【立山】幸運続きの今シーズン初雪山

2019.11.23(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 37
休憩時間
26
距離
5.3 km
のぼり / くだり
624 / 626 m
58
46
26
31

活動詳細

すべて見る

《アプローチ》 自動車:1時間25分(金沢-立山駅) 《登山コース》 10:41室堂-11:42/11:47一ノ越-12:40/13:13雄山(食事)-13:45一ノ越-14:18室堂 《歩行時間》 登り=1時間54分(室堂-雄山)、下り=1時間5分(雄山-室堂) 前日に天気予報を見て、明日、山に行こうと決めた。冬の北陸では晴天の週末は貴重である。どこに登ろうか思案しながらYAMAPを見ていたら、真っ白に冠雪した立山の写真が目に飛び込んできた。これで決まり。ソロだからリスクの高い山は避けなければならない。雄山(標高3,003m)までなら危険は少ないし、たくさんの人が登っているはずだ。 朝、あたふたと登山の準備をし、午前7時に自宅を出発。8時25分に立山駅に到着し、切符売り場の列に15分ほど並ぶ。購入できたのは9時30分発の乗車券。その際、帰りの最終便が午後3時30分発であることを念押しされる。あまりゆっくりする時間はなさそうだ。 立山ケーブルカーと高原バスを乗り継ぎ、10時30分に室堂に到着。抜けるような青空。目が痛いほどの陽光。立山が白く輝いている。こんな日に山に登れるなんて幸運としか言いようがない。ストックにスノーバスケットを取り付け、登山靴にアイゼンを装着する。10時41分、雄山を目指し室堂を歩き始める。 多くの登山者やBCスキーヤーのトレースがついていて、迷うことはない。室堂付近の雪質は緩かったが、一ノ越に近づくにつれ締まって歩きやすくなった。1時間ほどで一ノ越に到着。5分だけ休憩を取り、雄山への急坂にとりつく。高度が上がるにつれ、風が強くなる。勾配もきつく、太腿と脹脛がパンパンに張った。強風と自分の息遣いで携帯スピーカーの音楽が聴こえない。 午後0時40分、雄山に到達する。青と白の美しい世界。期待どおり、いや期待以上の雄大な眺望が広がっている。ただ後立山連峰にも穂高連峰にも雲がかかっていて、見えない頂が多い。立山を選んだのも幸運だった。鳥居をくぐり、最高地点の雄山神社峰本社に上がる。黒御影石の標石は雪の下。大日岳〜剱岳〜後立山連峰の大パノラマに目を奪われる。 山頂は寒く、強風が吹き荒れている。社務所の軒下に陣取り、暖かい紅茶とパンで食事をする。大汝山まで足を伸ばす時間はなさそうなので、このまま来た道を戻る。ストックを片づけ、下山はピッケルを使用する。 快調なペースで一気に下山する。何と1時間余りで室堂に着いた。2時30分発の高原バスに滑り込み、美女平で立山ケーブルカーに乗り換える。立山駅から車で富山県道6号線を北上する途中、車窓から剱岳の山肌が夕日に赤く染まるのが見えた。アーベントロートまで拝めるとは、何から何までラッキーな山行となった。 下山後に知ったのだが、雄山の山頂近くで滑落死亡事故があった。正午頃、大汝山に向かう途中で約400m下に滑落し、頭を強く打ち死亡されたという。室堂から雄山までの間にアイゼンが効かないほど凍結した場所はなかったが、その先の登山道の状態はわからない。改めて雪山の怖さを思い知らされた。亡くなられた方のご冥福をお祈りしたい。

