HENTAI KINGと行く鈴鹿横断登山(バリエーションルート)

2019.11.19(火) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 42
休憩時間
1 時間 38
距離
18.5 km
のぼり / くだり
1806 / 1765 m
1 48
1 9
32
49
15
12
15
6
18
14
9
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活動詳細

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11月某日、LINEがなりました。 「久しぶりに一緒に登りませんか?鈴鹿に面白いルートがあるので行きましょう!」 shigezoからです。 shigezoさんとは、日帰りでゼロ富士を達成したり、日帰りでジャンダルムを周回したり、南アルプスの登山道のない山を夜中から歩くHENTAIさんです。 私は尊敬の念を込めて「HENTAI KING」と呼ばしてもらっているのですが、最近は、HENTAIに磨きがかかってきて「アブノーマル登山家」と名付けられています。私も、この名前には納得です(笑笑) shigezoさんからの山行ルートは、こんな感じです。 滋賀県側から登山道のない電波塔管理道から入り、イハイガ岳を目指し、その後雨乞岳に登頂し、イブネ・クラシを抜け中峠を越えて、朝明(あさか)渓谷に下る。 滋賀県から三重県に鈴鹿山脈を横断する総距離20キロのバリエーションルートです。 今回の山行は非常に危険ですので、おススメはできません。 リボンも何もない箇所も多数、急な尾根を登ったり下ったりです。 あと、長文になります。ご了承ください。 ◇ 朝明(あさか)渓谷に集合からの。。。 ◇ 朝4時、あさか渓谷駐車場に集合、車を1台デポしスタート地点の滋賀県のポイントに向かいます。山を巻くので、40キロ1時間くらいの道のりを向かいます。 車の中で、久しぶりに会ったKINGと夏に登ったそれぞれの山について盛り上がりました。 「ゼロ富士、日帰りおめでとうございます。というか、23時間も寝ずに85キロも歩くってHENTAIの極みですね(笑笑)」 「ワンスターさん、クマと添寝してどんな気分でしたか?クマと添寝するなんてHENTAIですね。」 お互い、今シーズンの夏の山行をけなし合います(笑笑) そして、5時15分滋賀のポイント到着です。 ◇ 登り始めは、登山道ではない ◇ スタートポイントは、登山道ではありません。 電波塔の管理道で、最初は歩けるのですが途中から、真っ暗の中、尾根を登ります。そして、尾根の上に出て現在地をチェック。 KINGに正しい地図の読み方を教えてもらいます。 今日はこの尾根を進んで、イハイガ岳に登頂しその後雨乞岳に向かいますと説明を受けました。事前に山行予定をもらっていたので確認で教えてくれたのですが、私は普通に歩ける登山道があるものだと思って本日に至りました。 尾根からは、林業をされてる人の道を進み途中から尾根を登って行きます。 登っていくと途中から、どこを向いても木が邪魔で進めません。 「KING 木が邪魔で進めないですよ。」 「あたりまえですよ。だって登山道じゃないですから、木をかき分けて進むんです。これが登山です。(ニヤリ)」(名言①) 私は、心の中で、「聞いてないよ。。。」 バリエーションとは聞いていたので、ある程度覚悟していましたが、道も無い尾根を進むとは過酷です。 しかし、KINGは嬉しそうに木をかき分けてゴリゴリ進んでいます。 途中で、地図と大きな山を目印にイハイガ岳に進みます。 ◇ やばすぎるイハイガ岳 ◇ そして、本日の核心部 イハイガ岳山頂直前のガレ尾根 本日のてんくらは「C」 雨予報では、無かったですが、強風です。 ガレ尾根の手前で、 「ワンスターさん、先に登ってもらっていいですよ。」 KINGは、本日一番の笑顔です。かなりニヤついています。 私はガレ場を少し登り、ボロボロ崩れてくる岩だと気づきます。 しかも、足場もほとんどありません。強風で身体が振られます。 一歩間違えば、滑落です。 途中で、登頂のイメージがわかなかったので、KINGに先頭を変わってもらい登ります。 7メートルほど登ったところで、強風で身体を振られて登り切れるイメージがありません。しかし、前を進むKINGは、ガレ場の岩を多少落としながら進んでいます。 途中、岩場をトラバースするポイントです。 足場もほとんどなく岩も崩れます。 かなりの強風と前日の雨の影響で岩がもろくなっています。 KINGも滑落寸前で進んでいます。 この悪い足場で、ロープも無く進めるイメージがわかなかったので、KINGに巻き道で行きましょうと提言します。 KINGも、7メートル先のガレ落ちそうな岩場から了承。 