弥彦山表参道ピストン

2019.11.23(土) 日帰り Niigata
ジロー
ジロー

活動データ

タイム

01:54

距離

5.3km

上り

649m

下り

795m

チェックポイント

活動詳細

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先週の膝裏痛は軽い肉離れでした。 80km程度でそんなバカなと思ったのですが、恐らく原因は完治していない右足の捻挫を庇うあまり、反対の足に過度の負荷がかかったのだと思います。 それと怪我ばかりするので、原因を探っていたら、着地の衝撃を吸収し切れていない走り方にあるのではと思い、フォアフット気味にフォームを少し変えたのですが、それが結果として不慣れな筋肉を酷使することに繋がり、筋肉痛からの肉離れを引き起こしたのだと考察してみました。 幸い軽度の肉離れなのですが、あのまま走り続けていたら危なかったです。幸運の女神のお陰です。感謝。 さて、そんな肉離れで、完治まで1ヶ月くらい掛かると思っていたら、3日くらいで痛みが治りました。早っ(笑) でも怪我はここからが大事で、回復期に無理は禁物。でも、治りかけに適度な刺激を入れると回復が早くなるという話もあって(←どっちやねん!)弥彦くらいなら大丈夫だろうと思い、いざ弥彦。 登りは心拍を上げつつ、下りはゆるりと。 挨拶を交わしたり、何人かの知り合いに会ったりして、多幸感に包まれるのが弥彦山。ホント、素晴らしい山です。 下山中の展望台で一緒になった方と世間話をしていたのですが、そのご婦人が笑いながら「この前、ヘマしちゃったのよ。◯◯山に行った時にね」と言うので、「あ、そこ遭難事故のあった所ですよ。気を付けて下さいね〜」なんて相槌ちを打ったら「それ、私なの」と言われ、腰を抜かしました。 遭難騒ぎを起こした張本人となると世をはばかられると思うのですが、屈託なく笑って話すので、拍子抜けというか、むしろ共感を覚えました。明日は我が身と思っているからか?笑 その遭難事故は行方不明になって捜索するも見つからず、翌日に発見されヘリでの救出劇で新聞にも載った山岳事故。 なぜ遭難したかというと、山友達から◯◯山に一緒に行こうと急に言われ、時間となかったので、あまり調べずに入山したら下山中に道に迷ったと言います。 人のあまり入らない低山、藪山での遭難事故でした。 登山道を見失い、藪を彷徨うと、うっかり5〜6m下の沢に滑落。大きな岩の間に挟まり滑落停止したので、大事には至らず大きな怪我がなかったのが幸いでした。 そこで進退極まったのですが、沢登りの経験もあったので、水を全身に被りながらも登り返して、藪を彷徨った際に見つけていた洞穴でビバーク。 翌週の燕岳に備えフル装備だったことも幸運だったようです。 家族には「ここでビバークするから大丈夫」と連絡を入れたのですが、悔やまれるのは一緒に行った山友達の電話番号を知らなかったこと。連絡さえ取れればすぐに助けに来てもらえたかもしれません。 一晩夜を明かし、翌朝には自ら110番通報をしてヘリで救出されたそうです。 ヘリが来てくれたのは良いのですが、中々見つけてもらえなくて大変だったと言っていました。 たまたまザックが新調したばかりの赤色だったので、ザックを両手で持ち上げてようやく見つけてもらったそうですが、樹林帯での遭難だと大変ですね。 話を聞けばその方は登山経験50年の大ベテラン。 国内はもちろんのこと、スイス、ニュージーランド、ドイツなど海外登山の経験もあるといいます。 「ビバークにすることになったけど全然怖くなかった」という言葉が強く印象に残ったのですが、これは50年の登山経験の為せる技なのでしょう。普通は冷静にビバークするなんて家族に電話できるものではありません。 恐らく助かった大きな要因はこのように、パニックに陥らず冷静に判断して体力を温存できたことにあると思います。 落ちた沢を5〜6m登り返えせると判断した技量もすごい。 でもそこにいたら腰まで水に浸かったままだったと言いますから、低体温症で絶命を迎えるよりは賢明な判断です。 遭難からの生還は体力より精神力がモノを言いいます。 それと悲観的なのはダメ。 そのご婦人、遭難後は流石に自粛をしたそうですが、2週間と我慢できずに登りに行ったという話を笑って話してくれました。 その行為には賛否あると思いますが、個人的にはそうこなくっちゃと思います(笑) 家族、親戚皆に反対されたのですが、旦那さんだけが「お前から山を取ったら何も残らないから好きにしろ」と送り出してくれたそうです。 山登りばかりするババアだから、旦那さんからはヤマンバと呼ばれているそうです。だから、山を取ったら単なるババアになっちゃうからつまんないと旦那さん。 遭難騒ぎを起こした事件については、姥捨失敗と笑ってくれたそうです。 最悪の事態でも笑い飛ばせるメンタリティが逞しく生き抜く秘訣なのだと思います。

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