小斉峠から深山へ

台風で被災した深山へ至る登山道・散策路を復旧して頂いたＮＰＯ法人「山元・あしたの響き」さんや「深山を愛する会」の有志の方に感謝してお出掛けです。今日は小斉峠から深山へ向かい、以前歩いた鹿狼山から閑居山まで亘理地塁山地を連絡します。 タイトル写真は影倉山（大森山）から蔵王に続く山並みを見たものです。深山の展望が良いことはよく知られていると思います。今日のルート中でも新城山から影倉山への林道、影倉山山頂、金津展望台、たかぶつ山手前と、何ヵ所か眺望の良い場所が有りました。 皆さんのレポを拝見すると、このルートは藪漕ぎとトゲトゲの木に悩まされるようなので剪定ハサミ、折りたたみノコギリ、鎌を腰袋に装備して出動しました。しかしながら、藪漕ぎしなければならない場所は限られていて、藪を分けてあるいは藪を手で払って歩けるところが大半でした。折角の道具持ちでしたので、小斉峠から金津展望台まで、目につくトゲトゲの木を切って行きました。 各ルートの状況は以下の通りです。 ◇小斉峠～新城山：笹藪は有りますが踏み跡が分からないほど濃くはありません。笹の葉を払いながら歩く感じです。新城山は展望がありません。 ◇新城山～影倉山：新城山から北側には尾根道と並行して林道が有りますので、そちらを歩いた方が景色も良く、歩きやすいです。但し、草の種がやたらにくっついてきます。影倉山の展望は素晴らしいです。 ◇影倉山～高瀬峠：正面に土砂採取場の斜面が見えますので斜面に対して左側に進路を取るように、杉の植林エリアの左端を歩いて行くと道間違いが無いと思います。高瀬峠は尾根道から右手に降り口がついてます。斜面を真っ直ぐ下りるのはちょっと危ないかも！ ◇大沢山付近：笹藪が一番濃い感じです。高瀬峠との中間点くらいに倒木があって分かりづらいところがありました。藪漕ぎしながら踏み跡を探すしかないです。大沢山は木に囲まれて展望はありません。山頂から先、馬船峠までは路が分からないほど笹が繁っているところはありません。 ◇馬船峠～深山：たかぶつ山が近くなってくると刈り払いがしっかり行われて歩き易くなります。金津展望台は蔵王連山が近く見えます。たかぶつ山手前にも展望が開ける場所が有ります。深山はお馴染みですので省略します。 ◇深山からの下山ルート：フェレさんのレポでお薦めルートの「ロープ道（通称）」を利用しました。YAMAPにはルート表示されません。国土地理院25000分の1の地図でたかぶつルートから南側二本目の破線ルートになります。たかぶつ山山頂を越えて500m位南下すると「東街道」の表示が有りますので其方へ進んで下さい。刈り払いがしっかりされた散策路を海を見ながら下れます。途中、通称の通り、２ヶ所にロープが設置された急坂が有りました。お薦めルートというのも納得できます。 結果、思っていたほど藪漕ぎしなければならないというわけではありませんでした。素晴らしい眺望を得られる場所が何ヵ所かあって良かったですよ(^_^)