穂高連峰 涸沢岳西尾根から涸沢岳、奥穂高岳

2019.12.28(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 20
休憩時間
0
距離
9.1 km
のぼり / くだり
1396 / 116 m
DAY 2
合計時間
12 時間 48
休憩時間
3
距離
14.2 km
のぼり / くだり
1218 / 2490 m

活動詳細

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今年の年末年始山行。雪が少ない今年の冬。それでも山行の前日、前々日にそれなりに降雪があったようで、冬山らしい穂高の山々と出会うことができた。緊張した場面もあったけど、絶好の天気にも恵まれて、思い出に残る山行がまたひとつ増えました。 詳しくは写真とともにレポーティングしているのでご覧ください。 <コースタイム> ◆1日目 新穂高温泉駐車場(7:15)===穂高平避難小屋(8:35)===白出沢出合(9:40)===2400m付近の幕営地(13:30) ◆2日目 2400m付近の幕営地(5:30)===蒲田富士(6:50)===涸沢岳(8:50)===穂高岳山荘(9:10)===奥穂高岳(10:00)===穂高岳山荘(10:45)===涸沢岳(11:15)===蒲田富士(12:40)===2400m付近の幕営地(13:30)===白出沢出合(16:45)===穂高平避難小屋(17:20)===新穂高温泉駐車場(18:00) <留意事項> ※コースタイムには、途中、昼食などの休憩も挟んでいます。 ※あくまで個人の記録、所感であるため参考程度にご覧ください。 ※GPS による地図上のルート情報、写真の位置情報、時間情報には誤差が見受けられますのでご了承ください。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 1日目。前日、少し早めに仕事を納めて一路新穂高温泉へ。車の中でグッスリ眠り6時起床。ゆっくり準備をして出発。
1日目。前日、少し早めに仕事を納めて一路新穂高温泉へ。車の中でグッスリ眠り6時起床。ゆっくり準備をして出発。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 歩き出してすぐ、目指す涸沢岳西尾根と蒲田富士が見える。た、、、高い・・・。
歩き出してすぐ、目指す涸沢岳西尾根と蒲田富士が見える。た、、、高い・・・。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 白出沢(しらだしさわ)までは林道歩き。新雪の上を歩いていく。すでに先行者のトレースがばっちり。歩きやすく感謝。
白出沢(しらだしさわ)までは林道歩き。新雪の上を歩いていく。すでに先行者のトレースがばっちり。歩きやすく感謝。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高平避難小屋。ここで天野和明さんに出会う。つい先日仕事でご一緒させていただいただけにびっくり。同じルートを登られるとのことでした。

