泉ヶ岳・北泉ヶ岳(晴天:雪山の展望とブナの巨木を楽しむ)

2019.12.25(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 6
休憩時間
1 時間 9
距離
10.6 km
のぼり / くだり
912 / 897 m

活動詳細

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 今年最後の山歩きは泉ヶ岳から北泉ヶ岳の周回コースと決め、天気を窺っていました。YAMAPで知った「てんくら」の予報では、25日の午前中がB、正午あたりがAで、気温も高く、風もない、絶好のコンディションとなりました。「てんくら」は、山頂付近の予報も出してくれるため、山歩きをする人には欠かせない情報収集の手段になっていますね。  朝の8時に家を出て、泉ヶ岳が見える場所で何度か車を止め、写真を撮ります。山の上空には雲がありますが、次第に晴れてくるでしょう。泉ヶ岳大駐車場に着くと、止めてある車は10台弱しかありません。昨晩、4、5センチほど降ったようですが、スキーができる状況ではないようです。  今日は水神コースを歩き、泉ヶ岳山頂から北泉ヶ岳に向かい、三叉路からブナの原生林を歩いて北泉ヶ岳に至る予定です。北泉ヶ岳の山頂を踏んだら、三叉路、水神まで戻り、お別れ峠を経て駐車場に戻ってくることにします。いつも歩いている、勝手知ったるコースです。  水神までは雪も深くなく、4、5センチの新雪を踏みしめて歩きます。12月の空は、吸い込まれそうな深い青色です。ミズナラと赤松の林を過ぎ、坂道を歩いていくと、葉の落ちたカラマツ林に入りました。クマザサの緑が新鮮に映ります。50分ほどで水神に着き、ヒザ川の状況を確認して登山道に戻ります。ここから先は急な登りとなり、雪も十数センチの深さになってきました。今日は長靴で正解のようです。  大岩を過ぎ、膝下まで雪がある吹き溜まりを過ぎて、さいの河原に着きました。ここからの眺めは素晴らしく、蔵王連峰から面白山までが逆光に霞んでいます。視線を右手に移すと、遠くに朝日連峰が白く輝いています。さらに右手には、後白髪山、三峰山、船形山が大きく見えています。ここから山頂まではあと少しです。山頂にはひとりの男性がザックを下ろしていました。  山頂では休まず、北泉ヶ岳に向かいます。少し進んだところに、絶好の展望地があるのです。山頂部の雪は10数センチですが、踏み跡がしっかりついています。展望地からは、蔵王連峰、大東岳、面白山がはっきり見え、その後ろに飯豊連峰を確かめることができました。朝日連峰は、空に浮き上がるように迫り、船形山の山頂部の小屋も確認できます。正面に大きい北泉ヶ岳の右手には、翁山、神室連峰、栗駒山が見えています。ここで小休止。コーヒーを飲み、あんこやのどら焼きを食べてくつろぎます。  三叉路に向かう下りは雪が深く、数十センチもありました。長靴を履いていなければ歩行は難しく、登山靴には簡易アイゼンが必要です。ここからはブナとダケカンバが目立ってきます。泉ヶ岳にはブナが少ないのですが、北泉ヶ岳には小規模ながらブナの原生林が広がっています。  三叉路から北泉ヶ岳に向かうと、ミズナラとブナの巨木に出会えます。このあたりの雰囲気は最高です。しばらくブナと青空を楽しみながら登り、13時に北泉ヶ岳山頂に着きました。灌木が伸びたため眺めは得られず、わずかに神室連峰と栗駒山の姿を見ることができました。  山頂を踏んで、来た道を引き返します。三叉路から水神に向かい、右手に泉ヶ岳を見ながら下ります。空は青く、風もありません。雪と青、太陽のオレンジの光が美しく、このまま下山するのが勿体無い感じです。  水神からカラマツ林を抜け、お別れ峠まで進んで、ここから大駐車場に下っていきます。雪も少なくなり、濡れた落ち葉で滑らないように注意しながら登山口に戻りました。駐車場には、3台の車が残っていただけです。登山者がやけに少ないなと思っていましたが、そういえば、今日は平日でした。

