西穂→奥穂 年末縦走-2019-12-28

2019.12.28(土) 3 DAYS

活動データ

タイム

28:01

距離

24.6km

のぼり

2963m

くだり

3081m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 3
休憩時間
4 時間 53
距離
8.2 km
のぼり / くだり
1980 / 225 m
DAY 2
合計時間
10 時間 39
休憩時間
2 時間 34
距離
3.6 km
のぼり / くだり
722 / 591 m
15
30
3 3
17
22
DAY 3
合計時間
6 時間 18
休憩時間
39
距離
12.6 km
のぼり / くだり
260 / 2261 m

活動詳細

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去年から続けてきた西穂~奥穂縦走の集大成に、山猫先輩と年末縦走してきました。 今回は好天が2日しか持たないという予報だったので初日はロープウェイを使ってショートカット。ロープウェイを降りて少しあるくと先行の人間が引き返してくるのでなにかと思ったらトレースがありません。しかたないので膝下くらいのラッセル開始。でも10分くらい歩くと何故かトレースが出てきました。なんじゃこりゃ?です🤔 しかしまぁ、ありがたくトレースを使わせてもらいます。そのあとは、フル装備の我々が何故か先頭のままで西穂山荘まで1時間で到着。そこで装備をつけて、独標で12時。こりゃぁいいペースで西穂まで行けそうだと思ったら、その先の先行は1名様。それも何故か途中で引き返すということで、めでたく我々が先頭に立ちます。そりゃあイキがってトレースがなければいいなぁみたいなこともいいましたけど、まさか西穂まですらトレースが無いとか😅 一気にペースが落ちて、西穂到着は14時。 計画ではここで泊まりでしたがもちろん先へ進みます。が、西穂の下りは昨日までの雪が夏道に乗って、なかなかわかりづらく、結局ザイルを3回ほど出しました。場所によっては懸垂下降した先でラッセルに悪戦苦闘することもあり、一度は前進しようと雪を切り崩してたら表層雪崩が起きて足元から下が全部崩れ落ちてヒヤッとしました。そんなこんなで手間取っているうちに間ノ岳手前の小さなコルで16時半と日没が迫っていたこともあって切り上げることにしてビバーク。足が冷たくて、テンとへ転がり込んだときにはホッとしました。 2日目は奥穂まで抜けたかったので朝5時半 出発。前夜は足が冷たくて寝れなかったですが結構調子よく歩けます。まずは間ノ岳手前の登りでラッセル。間ノ岳を越した辺りで日が登って明るくなったので歩きやすくなりした。とはいえ、あちこち雪の吹きだまりがあって、結構消耗します。天狗の頭の下りではルートを外して一回ザイルを出しました。懸垂で時間を食ってしまい奥穂抜けれるかなぁ?