活動データ
タイム
05:06
距離
10.6km
のぼり
912m
くだり
897m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今年最後の山歩きは泉ヶ岳から北泉ヶ岳の周回コースと決め、天気を窺っていました。YAMAPで知った「てんくら」の予報では、25日の午前中がB、正午あたりがAで、気温も高く、風もない、絶好のコンディションとなりました。「てんくら」は、山頂付近の予報も出してくれるため、山歩きをする人には欠かせない情報収集の手段になっていますね。 朝の8時に家を出て、泉ヶ岳が見える場所で何度か車を止め、写真を撮ります。山の上空には雲がありますが、次第に晴れてくるでしょう。泉ヶ岳大駐車場に着くと、止めてある車は10台弱しかありません。昨晩、4、5センチほど降ったようですが、スキーができる状況ではないようです。 今日は水神コースを歩き、泉ヶ岳山頂から北泉ヶ岳に向かい、三叉路からブナの原生林を歩いて北泉ヶ岳に至る予定です。北泉ヶ岳の山頂を踏んだら、三叉路、水神まで戻り、お別れ峠を経て駐車場に戻ってくることにします。いつも歩いている、勝手知ったるコースです。 水神までは雪も深くなく、4、5センチの新雪を踏みしめて歩きます。12月の空は、吸い込まれそうな深い青色です。ミズナラと赤松の林を過ぎ、坂道を歩いていくと、葉の落ちたカラマツ林に入りました。クマザサの緑が新鮮に映ります。50分ほどで水神に着き、ヒザ川の状況を確認して登山道に戻ります。ここから先は急な登りとなり、雪も十数センチの深さになってきました。今日は長靴で正解のようです。 大岩を過ぎ、膝下まで雪がある吹き溜まりを過ぎて、さいの河原に着きました。ここからの眺めは素晴らしく、蔵王連峰から面白山までが逆光に霞んでいます。視線を右手に移すと、遠くに朝日連峰が白く輝いています。さらに右手には、後白髪山、三峰山、船形山が大きく見えています。ここから山頂まではあと少しです。山頂にはひとりの男性がザックを下ろしていました。 山頂では休まず、北泉ヶ岳に向かいます。少し進んだところに、絶好の展望地があるのです。山頂部の雪は10数センチですが、踏み跡がしっかりついています。展望地からは、蔵王連峰、大東岳、面白山がはっきり見え、その後ろに飯豊連峰を確かめることができました。朝日連峰は、空に浮き上がるように迫り、船形山の山頂部の小屋も確認できます。正面に大きい北泉ヶ岳の右手には、翁山、神室連峰、栗駒山が見えています。ここで小休止。コーヒーを飲み、あんこやのどら焼きを食べてくつろぎます。 三叉路に向かう下りは雪が深く、数十センチもありました。長靴を履いていなければ歩行は難しく、登山靴には簡易アイゼンが必要です。ここからはブナとダケカンバが目立ってきます。泉ヶ岳にはブナが少ないのですが、北泉ヶ岳には小規模ながらブナの原生林が広がっています。 三叉路から北泉ヶ岳に向かうと、ミズナラとブナの巨木に出会えます。このあたりの雰囲気は最高です。しばらくブナと青空を楽しみながら登り、13時に北泉ヶ岳山頂に着きました。灌木が伸びたため眺めは得られず、わずかに神室連峰と栗駒山の姿を見ることができました。 山頂を踏んで、来た道を引き返します。三叉路から水神に向かい、右手に泉ヶ岳を見ながら下ります。空は青く、風もありません。雪と青、太陽のオレンジの光が美しく、このまま下山するのが勿体無い感じです。 水神からカラマツ林を抜け、お別れ峠まで進んで、ここから大駐車場に下っていきます。雪も少なくなり、濡れた落ち葉で滑らないように注意しながら登山口に戻りました。駐車場には、3台の車が残っていただけです。登山者がやけに少ないなと思っていましたが、そういえば、今日は平日でした。
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