ガレ場の最下点まで戻ります。 今回の岩場は、私の中で最難関です。 北鎌やジャンダルムの比ではないです。 KINGも前回は登れたらしいですが、今回は岩が予想以上に崩れたと言っていました。 小鹿のように震えたガレた岩場をトラバースして、尾根によじ登りイハイガ岳山頂到着です。 ◇ イハイガ岳から雨乞岳も、かなり過酷 ◇ イハイガ岳は、綿向山から進んで登頂するルートがあるらしく、今回はココから雨乞岳まで、そのルートを進みます。 KINGいわく、一般の登山道らしいですが、細い尾根を下ったり登ったりするルートで、普通の登山道ではありません。 たぶんほとんど人が通らないルートです。 反対から誰かくればどこかで待たなければ、危険です。 「この先を進むと、清水の頭というポイントに着きます。 ここがテン泊には良さそうな場所なんですよ。」 とKINGが言っていたポイントに着きます。 ここは山頂がひらけて鈴鹿の山々が一望できます。 しかし、本日は強風。立っているのがやっとの状況です。 ここでテン泊したら、テントが飛ぶわ!と思いながら、 この人はテン泊も過酷でないと満足しないのか?とHENTAI度合いを確認することができました。 清水の頭から、南雨乞岳に登頂し、雨乞岳に向かいます。 まわりはガスで展望ゼロ。 しかも、ヤブ漕ぎの道です。 やぶでズボンが濡れるので、レインを装着。 どんどん進みます。 ここでKINGから、 「ワンスターさんは、まだホントのやぶ漕ぎを知らない。 ホントのやぶ漕ぎっていうのは、足元に踏み跡がない場所を進むことがやぶ漕ぎって言うんですよ!」(名言②) 満面の笑みです。 先程まで、普通の登山道は面白くないとしょんぼりしていたKINGのテンションが一気にあがります。 私は、心の中で「やぶ漕ぎの何が楽しいの?」 って思いましたが、満面の笑みに何も言えず、「そうなんですね。」 としか、答えることができませんでした。 流石、HENTAI KING です。 KINGいわく、やぶ漕ぎは、ヤブを倒して進むからやぶ漕ぎらしいです。 理解不可能なHENTAI発言です。 そして、ホントに踏み跡の無いヤブをかき分けて、雨乞岳到着です。 ガスと強風で、何も見えず寒いです。 私はあまりにやぶ漕ぎが過酷すぎて、疲労で黙っていましたが、 KINGは、「最後のやぶ漕ぎ楽しかったですね!?」 と嬉しそうに話しています。 もう理解不可能ですが、あいづちで。。。はい。 ◇ 雨乞岳からイブネ・クラシ ◇ 雨乞岳から、杉峠までは、急な下りです。 本日は、昨日の雨の影響で、地面がすごく滑ります。 神経を使いながら、杉峠到着。 イブネに向かいます。 イブネ到着からクラシに行きました。 クラシは、展望ゼロで、札があるだけ。。。 北尾根から、中峠に向かいます。 ◇ クラシ北尾根 バリエーション ◇ クラシの北尾根も、かなりのルートです。 小ピークを昇り降りし、細いルートを進みます。 そして、「お金峠」から沢に下り、下り終わって「中峠」まで、また登ります。 朝から、やばいルートばかりで、かなり疲労しています。 想像以上にしんどいです。 はやく、中峠に着きたいと、心の中で思いながら歩きました。 そして、中峠 到着。 ◇ やっと普通の登山道 ◇ ここからは、下るだけの普通の登山道です。 「KING、疲れていないですか?」 「今日のルートは少し疲れました。」 良かったです、朝からほぼ9時間歩きっぱなしです。 もし楽勝と言われていたら、今後足を引っ張るので、お断わりしないといけないところでした。 下山しながら、KINGから 「ワンスターさんがいて良かったです。 なかなかこのルート一緒に行ける人がいなかったんですよ。」(笑顔) いやいや、東海地区には、バケモノがたくさんいるでしょ。 私は、もっとやさしいルートでいいですよ。 と思いながら聞いていました。 そんなバカ話をしながら、無事16時前に下山です。 今回のルートは、かなり過酷です。 バリエーションルートなので標準タイムは無いですが、約20キロの尾根道を進みます。 もし歩かれる場合、自己責任でお願いします。 今回の日記、かなりの長文になりました。 長々とお付き合いありがとうございました。

綿向山 今回の山行は、HENTAI KINGことshigezoさんのスペシャル企画です。
今回の山行は、HENTAI KINGことshigezoさんのスペシャル企画です。
綿向山 夜明け前から、登山道の無い尾根を登ります。
夜明け前から、登山道の無い尾根を登ります。
綿向山 ようやく夜明けです。
ようやく夜明けです。
綿向山 地図で現在地を確認し進みます。
地図で現在地を確認し進みます。
綿向山 登山道は、無く尾根を進みます。
登山道は、無く尾根を進みます。
綿向山 この辺りは、木をかき分けて進みます。途中で名言①を発するshigezoさんです。