立山・雄山・浄土山 こんな日は山に登るしかない!
こんな日は山に登るしかない!
立山・雄山・浄土山 切符売り場に約15分並んで乗車券を購入。
切符売り場に約15分並んで乗車券を購入。
立山・雄山・浄土山 9:30発のケーブルカーに乗る。
9:30発のケーブルカーに乗る。
立山・雄山・浄土山 大日岳(高原バスの車窓から)。
大日岳(高原バスの車窓から)。
立山・雄山・浄土山 剱岳(同)。
剱岳(同)。
立山・雄山・浄土山 室堂に到着(同)。
室堂に到着(同)。
立山・雄山・浄土山 雪山登山の装備をして室堂を出発。
雪山登山の装備をして室堂を出発。
立山・雄山・浄土山 室堂平の案内板。
室堂平の案内板。
立山・雄山・浄土山 眼前に立山がドーン!
眼前に立山がドーン!
立山・雄山・浄土山 立山が近づいてくる。ワクワク。
立山が近づいてくる。ワクワク。
立山・雄山・浄土山 別山。
別山。
立山・雄山・浄土山 真砂岳。
真砂岳。
立山・雄山・浄土山 勾配が急になる。
勾配が急になる。
立山・雄山・浄土山 雄山直下から立山三峰を見上げる。
雄山直下から立山三峰を見上げる。
立山・雄山・浄土山 振り返れば大日岳。
振り返れば大日岳。
立山・雄山・浄土山 祓堂。
祓堂。
立山・雄山・浄土山 アイゼンが気持ちよく効く。
アイゼンが気持ちよく効く。
立山・雄山・浄土山 一ノ越山荘が見えてきた。
一ノ越山荘が見えてきた。
立山・雄山・浄土山 もうすぐ。
もうすぐ。
立山・雄山・浄土山 大日岳。その背後に富山湾。
大日岳。その背後に富山湾。
立山・雄山・浄土山 一ノ越山荘に到着。
一ノ越山荘に到着。
立山・雄山・浄土山 龍王岳。
龍王岳。
立山・雄山・浄土山 穂高連峰~乗鞍岳~御嶽山方面。渓谷に吸い込まれそう。
穂高連峰~乗鞍岳~御嶽山方面。渓谷に吸い込まれそう。
立山・雄山・浄土山 龍王岳を背景に。
龍王岳を背景に。
立山・雄山・浄土山 雄山への急坂に取りつく。
雄山への急坂に取りつく。
立山・雄山・浄土山 龍王岳と一ノ越山荘。
龍王岳と一ノ越山荘。
立山・雄山・浄土山 二ノ越。
二ノ越。
立山・雄山・浄土山 2ヶ月半前に同じ構図で写真を撮っていた(笑。
2ヶ月半前に同じ構図で写真を撮っていた(笑。
立山・雄山・浄土山 龍王岳と五色ヶ原。
龍王岳と五色ヶ原。
立山・雄山・浄土山 雲が多い。
雲が多い。
立山・雄山・浄土山 三ノ越から山頂の社務所を見上げる。
三ノ越から山頂の社務所を見上げる。
立山・雄山・浄土山 赤ペンキのマーキングとトレースに沿って登る。
赤ペンキのマーキングとトレースに沿って登る。
立山・雄山・浄土山 雄山山頂の三角点と方位盤。
雄山山頂の三角点と方位盤。
立山・雄山・浄土山 雄山神社の社務所。
雄山神社の社務所。
立山・雄山・浄土山 風が強くて笑顔がつくれない。
風が強くて笑顔がつくれない。
立山・雄山・浄土山 剱岳。
剱岳。
立山・雄山・浄土山 最高地点にある雄山神社峰本社。
最高地点にある雄山神社峰本社。
立山・雄山・浄土山 峰本社から社務所を見下ろす。
峰本社から社務所を見下ろす。
立山・雄山・浄土山 後立山連峰方面も雲が多め。
後立山連峰方面も雲が多め。
立山・雄山・浄土山 大日岳~剱岳~別山~大汝山~後立山連峰のパノラマ。
大日岳~剱岳~別山~大汝山~後立山連峰のパノラマ。
立山・雄山・浄土山 紅茶とパンで腹ごしらえ。
紅茶とパンで腹ごしらえ。
立山・雄山・浄土山 後立山ブラザーズを眺めながらひと息。
後立山ブラザーズを眺めながらひと息。
立山・雄山・浄土山 方位盤。
方位盤。
立山・雄山・浄土山 龍王岳の右後方に白山。
龍王岳の右後方に白山。
立山・雄山・浄土山 よく見ると、槍ヶ岳の穂先が雲から突き出ている。
よく見ると、槍ヶ岳の穂先が雲から突き出ている。
立山・雄山・浄土山 富山湾から能登半島まで遠望できる。
富山湾から能登半島まで遠望できる。
立山・雄山・浄土山 一ノ越山荘が見えてきた。
一ノ越山荘が見えてきた。
立山・雄山・浄土山 休憩せず一気に室堂へ。
休憩せず一気に室堂へ。
立山・雄山・浄土山 立山室堂山荘と別山。
立山室堂山荘と別山。
立山・雄山・浄土山 浄土山。
浄土山。
立山・雄山・浄土山 室堂ターミナルが近づいてきた。
室堂ターミナルが近づいてきた。
立山・雄山・浄土山 立山を背景に自撮り。
立山を背景に自撮り。
立山・雄山・浄土山 広角レンズをつけて自撮り。
広角レンズをつけて自撮り。
立山・雄山・浄土山 室堂に帰還。木柱が邪魔(笑。
室堂に帰還。木柱が邪魔(笑。
立山・雄山・浄土山 美女平でケーブルカーに乗り換え。
美女平でケーブルカーに乗り換え。
立山・雄山・浄土山 立山駅の背後に紅葉の大辻山。
立山駅の背後に紅葉の大辻山。
立山・雄山・浄土山 剱岳のアーベントロート 。
剱岳のアーベントロート 。
立山・雄山・浄土山 帰宅後にらーめん世界へ。
帰宅後にらーめん世界へ。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。