宝剣岳サギダル尾根

1月に地元の仲間を連れて来ることになったので、下見を兼ねて宝剣岳へ。当初はテント設営後、西面のF沢に行く予定だった。 だがしかし… ヘッデンが無い… まさかのヘッデンを忘れるという痛恨の失態… F沢を詰めてテントに戻るのにはスムーズに行っても5ｰ6時間かかる。 テント設営にも時間がかかり、現在11時、日没は16:40。これは無理だ。 夜中は暴風雪予報なので突っ込むのはヤバすぎる。 仲間に詫びを入れて、サギダル〜宝剣の周回に変更。 まあ、気がついてよかった… 気を取り直して、千畳敷へ下降を開始。 千畳敷の鳥居裏の尾根へ向かって左側から取り付く。トレースは手前のピークを巻いて付いていたけど、短いルートなので、なるだけ末端から行くことに。心配していた積雪も十分で、雪の溜まっていそうなところを選び、軽くラッセルしながら尾根へ上がった。 尾根上も新雪が膝下ぐらいはあったので、新しいトレースをつけながら進んだ。やっぱり雪と戯れるのは楽しい♪ 上部の岩場で既存のトレースと合流。2ピッチロープを出してサギダルの頭へ。 宝剣岳への縦走でロープは出さなかったが、クライムダウンするところが悪かった。 慣れないメンバーいたら懸垂下降した方がいいかも。 夜は風速20ー25m/sの吹雪予報。出来る限りしっかりとテント設営した。夜中はゴーゴーと風が吹き付ける。雪もどんどんつもり、夜中に3回ほど雪かき。 過去最高にスリリングなテント泊だった。でも、これに慣れなきゃ、北アルプスの長期縦走とかは無理なんだよな。 翌日はF沢に行く予定だったが、ヘッデン以外にも食料忘れたりと散々。メンバーの体調も今ひとつだったので、下山することに。 登山始めて20年だけど、こんなに忘れ物をしたのは初めて… そんな中でも、雪山縦走楽しめたのは、一緒に登ってくれた仲間のおかげ。 たくさん迷惑かけてしまったけど、フォローしてもらって感謝してます。 計画の4割しか達成できなかったけど、学びと反省は多々。成長できた山行ではあった。失敗は繰り返さないのが大事。 そう自分に言い聞かせながら下山しましたとさw