秋の八ヶ岳縦走登山

2019.10.06(日) 5 DAYS

活動詳細

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【タイムスケジュール】 10月 6日(日) 14:35 八ヶ岳山荘登山口 → 15:31 美濃戸山荘(泊) 10月 7日(月) 7:23 美濃戸山荘→10:12行者小屋 12:27 赤岳山頂→14:33赤岳天望荘(泊) 10月 8日(火) 赤岳天望荘にてステイ(泊) 10月 9日(水) 6:43 赤岳天望荘 → 8:21 横岳(奥の院) → 10:07 硫黄岳 → 12:04 夏沢峠 → 13:06 根石岳 → 13:49 東天狗岳 → 15:57 黒百合 → 黒百合ヒュッテ(泊) 10月10日(木) 6:37 黒百合ヒュッテ → 9:27 渋の湯 【感想文】     秋の八ヶ岳山行 舟津 陽一 Tさんから『八ヶ岳へ行きませんか?』と言われた瞬間、もう行かないという選択肢は私の頭の中にはありませんでした。思い起こせば高校時代の夏休みに、山好きの先生方から八ヶ岳山行の希望者を連れて行って頂いたことがあります。もっとも何も覚えていません。そして参加させていただくことにして、事前の練習も、盛夏の中、Tさんにご指導を受けました。 さて当日10月6日9:00に福岡空港FDA受付に集合しました(Tさんご夫妻・Fさん・TKさん・Sさん・私)。松本空港からJR中央線茅野駅をへて赤岳山荘までバスで移動し、美濃戸山荘までは徒歩で移動しました。すると、美濃戸山荘方向からニコニコ手を振りながら歩いてくる女性に出会い、はっと気が付き『あっIさんだ。どうしてここにいるの?』と不思議に思っていると、ID会長と来たとか・・・。美濃戸山荘に着いたら会長が山を下りた解放感で、良い心持で待ち受けておられました。しばし交歓を楽しんで就寝。 会長方は下山、われわれは赤岳へ向けて進み始めました。途中、先頭を交代しながら南沢沿いに行者小屋(10:15)→文三郎尾根→赤岳山頂・山頂小屋(12:50)で昼食、この時すでにかなりの風速でした。つづいて赤岳展望荘(14:30)に到着し15分ほどしたら大風に雨まで加わり、まるで台風のようでした。展望荘で一泊し、明日もこの天気では強行は無理だろうと思いながら床に着きました。その夜の天候はむしろ悪化して行き、翌朝のCLのTさんの判断は果たしてSTAY決定。 朝食後、だらだらとお酒を飲んだり歓談したりして、STAYを楽しみました。私はSTAYをしたことがなくて、この時間を大いに楽しみました。やがて夕食を取り終わって、くつろいでいたところに台湾の単独女性登山者が風に追われるように飛び込んできました。炬燵で彼女が自炊をしていたところ、コーヒーをひっくり返し、パニックを起こしているのを見かねて差し出したのが、使い古した想山会のタオルでした。大いに感謝していただき、几帳面にも洗って返してもらいましたが『今日の記念に持って帰ってください。ついでに我々のホームページも見てください。』と約束して別れました。 翌朝は前日に打って変わって『台風一過』、年に何度もないと言えるような絶晴天。雲一つないと言いたいところですが、ありました足元です。足元の雲海から顔を出す神心とも言える富士山、そして、ご来光に感激ひとしおでした。天望荘を後にした我々は横岳を抜け硫黄岳へ順調に山行を続け、根石岳、東天狗(13:50)に達し、天狗の奥庭と言われる(私の感想ではこのコース最悪の難所)4~8㎥もありそうな転石が無数に転がる砂漠ならぬ大石砂漠を1時間以上かけて、最後の泊地、黒百合ヒュッテ(16:00)に到着しました。帰路は唐沢鉱泉をへて渋の湯に入浴し、茅野駅から往路と同じ順路で帰りました。 CLのTさんおよび奥様、詳細な計画と適切なご判断ありがとうございます。また、ご一緒頂いた方々に深くお礼申し上げます。私の登山人生の素晴らしい記念になります。

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