※天野和明さんは2009年にカランカ北壁を初登攀されて日本人で初めてピオレドール賞を受賞された雲上の方。
穂高平避難小屋。ここで天野和明さんに出会う。つい先日仕事でご一緒させていただいただけにびっくり。同じルートを登られるとのことでした。 ※天野和明さんは2009年にカランカ北壁を初登攀されて日本人で初めてピオレドール賞を受賞された雲上の方。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 白出沢が近づいてきた。涸沢岳西尾根も近づいてきた。
白出沢が近づいてきた。涸沢岳西尾根も近づいてきた。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 白出沢に到着。荷物は相変らず軽量化には程遠かったけど良いペースだった。
白出沢に到着。荷物は相変らず軽量化には程遠かったけど良いペースだった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 白出沢を過ぎるとすぐに涸沢岳西尾根の取付き。立派なトウヒの大木が目印。
白出沢を過ぎるとすぐに涸沢岳西尾根の取付き。立派なトウヒの大木が目印。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 取付いてすぐの涸沢岳西尾根。新雪が笹を覆ってる。先行者もいてルートは明瞭。ルートマークも等間隔である(※一般ルートではない)。
取付いてすぐの涸沢岳西尾根。新雪が笹を覆ってる。先行者もいてルートは明瞭。ルートマークも等間隔である(※一般ルートではない)。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この尾根、とにかく急である。白出沢から幕営地である2400m付近までは約1000mのアップ。
この尾根、とにかく急である。白出沢から幕営地である2400m付近までは約1000mのアップ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 アイゼンをつけたほうが登りやすいよなぁと思いつつ、ザックから出すのが億劫でこの日はツボ足で登る。
アイゼンをつけたほうが登りやすいよなぁと思いつつ、ザックから出すのが億劫でこの日はツボ足で登る。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ようやく着いた幕営地。じょじょにテントが増えていって夕方にはこの状態。早めに着いて良かった・・・。こんなにも登ってる人がいるとはびっくりだった。
ようやく着いた幕営地。じょじょにテントが増えていって夕方にはこの状態。早めに着いて良かった・・・。こんなにも登ってる人がいるとはびっくりだった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 翌日朝一で登る斜面を見上げる。きつそうだ・・・。
翌日朝一で登る斜面を見上げる。きつそうだ・・・。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 夕飯はぺミカンカレーうどん。いまだ部活の名残が抜けきれずにぺミカンをつくってしまう我がチーム。フリーズドライの何十倍も重たいのに・・・。もう若くないんだから軽量化をしたいとつくづく思う。でも、カロリーばっちりで、美味しくて、パワーにはなった。
夕飯はぺミカンカレーうどん。いまだ部活の名残が抜けきれずにぺミカンをつくってしまう我がチーム。フリーズドライの何十倍も重たいのに・・・。もう若くないんだから軽量化をしたいとつくづく思う。でも、カロリーばっちりで、美味しくて、パワーにはなった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 2日目。暗いうちに出発。ただ、我々より前に出発していくパーティは数組いて、この日も始終ルートは明瞭だった。ありがとうございます。
2日目。暗いうちに出発。ただ、我々より前に出発していくパーティは数組いて、この日も始終ルートは明瞭だった。ありがとうございます。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ようやく周囲が明るくなりはじめた。蒲田富士を目指して雪稜を登っていく。
ようやく周囲が明るくなりはじめた。蒲田富士を目指して雪稜を登っていく。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 蒲田富士手前付近の稜線。ここだけじゃないけど、左右どっちに転んでも止まらない。このルート、それなりに多くの方が亡くなっている。
蒲田富士手前付近の稜線。ここだけじゃないけど、左右どっちに転んでも止まらない。このルート、それなりに多くの方が亡くなっている。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 蒲田富士(2742m)付近。
蒲田富士(2742m)付近。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 蒲田富士から大キレット、南岳、中岳を望む。
蒲田富士から大キレット、南岳、中岳を望む。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 これから向かう先。F沢のコルとその先の急なルンゼ。
これから向かう先。F沢のコルとその先の急なルンゼ。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 歩いてきたルートを振り返れば、その先に朝日に輝く笠ヶ岳。
歩いてきたルートを振り返れば、その先に朝日に輝く笠ヶ岳。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 蒲田富士からF沢のコルに降りる。
蒲田富士からF沢のコルに降りる。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 F沢のコルの先のルンゼ。急で長く、雪崩が怖い。
F沢のコルの先のルンゼ。急で長く、雪崩が怖い。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ルンゼを抜けて稜線に出ると北穂高、大キレットが目の前に。槍ヶ岳も見える。
ルンゼを抜けて稜線に出ると北穂高、大キレットが目の前に。槍ヶ岳も見える。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 鳥も通わぬ滝谷。滝谷の全景を見たのは初めて。ここからしか見れない。
鳥も通わぬ滝谷。滝谷の全景を見たのは初めて。ここからしか見れない。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳に続く稜線。
涸沢岳に続く稜線。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 あの頂を超えれば涸沢岳かなと思っていると裏切られる。稜線、意外に長い。
あの頂を超えれば涸沢岳かなと思っていると裏切られる。稜線、意外に長い。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 そしてようやく涸沢岳(3110m)。
そしてようやく涸沢岳(3110m)。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 振り返れば槍ヶ岳までの稜線とその先に見える北アルプスの山々が美しい。
