加賀禅定道→楽々新道 ロング周回

夜明け前 ヘッデンでスタート。 ここは 地元の(知人の知人)マタギさんからも熊がうじゃうじゃいると聞いているところなので、熊鈴２つ付け。 キョロキョロしながら「熊っこは いねぇがぁ～！」→「いないよねぇ～？」→藪がガサッ💦「人だぞぉ～！怖いぞぉ～！」「喰っちゃうぞぉ～！」と変化。 牛歩で進み、一里野リフト終点より高い高度になる頃、明るくなってホッと安心。 ここは 白山のルートの中でも(白峰側はゲートが閉まる)冬にもアクセスできるので よく冬にくる。 強ラッセル時はシカリ場までだったり、残雪期には 今や有名になった幻の滝“氷壺”を拝みに。 (冬に檜新宮道を上がるなら車は白山ホワイトロードの分岐点に停めることになる。車道はデブリで危険なときがあるのでスキー場からの方が無難) 夏道も とても歩きやすく、静かで私好みのお薦めルートです。 シカリ場で一里野からのルートと合流し、尾根道をアップダウンしながら行き、急登の“美女坂”を ぐっと頑張ったら 笹原の大地に出る。凍ってない滝はちょっと覗くだけでスルー。 天池上部のお気に入りの岩の上で 絶景付きの貸し切り喫茶店。 静かぁ～♪白山は 沢山の人だろうに、何で誰も来ないんだろうと思う。 さぁ どうする。引き返すか周回するか… 天池で 決めようと思っていた。 長いけど行こう‼(初めから行くつもりだったけどね。) 四塚、七倉まで素敵な縦走路を一人旅。 登りが辛くなったら足を止めて振り返る。Jの字に尾根が曲がっていて、歩いてきた道が全部見えるので 気持ちいい。 右手に春に歩いた釈迦岳から四塚に突き上げる道も見える。 四塚 分岐では大汝峰と室堂へ向かう道も。今回は左手の七倉山から滝を挟んだ反対側の長い尾根をおりる。 大汝と地獄谷を見下ろす所で、２回目のガスを出してお昼のラーメン。大汝から左に、あの長かった北縦走路がうねうねと。 今年は、白山の東西南北 ロングルートを全部したことになる、と初めて気がついた。 頑張ったなぁ～！ 気持ちいい下りルート。アルプスの石の下りは足裏の衝撃が強くて、3時間もすると激痛になる が、ここは土と枯れ葉がふわふわでとっても優しく 痛まない！ 高度を下げて、分岐を左に。(右の岩間新道は通行不可。ロープが張ってある) しばらくすると、小桜平避難小屋。とてもキレイ♪ 外のテーブルに3人の泊まり客がお昼の宴会中。フレンドリーにお話ししてくださって、お菓子を頂いた。今夜、満天の星空と月が楽しめますね！と、手を振ってお別れ。 この尾根、“楽々”とは名ばかり、楽じゃないけど！と皆さん声を揃えておっしゃいます。夏の登りは暑いと思うが、涼しい秋はとてもいい。 西から差し込む樹林越しのキラキラした光を受けて 下りる下りる。 登山道から工事道路を歩き、岩間の登山口に着いた。 だが、まだ終わってない！ 駐車場には沢山の車。ここから車道を延々と1.5時間、我が愛車まで戻らないといけないの。 しまった！朝、チャリをデポしておくんだった！15分くらいで帰れたのに… 長い道を(行きは熊が怖くて聞けなかった)iPodで音楽聞きながら ルンルン歩いたら 気分よく 程なくスタート地へ到着♪ お風呂は 車で5分ほどの“天領の湯” 露天がよいので ゆっくり入れます。 満足感たっぷりの周回 お疲れさまでした♪