活動データ
タイム
32:04
距離
30.7km
のぼり
2496m
くだり
2442m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る雪山の身体慣らしに、初冬のトンガリ君へ 駐車場には10台ばかりの車。この時期にもなるとグンと登山者が減る。思ったよりも寒くなく、途中でシェルを脱ぐ。白出沢辺りから雪景色へ。滝谷はしっかり水が流れており、雪の積もった木橋を渡る。 最高すぎるお天気とは対称的に 槍平小屋からのラッセルに苦しめられることに。目先の距離が全く縮まらない。 それでも景色を楽しみながら余裕を持っていたら、いつの間にかもう夕方。 小屋は見えているけれど、飛騨乗越までの急登&大周りのトラバースで 全然距離が縮まらないうえ、ルートも不明瞭。日没が迫り焦りが募る。 歩き始めて11時間は超えており、私も相方も疲労はMAXに近い。 夜間に突入するのを見越して ライト・アイゼン装着、防寒着を着込む。あっという間に日が沈み、気温は一気に下降。足元はアイスバーンに早変わり。 登っている時はあまり実感がなかったけれど、振り返るとものすごい斜度の中にいて「絶対に気を抜けない」と思わされた。 ヘロヘロで小屋に着いたのが18時半。少し横になるつもりが、起きたら0時。2人とも爆睡でした。それにしても冬期小屋はなんともありがたい。温かい。 鍋で温まり再び就寝。 4時、いつの間にかゴーゴーと風が唸る音。とても外に出れる状況ではなく再び眠りへ。 5時、外の状況は変わらず。穂先は諦め外を偵察。窓を開けてビックリ、激しく雪煙が舞う中に絶景が広がっている。嬉しくて幸せすぎて、しばらく大はしゃぎで撮影大会。 8時半下山開始。昨夜は暗闇の中を手探りで歩いた飛騨乗越の登りも、トラバースしながらグングン下る。下りは快適。 下山する頃には雨が振ってくる。なんとも絶妙なタイミング。 初冬のトンガリ君はなかなかの試練でしたが、2日間美しき白銀の世界を堪能させていただきました。
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