振り返れば槍ヶ岳までの稜線とその先に見える北アルプスの山々が美しい。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 次に目指す奥穂高岳。まずは穂高岳山荘に下る。
次に目指す奥穂高岳。まずは穂高岳山荘に下る。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 穂高岳山荘で大休止。山荘から見上げる奥穂への取付き。なんだかんだここが一番緊張した。特に下り。ロープ出している人もいた(※出さなくてもいけるにはいける)。
穂高岳山荘で大休止。山荘から見上げる奥穂への取付き。なんだかんだここが一番緊張した。特に下り。ロープ出している人もいた(※出さなくてもいけるにはいける)。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂へ続く稜線を歩く。山荘すぐの雪壁を超えてしまえば、比較的歩きやすい。天気にも恵まれて最高の稜線歩きとなった。
奥穂へ続く稜線を歩く。山荘すぐの雪壁を超えてしまえば、比較的歩きやすい。天気にも恵まれて最高の稜線歩きとなった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 そして奥穂高岳山頂(3190m)。日本で3番目に高い山。
そして奥穂高岳山頂(3190m)。日本で3番目に高い山。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 せっかくなので2人で記念写真も撮ってもらった。冬の奥穂山頂に立てて、素直に嬉しかった。
せっかくなので2人で記念写真も撮ってもらった。冬の奥穂山頂に立てて、素直に嬉しかった。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂山頂から上高地、乗鞍岳方面。
奥穂山頂から上高地、乗鞍岳方面。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂山頂から吊尾根を経て前穂高岳。右奥はこの夏に登った明神岳。
奥穂山頂から吊尾根を経て前穂高岳。右奥はこの夏に登った明神岳。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂山頂から西穂高岳に続く稜線。ジャンダルムがカッコいい。
奥穂山頂から西穂高岳に続く稜線。ジャンダルムがカッコいい。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 一気に下山。来た道を戻る。涸沢岳から涸沢岳西尾根を見下ろす。
一気に下山。来た道を戻る。涸沢岳から涸沢岳西尾根を見下ろす。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 下ってきた涸沢岳西尾根を振り返る。
下ってきた涸沢岳西尾根を振り返る。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 下山時、ここ注意箇所。まっすぐ尾根を進むのはNG。ガスってるときなどは特に注意が必要だ。写真に映ってる目印周辺から派生する右の尾根を下る。
下山時、ここ注意箇所。まっすぐ尾根を進むのはNG。ガスってるときなどは特に注意が必要だ。写真に映ってる目印周辺から派生する右の尾根を下る。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ここまで来れば幕営地点はほど近い。危険個所はほとんどないが、過去には2200m付近からブドウ沢への転落遭難死亡事故も起きてるので、やはり最後まで気を抜いてはいけない。
ここまで来れば幕営地点はほど近い。危険個所はほとんどないが、過去には2200m付近からブドウ沢への転落遭難死亡事故も起きてるので、やはり最後まで気を抜いてはいけない。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 13時30分、テント場へ到着。肉みそぺミカンで昼食。奥に映ってるビールで乾杯。その後、一気にテントを撤収して下山開始。泊っても良かったんだけど、翌日は天気が崩れるのはわかっていたし、気合で新穂高温泉まで下りることに。
13時30分、テント場へ到着。肉みそぺミカンで昼食。奥に映ってるビールで乾杯。その後、一気にテントを撤収して下山開始。泊っても良かったんだけど、翌日は天気が崩れるのはわかっていたし、気合で新穂高温泉まで下りることに。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 白出沢までの下りで脚がいろいろ言うことを聞かなくなるも、なんとか明るいうちに林道に出ることができ、林道途中からヘッデン行動。18時には新穂高温泉の駐車場に到着して無事に下山。食糧とかいろいろと無駄歩荷だったなぁと思いつつ・・・。
白出沢までの下りで脚がいろいろ言うことを聞かなくなるも、なんとか明るいうちに林道に出ることができ、林道途中からヘッデン行動。18時には新穂高温泉の駐車場に到着して無事に下山。食糧とかいろいろと無駄歩荷だったなぁと思いつつ・・・。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この日は車で祝宴。ビールを飲みまくり、ビーフシチューを食べて、ゆっくり眠り、翌朝早く東京に戻りました。
この日は車で祝宴。ビールを飲みまくり、ビーフシチューを食べて、ゆっくり眠り、翌朝早く東京に戻りました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 おまけ。翌朝入った平湯温泉「平湯民俗館・平湯の湯」。夏は朝6時から、冬でも朝8時からやっている。気持ち良かった・・・。
おまけ。翌朝入った平湯温泉「平湯民俗館・平湯の湯」。夏は朝6時から、冬でも朝8時からやっている。気持ち良かった・・・。

活動の装備

  • オルトボックス(ORTOVOX)
    ZOOM+AvalancheTransceiverビーコン
  • エバニュー(EVERNEW)
    Ultra-Light Titanium COOKWARE
  • その他(Other)
    Puro Monte ライトウエイト3レイヤーシュラフカバー(高通気モデル) GFC55
  • その他(Other)
    Puro Monte コンパクトダウンシュラフ600g DL602
  • その他(Other)
    三脚
  • ナルゲン(nalgene)
    広口1.0LTritan
  • ミレー(MILLET)
    ザック 75+
  • その他(Other)
    オピネル(OPINEL)ステンレス#841438
  • ペツル(PETZL)
    ヘッドライト
  • エバニュー(EVERNEW)
    断熱マット
  • パタゴニア(patagonia)
    アウター下
  • パタゴニア(patagonia)
    アウター上
  • カンプ(CAMP)
    Alpine flash(ハーネス)
  • ドイター(deuter)
    イマージェンシーキット
  • その他(Other)
    無線機(STANDARD)
  • ニコン(Nikon)
    Nikon デジタルカメラ COOLPIX W300 BK
  • カンプ(CAMP)
    ロックスター(レッド)5020201

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