白瀬峠～真の谷～頭蛇平～天ケ平～奥の平～テーブルランド～ボタンブチ～天狗花～御池岳

今日は御池岳へ真の谷を抜けて、土倉岳を経由しテーブルランドをゆっくりのんびりする予定で登山開始 ゲートから3kmくらいはたくさんのヒルが靴に這い上がってくる 今日は塩ふりかけとスプレーを靴に振りかけてるので靴についたヒルも自然と落ちてゆく 白瀬峠を抜けると真ノ谷へ向かう このルートは踏み跡も分かりにくくテープもほとんどないのでGPSを頼りにルートを見極めながら進んでいく さすがにマイナールートなだけのことはある。 もちろん誰にも出会わない 真ノ谷に入ると沢の上流付近は水が全くない そのまま沢を下っていくが、段々と水が増えてくるので中腹へトラバースするルートに切り替える 沢の水流のさわやかな音を聞きながら気分よく下っていくと、途中落石の音がひっきりなしに聞こえるようになる こんなコースに誰かいるのかと音の方向を見ると、50mほど右手下りの斜面を大型犬くらいのイノシシが3匹こっちの方向に向かってくるのが確認できた イノシシは凄い勢いで地面を掘りながら、その反動でかき分けられた石も勢いよく落下してゆく その光景を見た瞬間 「で でかい」「ヤバイ」「死ぬかも」と恐怖が頭を駆け抜けた 幸いにもあちら様御一行は私の存在に気付いてなかったので、ゆっくり急いで静かにその場を離れ100mくらい離れたところで振り返るとまだ土を掘りまくっていて気づかれてないので、なんとか御対面は避けれたようだった その後道らしい道がないまま進むと今度は前方が崩れてて全く進めなくなる 右手は沢までほぼ崖になってて左手は急斜面、戻るにもさっきのイノシシがいるのではと八方ふさがり気味 地図を出して進めそうなルートを探すと 左手は急斜面だが進めない斜面でもなく 緩やかな尾根に続いているのでそこのルートを抜けて登山ルート頭蛇平へ合流した ここで昼飯を食べた後登るのも 下山するのも中途半端な時間。ここから御池岳山頂をめざす 白瀬峠を越えた先で今度は前の方から大きな鳴き声が聞こえる そこには10匹くらいの猿が木を揺らして栗を落としている 自然ならではの光景だ 御池岳までは暗くてルートも分かりづらいとこが続く GPSをたよりに方向の確認、補正をしながら進んでいき御池岳テーブルに到着 頂上には向かわずそのままテーブルランドを周遊 雰囲気はイブネを思わせる広大な平地が広がっていて見晴らしは素晴らしかった 本当はゆっくりしていたいが、時間が厳しいので 14時過ぎに山頂を経由してそのまま下山、弾丸気味の登山となってしまった 今度はゆっくりと周りたい。後から他のルートを探すと、白瀬から真の谷に下りたあと、テーブルランドに直登できそうなので、次はこのコースで行ってみようと思う