冬枯れの奥秩父・飛龍山 

2019.12.15(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 15
休憩時間
40
距離
18.8 km
のぼり / くだり
1805 / 1792 m
1 49
31
1 2
22
14
19
53
29
1 19
15

活動詳細

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数年前からずっと気になっていた山が秩父にある。大洞山、別名は飛龍山。雲取山と竜喰山を結ぶ地点にあり、雲竜と飛龍で何と勇ましい山名、と存在だけは知っていた。 民家の脇から入山。しばらくは畑道を進み、獣害防止の鉄扉をくぐっていよいよ山歩きが始まる。冬枯れの季節、静かな山だ。ましてさほど知られた山でもないのだろう、行き交う登山者は殆どいない。見通しの良い樹間から冬の陽が差し込む。それを見ていると心なしぽかぽかしてくる。 急登をジグザグに進み高度を上げていく。まさにつづら折り。積み重なった無数の枯葉の絨毯が行く道をふさぐ。何だか嬉しくなって童心に帰った気分でラッセル。乾いた音が耳に心地いい。2時間程でサオウラ峠に到着。広々としていて休憩には丁度いい。 ここからしばらくは稜線歩きが続く。熊倉山を通過して前飛龍に向かう。露出した岩場を両手も使いながら登る。太もも、ハムストリングスが軋んで悲鳴を上げるきつい急登を経てたどり着いた前飛龍、そこは秩父全域が見渡せる絶景の眺望ポイントだった。富士山がこの日もよく見えた。 更に歩を進める。石楠花が両側を覆う岩がちな狭い登山道を縫うように進み、目的の飛龍山に到着。こちらは前飛龍とは違い眺望は良くない。飛龍山は2077mで雲取山の2017mよりも高いのだが、眺望が今一つという点がマイナーたる原因か。 まだこの先に雲取山へ向かう山道が続いているが、今日のところは引き返して復路はピストン。傾いていく西日を浴びた木々の影がくっきりと地面に縞模様を描いている。この時期の山は静かで、この日は陽気も穏やかな山日和だった。 [メモ] ・レイヤー 上:Tシャツ、ベース、ウインドストッパー付きフリース 下:冬用パンツ グローブ、ニットキャップ、ネックゲーター ・靴:モンベルタイオガブーツ ザック:アコンカグア ・道の駅たばやまに駐車。 ・ルート上に水場はないが、鉄扉の手前の農道に沢水を引いているホースがあり、おそらく飲める。(帰りは実際に飲んだ)

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