半作嶺と三ツ森山 乙女の寝顔は気高くて

2019.12.07(土) 日帰り

山岳会の例会で半作嶺(はんさみね)と三ツ森山へ 関西百名山の1座となる半作嶺は和歌山のちぃ~と奥まった場所にあって、 日帰りするには重い腰があがらない 山岳会の方が関西百名山にチャレンジ中で、便乗参加する事にした♡ 半作峠北登山口から半作峠へ登り、半作嶺に行き 半作峠まで戻って三ツ森山ピストンをするコース 等高線を見ても最初の半作峠の登りまでしんどくて、 後は小さいアップダウンだけじゃな~い、と思っていた しかし、乙女の寝顔は手ごわかった 何故、乙女の寝顔かと言うと、離れた場所から半作嶺の稜線を見ると、 ちょうど「乙女の寝顔(横顔)」のように見え、半作嶺が鼻の部分になっている 登山口から峠まで薄暗い林相の中、所々に大きな岩が点在している 峠には2体のお地蔵さんが鎮座していてた 「紀伊続風土記」に半作嶺が載っていて、 半作嶺の山頂近くにミズメザクラの大木があったと記されている こんな山深い場所でも人の往来があったと思うと感慨深い 峠から半作嶺へ行く道にピンクテープや黄色のテープ、白もあった 林業関係者の方が使用するピンクテープもあるようで、たくさん目に付く 標識もあるが、しっかり地図を読んだ方かいい そう…しっかり地図を 木の根が張りめぐる斜面を登る 標識は左に進むようになっている所を直登して稜線に出た 地図も見ずに感覚だけで半作嶺は左と判断する 先頭を歩いていたリーダーがちゃんと正しい判断をしてくれたので、 間違って歩き進む事は無かったが、ピンクテープだけで判断した自分が嫌になった 一緒に歩いて頂いたメンバーの方は皆さんベテラン揃いで、 本当に一つ一つ学ばせて頂く事ばかりだ 低山ほど難しいと言われた通り、自分自身のおごりを痛感した 気持ちが凹みながら歩いていると、乙女の鼻が現れた 乙女の鼻はツンと高く、四つん這いになりながら登る 広くない山頂に着くと高尾山、入道山、法師山、大塔山が見渡せた しばらく談笑して引き返し、半作峠まで戻って三ツ森山へ 半作嶺より半作峠からの距離は倍ぐらい、細かいアップダウンが続く 三ツ森山に近づくにつれ、虎ロープが設置されている箇所が出てきた あれ~登って行くのに、何でここで激下りなん? トラバースもちょっと足場わるぅと悪態をつきながら通過 ここはハイキング感覚で来ちゃダメだわ・・・ 乙女の寝顔 キビシイ寝顔だった 三ツ森山山頂には大岩があってスリル満点 大岩の先っちょにぷるぷると震えながらと立つ お尻を擦りながら安全な場所に戻りホッとする さぁ来た道戻りましょう あ~あの場所登ったり降りたりするのねと気持ちがブルーになる この稜線は乙女の胸元あたりになるのかな? 乙女に「あんた達、私の顔を簡単には歩かせないわよ」と言われたようだった

この活動日記で通ったコース

半作峠-半作嶺 往復コース

  • 01:50
  • 2.4 km
  • 269 m
  • コース定数 6