と思いつつ歩いてたらいつの間にかジャンが見えはじめ時間も9時過ぎといいペース。こりゃぁなんとかなるなと見通しが明るくなって気が楽になります。ジャンの登りは相変わらずきつくてだらだらといつまでも続きますが、11時になんとか到着。奥穂を眺めると沢山の人。一方、来た道を振り返ってもこっちは後続が来る様子もなく、最後まで自分達でトレースをつけることが確定。ヤレヤレ😌 だけどもここまで先頭でトレースつけてきたのに、こっちのトレース使ってきた連中にトップを譲るのは腹立たしい。となるとこれはむしろ望んだ展開ってやつかもしれません。 ジャンの下りはスリングとカラビナを残置して下ります。ちょっとした岩場をクライムダウンで下り、ナイフリッジをこなし、その先の悪い箇所を懸垂。ここは懸垂支点さえ見つければこっちのもの。とはいえ、何度もザイルを出し入れするのには正直うんざりしました。 奥穂の登り返しは馬の背に雪庇が張り出していて、神経を使いました。というか、5月、11月と様子が違いすぎて、通過したことにも気づかず、あれよあれよという間に頂上へ。時刻は14時。朝から8時間半で抜けれたのはできすぎでしょう。二人ともヘトヘトでしたが、頂上は風が吹き付けて寒いので一息ついたらさっさと奥穂の小屋まで下りました。15時前に小屋について、さぁどうしようかと先輩と相談。今日中に涸沢岳西尾根から2400mテン場まで下れそうでしたが、結構足に来ていたので奥穂の小屋で泊まることにして入り口を掘り出しました。結構な重労働でしたが、中は広々として温かく、夜は快適に過ごせました。 3日目朝、6時に小屋を出ると辺りは銀世界。風もそこそこあって視界が効きづらい状態で歩き始めました。いまいちルートが判然としないなかを歩いていると、前方にヘッテンの明かりが見えて誰か下ってきます。泊まり装備を持たない軽荷の単独者でしたが、この天気で突っ込んでくるとは恐れ入ります。幸運を祈りつつ別れてこちらは涸沢岳を目指します。30分ほどで頂上へつきましたが、暗くて方向を間違え、あわや北穂のほうへ下るのを先輩の判断で軌道修正して無事、下山ルートの尾根に乗ります。この辺りの判断力はまだまだと感じました。下りは前日のトレースがないので慎重に行きます。 蒲田富士手前辺りで雪が増え、その先は雪庇も出ていてあまりリッジの側を歩きたくなかったのですが、リッジから離れるとハイマツの落とし穴にはまってにっちもさっちもいかなくなるので恐々リッジの側を歩きます。視界が悪いので吹き付ける雪で目がいたいですがゴーグルを外して下りました。ジャンクションピークまで来ると、漸く風も弱まってきて樹林帯で雪も吹き付けなくなり、正直ほっとしました。ここからは消化試合でしたが、一昨日からの疲れで足がおぼつかず、ヒヤリとする場面もあり。最後にはおまけで山猫先輩が⛏️を落とすハプニングもあって、一筋縄では終わらなかったわけですが、とわいえ、これで西穂~奥穂は一応ケリがついたので、来期は違うところを縦走します。

