活動データ
タイム
06:27
距離
8.3km
のぼり
818m
くだり
818m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るジャカルタに来て一月半が過ぎた。10月初めはグデ山やパングランゴへの登山道、と2週連続で出だしは良かったが、10月末に熱を出してから体調が安定せず、11月初旬の「歩く会」ラグナン動物園以来すっかり活動が途絶えてしまった。先週末にやっと回復し、「グヌン(山)会」のパパンダヤン山行に参加させていただきました。 パパンダヤン山はジャカルタからは南東の街バンドン市、更に南東のガルット市の先に位置する活火山。道のりは約250㎞で車で約5時間くらい。今回の参加者は9名。4台の車に分乗し現地で集合した。朝3時半頃ジャカルタ出発で現地の駐車場着は8時半くらい。駐車場からのパパンダヤンの切り立った崖と火口の噴煙という良い景色、さらに(予想外の)晴天にテンションがあがる。トイレなどをすまし9時出発。現地のベテランガイドに引き連れられ快適に進む。快適ではあったが今月に入ってほとんどまともな運動をしていないために脚力不足を感じながら歩く。 山行前半は観光的見どころが多かった。ガイドについていくと、噴煙(というか蒸気?)のために硫黄で黄色く変色した岩場を通った。この黄色と蒸気の白と青空の色のコントラストがなかなかフォトジェニック。しかしガンガン硫黄臭い蒸気が立ち込めており、これはまさに危険な香り。日本だったら絶対立ち入り禁止だよねぇ…皆一様にそう思っていたはずだ。そこを経由してメインルートに合流。意外とキツイ階段を登る。登った先で小休憩。ここは立ち枯れた木々のある平原が現れ一気に雰囲気が変わった。なんでも2004年の噴火の際に火山泥流(ラハール)が通った跡だそうだ。 この平原を抜けて「立ち入り厳禁」の看板に出くわす、ここでガイドが私有地なので本当は入ってはいけないが、自分は長いことガイドをやってるから入ることができる、というような説明をしていた。ここから少し急坂になり、坂を抜けると一気に平原が開ける。ここはテガル・アルンアルン。エーデルワイスが一面に広がる平原だ。花の季節は過ぎてしまったが、7月くらいはいいんだろうなぁ。この平原でお昼休憩。バーナーと水持参の参加者の方にカップ麺用のお湯と、人数分のコーヒーを提供いただきました。 休憩の後はエーデルワイス平原の中を歩くが、途中から黒焦げの立ち枯れの木々の中へ。3年前の山火事で平原の広範囲の部分が焼けてしまったのだそう。インドネシアでは結構山火事があるらしい。平原を抜け少し下ってから、いよいよ山頂へ向けての登りとなる。標高は2500m近いが普通に草が生い茂っているのが熱帯を感じさせる。関東付近の山なら森林限界くらいの高度なのだが。一気に急登を抜けたところで、好眺望のご褒美。ここから先は草藪の中をガイドが鉈で道を切り開いて進む感じ…。そして山頂へ!パパンダヤン山、2622m!木々に囲まれ眺望は無し!参加者の中にはビールを持ってきた方もおり(僕も)山頂ビールや写真撮影を楽しんだ。 下りはそのまま来た方向とは反対側の尾根急下りルート。この下りルートは引き続き野性味というかジャングル感のあふれる道。この道は左側が崖になっていて時折良い景色を見ることができた。藪と木々の中を延々と下り麓の公園にたどり着く。そして無事に駐車場へ到着。 駐車場の近くにある温水プールで汗を流した。この水恐らく山を流れる温泉の川から引いてきているのだろう、妙に酸っぱい味がした。軽く硫酸??体がピリピリする症状を訴える人も。 帰路にはメンバーと途中のレストランで夕食の予定だったけど、渋滞とかで到着が遅れそうだったので一台別行動で途中のインドネシア料理のレストランによって淡水魚の素揚げを頂きました。辛かったけどおいしかった。長~い帰り道は同乗者といろいろとお話をしながら日が変わる前に無事にジャカルタ着。 移動距離8kmで累計登りは1000mくらいだったけど、結構キツかったなぁ。でも見どころも多くインドネシア独特の山道を歩くことができ満足一杯の山行だった。山行を企画してくださったリーダーさん、参加者の皆さん、ありがとうございました、楽しかった!
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