この辺りは、木をかき分けて進みます。途中で名言①を発するshigezoさんです。
綿向山 ニヤニヤしながら、尾根を進みます。
ニヤニヤしながら、尾根を進みます。
綿向山 このあと、目の前の尾根を縦走予定です。
このあと、目の前の尾根を縦走予定です。
綿向山 今回のメインイベントが見えてきました。
今回のメインイベントが見えてきました。
綿向山 今回の核心部「イハイガ岳」のガレ尾根です。
今回の核心部「イハイガ岳」のガレ尾根です。
綿向山 先に私が向かいます。
先に私が向かいます。
綿向山 おそらく後ろでニヤニヤしながら、見ていたのでしょう。
おそらく後ろでニヤニヤしながら、見ていたのでしょう。
綿向山 これ登れるの?って感じでした。
これ登れるの?って感じでした。
綿向山 行けるのか?イメージが湧きません。
行けるのか?イメージが湧きません。
綿向山 岩を強くつかめば、崩れます。ボロボロです。
岩を強くつかめば、崩れます。ボロボロです。
綿向山 登って行きましたが、風が強くガレて岩がボロボロで登れません。引き返します。
登って行きましたが、風が強くガレて岩がボロボロで登れません。引き返します。
綿向山 shigezoさんも危険を感じて引き返します。
shigezoさんも危険を感じて引き返します。
綿向山 ガレ場を巻いて歩きます。
ガレ場を巻いて歩きます。
綿向山 ガレ場を越えて、尾根に登ります。
ガレ場を越えて、尾根に登ります。
綿向山 イハイガ岳到着。
イハイガ岳到着。
綿向山 三角点タッチ
三角点タッチ
綿向山 展望は、そこそこ。
というより、なんというルートでしょう!
展望は、そこそこ。 というより、なんというルートでしょう!
綿向山 イハイガ岳から雨乞岳に向かいます。ココからは、一応ルートがありリボンもありますが、かなり危険なルートです。
イハイガ岳から雨乞岳に向かいます。ココからは、一応ルートがありリボンもありますが、かなり危険なルートです。
綿向山 ニヤニヤしながら、ガレ場を覗いています。
ニヤニヤしながら、ガレ場を覗いています。
綿向山 嬉しそうに、ガレ場を撮影。
嬉しそうに、ガレ場を撮影。
綿向山 前日の雨でズべります。
前日の雨でズべります。
綿向山 一応、登山道です。
一応、登山道です。
綿向山 清水の頭、到着。
本日のてんくらはC
風が強いです。
清水の頭、到着。 本日のてんくらはC 風が強いです。
綿向山 強風が吹いていますが、吹いていないかのように歩きます。
強風が吹いていますが、吹いていないかのように歩きます。
綿向山 ここからも、大きな木がないので風に吹かれながらの登山です。寒い。
ここからも、大きな木がないので風に吹かれながらの登山です。寒い。
綿向山 南雨乞岳到着。
南雨乞岳到着。
綿向山 南雨乞岳からは、やぶ漕ぎ祭りです。このあと名言②が飛びでます。
南雨乞岳からは、やぶ漕ぎ祭りです。このあと名言②が飛びでます。
綿向山 やぶ漕ぎをおわり、雨乞岳到着です。
やぶ漕ぎをおわり、雨乞岳到着です。
綿向山 暴風です。即座に下山します。
暴風です。即座に下山します。
綿向山 ガスで山頂付近は何も見えません。
ガスで山頂付近は何も見えません。
綿向山 杉峠まで下ってきました。
ここまで、急な下り滑りました。
杉峠まで下ってきました。 ここまで、急な下り滑りました。
綿向山 イブネ到着。
イブネ到着。
綿向山 私は、バテバテです。
私は、バテバテです。
綿向山 風が避けれる場所で、温かい食事を取ります。
風が避けれる場所で、温かい食事を取ります。
綿向山 イブネークラシを抜けて、リボンはありますが、またバリエーションルートです。
イブネークラシを抜けて、リボンはありますが、またバリエーションルートです。
綿向山 お金峠到着。尾根と小ピークを越えてきました。
ここから沢に下ります。
お金峠到着。尾根と小ピークを越えてきました。 ここから沢に下ります。
綿向山 普通の登山道は、面白くないのか、寂しげに歩くKING
普通の登山道は、面白くないのか、寂しげに歩くKING
綿向山 分岐到着
分岐到着
綿向山 トラバースして、沢を越えてから
トラバースして、沢を越えてから
綿向山 中峠に登ります。
中峠に登ります。
綿向山 意外に長い。
意外に長い。
綿向山 中峠から、三重県一望です。
中峠から、三重県一望です。
綿向山 中峠に楽勝でついたKING
中峠に楽勝でついたKING
綿向山 釈迦ヶ岳がキレイです。
釈迦ヶ岳がキレイです。
綿向山 下山場所の、朝明(あさけ)渓谷は紅葉がキレイでした。
下山場所の、朝明(あさけ)渓谷は紅葉がキレイでした。
綿向山 無事に下山しました。
ありがとうございました。
無事に下山しました。 ありがとうございました。

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