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 西穂山荘まで。最初はトレースが無かったのですが、途中からバッチリついてました。ウーン不思議。
西穂山荘まで。最初はトレースが無かったのですが、途中からバッチリついてました。ウーン不思議。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 稜線が見えてきました
稜線が見えてきました
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 西穂山荘で装備を装着。
西穂山荘で装備を装着。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 まずは独標まで。結構風があります
まずは独標まで。結構風があります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 天気は快晴です。
天気は快晴です。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 独標につきました。結構、消耗してます
独標につきました。結構、消耗してます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ハヘェ
ハヘェ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 西穂。アレ?トレースがないような?
西穂。アレ?トレースがないような?
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ハイ、先行1名様も撤退し、西穂までめでたく我々が先頭に。
ハイ、先行1名様も撤退し、西穂までめでたく我々が先頭に。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 クソーめんどくせぇ
クソーめんどくせぇ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ピラミッドピーク。西穂はまだまだ先。
ピラミッドピーク。西穂はまだまだ先。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 西穂まで最後の登り。
西穂まで最後の登り。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 14時過ぎに登頂。間ノ岳まで今日中にたどり着けるのか?
14時過ぎに登頂。間ノ岳まで今日中にたどり着けるのか?
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ぐあー先は長い。
ぐあー先は長い。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 西穂の下り。ユルーイ雪が表層に乗っていてオソロシイ
西穂の下り。ユルーイ雪が表層に乗っていてオソロシイ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 懸垂中。ピンぼけっす
懸垂中。ピンぼけっす
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 こっちは懸垂したあとラッセル。途中で表層雪崩が起きてヒヤヒヤ
こっちは懸垂したあとラッセル。途中で表層雪崩が起きてヒヤヒヤ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 土木工事中。ドハマリしてます
土木工事中。ドハマリしてます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 とはいえ泣き言を言っても始まりませんので前進します
とはいえ泣き言を言っても始まりませんので前進します
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 本日3度目の懸垂。これをおりたところで時間切れでビバーク
本日3度目の懸垂。これをおりたところで時間切れでビバーク
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 夕焼けが美しい
夕焼けが美しい
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 明日のために少しだけトレースを着けます
明日のために少しだけトレースを着けます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 日没。
日没。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 翌朝、未明に出発。
翌朝、未明に出発。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 暗い足元を慎重に歩きます
暗い足元を慎重に歩きます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 コワーイトラバース。雪を削りつつ慎重にクリア
コワーイトラバース。雪を削りつつ慎重にクリア
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 間ノ岳。日が登って明るくなってきます
間ノ岳。日が登って明るくなってきます
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 やっと間天のコル
やっと間天のコル
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 眼前には天狗の頭の登り。
眼前には天狗の頭の登り。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 休み休みで登ります
休み休みで登ります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 天狗の頭の下り。ここはクライムダウンで通過。
天狗の頭の下り。ここはクライムダウンで通過。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 この下りは、下降ポイントが見つからず、ザイルを出しました
この下りは、下降ポイントが見つからず、ザイルを出しました
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 眼前にはジャンの登り
眼前にはジャンの登り
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジャンの登りの途中で後ろを振り返る。後続の姿は無し。
ジャンの登りの途中で後ろを振り返る。後続の姿は無し。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 お疲れ様です
お疲れ様です
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 偽ジャンのピークは見えました
偽ジャンのピークは見えました
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 坪足を避け、岩場を登ります
坪足を避け、岩場を登ります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 やっとこジャンが見えました。
やっとこジャンが見えました。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 もうちょっとっすね
もうちょっとっすね
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ジャン登頂。
ジャン登頂。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 まだまだ気が抜けません
まだまだ気が抜けません
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 懸垂でジャンを下ります。カラビナとスリングを残置
懸垂でジャンを下ります。カラビナとスリングを残置
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 懸垂中
懸垂中
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ナイフリッジをクライムダウンで通過します。コワーイ
ナイフリッジをクライムダウンで通過します。コワーイ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 懸垂中。昨年11月に残置したカラビナはなくなってました。あんなくたびれたのでも持って帰る貧乏性な人がいるんですね。
懸垂中。昨年11月に残置したカラビナはなくなってました。あんなくたびれたのでも持って帰る貧乏性な人がいるんですね。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂まであとちょっと
奥穂まであとちょっと
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 これは何処だろうか。
これは何処だろうか。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 登頂。お疲れ様でした
登頂。お疲れ様でした
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 クタビレマシタわ
クタビレマシタわ
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 眺めを楽しんだら下ります
眺めを楽しんだら下ります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 奥穂の冬季小屋で泊まることに。広々として快適です
奥穂の冬季小屋で泊まることに。広々として快適です
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 3日目朝は荒れ模様
3日目朝は荒れ模様
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ひとばんお世話になりました
ひとばんお世話になりました
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 涸沢岳頂上で行き先確認
涸沢岳頂上で行き先確認
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 風雪のなかを下ります
風雪のなかを下ります
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 ルンゼを下る
ルンゼを下る
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 雪崩を起こさないよう、慎重に。
雪崩を起こさないよう、慎重に。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 蒲田富士のリッジ。軽くガスって辺りが見えません
蒲田富士のリッジ。軽くガスって辺りが見えません
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 風で雪が目に入って痛い。ウガー
風で雪が目に入って痛い。ウガー
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 樹林帯まで降りてひと安心。このあとは消化試合。
樹林帯まで降りてひと安心。このあとは消化試合。
槍ヶ岳・穂高岳・上高地 と思ったらセンパイがアレックス失くして軽く涙目。林道を歩く背中にも哀愁が漂ってます。
お疲れ様でした。
と思ったらセンパイがアレックス失くして軽く涙目。林道を歩く背中にも哀愁が漂ってます。 お疲れ様でした。

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