釈迦院の３,３３３段に挑戦

　暖冬で路面が凍結する心配はまだないので、どこかの山をと思ったが、ついつい行きそびれてしまっている日本一の石段に挑戦すべく美里町に向かった。 　スタート地点の石段の脇にある石盤の音声案内によると、石段に使用した石材は、国内各地に留まらず海外からも取り寄せているとのことであった。見ても分からないので、最初に説明を聞いていれば違う趣があったかも知れない。 　年に一度、白龍走なるタイムトライアルが催されているようだが、今回は時間を気にせずゆっくりじっくりと石段上りを楽しむことにした。3,333段、気の遠くなるような数であったが、時間をかけてゆっくり上ったのできつく感じなかった。 　石段を上り切った所には何もなく、そこから1km程進んだ所に釈迦院なる寺院があった。聞いた話では、前日にTVで紹介されていたようで、思っていたよりも石段の来訪客が多いと感じたのはその影響かも知れない。 　石段は百段毎に石碑が置かれて居たので、下りは一段ずつ数えたが、スレ違う方と交わす挨拶の影響か、何故か数え間違えてしまい７回も上り返すハメとなった。 　下り終わった時は若干膝が笑っている程度であったので、思っていたより下りの影響がなく少し拍子抜けであったが、翌日ふくらはぎが異常に痛くなった。１週間とまではいかないが、暫くの間、階段を下る際に痛みに苦しめられた。やはり、3,333段は恐るべしであったが、地元の方には１日に石段を何往復もされる方もいるらしく、感心させられるばかりだ。