ブランド米、悔しいけど美味いわ。わさびこんぶと梅干、山メシは色々あるけど、シンプルにして一番はやはりおにぎりだ。 お坊山から大鹿山へ向かう斜面にはこのルートで一番雪が残っていた。大鹿峠から景徳院に降る。本日のルートは適度に登り応えもあり、とてもいい縦走ルート。夏場は水場がないので暑そうだけど、冬のこの季節は最高。 山中ですれ違った登山者は5人だけ。冬の陽をたっぷり浴びながらの山行は、静かで穏やかで爽快、登り初めとしては最高のスタートだった。[了] [メモ] ・レイヤー 上:Tシャツ、ヒートテック、ソフトシェル(モンベル)、ハードシェル(ノースフェイス) 下:冬用パンツ グローブ、ニットキャップ、ネックゲーター ・靴:タイオガブーツ ザック:ホグロフス28 ・サーモス900 チェーンスパイク(未使用) ・ルート上に水場、トイレ、小屋はない。 ・登山道から景徳院に降りる道が標識がなくわかりずらく、迷った。
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