船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 泉ヶ岳に向かう途中、芋沢から船形連峰を望みます。
泉ヶ岳に向かう途中、芋沢から船形連峰を望みます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 根白石から泉ヶ岳を見上げます。
根白石から泉ヶ岳を見上げます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 泉ヶ岳が大きく見えてきました。
泉ヶ岳が大きく見えてきました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 スキー場は開店休業です。雪が足りません。
スキー場は開店休業です。雪が足りません。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 今日は長靴で歩きます。
今日は長靴で歩きます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 仙台市の少年自然の家が新しくなりました。
仙台市の少年自然の家が新しくなりました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 まず熊谷家の住宅を見ていきましょう。
まず熊谷家の住宅を見ていきましょう。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 カラマツの道に入る頃には、積雪も多くなってきました。
カラマツの道に入る頃には、積雪も多くなってきました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 この道をもう少し行くと水神に着きます。
この道をもう少し行くと水神に着きます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 水神からは急な登りとなります。
水神からは急な登りとなります。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 水神の碑の脇を通って進みます。
水神の碑の脇を通って進みます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 急な登りが続きます。
急な登りが続きます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 大岩がどれかよく分かりません。
大岩がどれかよく分かりません。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 吹き溜まりでは膝下まで雪が積もっていました。
吹き溜まりでは膝下まで雪が積もっていました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 さいの河原に着きました。
さいの河原に着きました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 朝日連峰が白く浮かび上がっています。
朝日連峰が白く浮かび上がっています。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 蔵王連峰、大東岳、面白山。
蔵王連峰、大東岳、面白山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 後白髪山が大きい。
後白髪山が大きい。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 三峰山。
三峰山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 泉ヶ岳山頂。
泉ヶ岳山頂。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ここからの眺めが素晴らしい。後白髪山、三峰山、船形山と続きます。手前が北泉ヶ岳です。
ここからの眺めが素晴らしい。後白髪山、三峰山、船形山と続きます。手前が北泉ヶ岳です。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 大東岳(左)、面白山(右)。
大東岳(左)、面白山(右)。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 朝日連峰。大朝日岳が聳えます。
朝日連峰。大朝日岳が聳えます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 左手に以東岳も見えます。
左手に以東岳も見えます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 奥羽山脈と薬萊山(手前)。
奥羽山脈と薬萊山(手前)。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 船形山の避難小屋が黒く見えます。
船形山の避難小屋が黒く見えます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 三峰山。
三峰山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 後白髪山。
後白髪山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 青空が濃い。
青空が濃い。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 下って三叉路に向かいます。
下って三叉路に向かいます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ダケカンバの大木。
ダケカンバの大木。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ブナの樹間に北泉ヶ岳が見えます。
ブナの樹間に北泉ヶ岳が見えます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ブナが素晴らしい。
ブナが素晴らしい。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ミズナラの巨木。
ミズナラの巨木。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 ミズナラの巨木とブナの巨木。
ミズナラの巨木とブナの巨木。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 この鞍部のブナ林を歩くと癒されます。
この鞍部のブナ林を歩くと癒されます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 泉ヶ岳を下に見ます。
泉ヶ岳を下に見ます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 北泉ヶ岳山頂に着きました。
北泉ヶ岳山頂に着きました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 神室連峰。
神室連峰。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 栗駒山。
栗駒山。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 青空とブナ。
青空とブナ。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 水神に戻りました。
水神に戻りました。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 カラマツ林を歩きます。
カラマツ林を歩きます。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 「熊」。これを鳴らして入山するようです。
「熊」。これを鳴らして入山するようです。
船形山(御所山)・泉ヶ岳・蛇ヶ岳 駐車場に戻りました。雪はほとんど消えていました。
駐車場に戻りました。雪はほとんど消えていました。

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