前日の雨が夜のうちにあがり 晴れ予報の八ヶ岳 運がよければ 雲海でもみれるかなと思って 行ってみてみれば 予想以上の冬景色 一足はやい白い世界を キュッキュッと歩いて 白と青の景色を眺め ひとりニマニマと堪能 最後は行ってみたかった 日本最高所の野天風呂で はぁ~ってとろけて締め 控えめに言って 最高の1日でした 山の中の温泉って かなり気持ちいいですね
本沢温泉ゲート前駐車場からスタート。 かなりの悪路で車は泥だらけ~。
ひんやりした空気のなか 緩やかなシャリシャリした道を進む
開けたら秋と冬が交差する景色 雪化粧した山々にワクワク
みどり池との分岐を過ぎると
白い世界の入口に 1~2センチくらいの積雪
朝の光に照されて 雪をまとった木々の輝く姿がとても綺麗でした。 技術のない 写真では伝えきれないのが残念
サクサクと新雪を踏みしめながら進めば
秘湯感たっぷりの本沢温泉に到着
冬の秘湯 絵になりますね
雪が更に深く 小屋の方に聞いたら 1日でこんなに積もったそうです
ちょっと寄り道して お風呂をのぞきに
雪化粧の硫黄岳を眺める野天風呂 今すぐ入りたい気持ちをおさえて戻ります どうか下山まで雪が残ってますように。
スノーモンスターに道をふさがれた そんな風にみえませんか?
この辺りは積雪5~10センチくらい
先行者の足跡は2つ たどりながら気持ちよく登っていきます
さらさら フカフカ ざくざく キュッキュッ 楽しみながら樹林帯を歩いて
夏沢峠に到着
今日は硫黄岳には登らず根石岳へ
思いがけず出会えた白い世界に しばらくひたります
白く静かな木々のトンネルを進み
秋と冬のグラデーションを見下ろし
青空に向かって登っていく
するとその先には
樹氷が青空のキャンパスに 描かれたように広がっていた
青と白
光に照されて輝く樹氷
限りのある冬の銀花を堪能
しばらく歩けば、どーんと根石岳 奥には西天狗と東天狗
ひとりニマニマしながら 雪化粧の樹林帯を歩いて
箕冠山に到着 ここで樹林帯はおわり 強風の稜線にでる準備をして下っていきます
根石岳山荘を下にみながら根石岳 こちらからはなだらかな山容
バラクラをつきぬける冷たい風を受けながら稜線へ
体が持ってかれそう風を 右から受けながら稜線を進みます
立派なエビのしっぽ
白いザレ場と表面が凍っている岩の道を 気をつけて登っていけば
根石岳 登頂
根石岳山頂から
ぐるっと一周
西天狗
東天狗
これから歩く稜線の道が白く伸びる
白い珊瑚礁の向こうには秋の大地
天狗岳の双璧
今日一番雪深い根石岳直下を慎重に下ります
びっしりと白い鱗をまとう岩
緩やかなところまで降りてきてひと安心
以前天狗岳からみたあの稜線を歩ける喜び
根石岳を見上げる こちらからの眺めは猛々しい
惑星感
降りきった鞍部は風が吹き抜ける
東天狗に向けてて登っていきます
歩いてきた稜線を振り返り
ゴツゴツした岩場をあがり
眼下にみどり池としらびそ小屋を見下ろし
ところどころカチカチの山頂直下を
ひとのぼりして
光がおりる
東天狗 登頂
おなかがかなり減ったので 西天狗までいくのはやめて 氷点下の山頂でのランチ
東天狗を流れる雲の合間から 八ヶ岳主峰たちを眺めて下山開始
食後の花見を楽しみます
綿菓子みたいにふわりとした樹氷
美しい画に、この場に根がはえたように動けません
離れがたいけど、ようやく歩を進める
緑が残る道に 樹氷と雪化粧の白い山、雲海の先には青空 最高かよ
根石岳から下ってくる登山者の声が 八ヶ岳の稜線に響く
登山者は小さく、山は大きい
午前中とは違う秋の天狗岳を最後に見て、
白砂新道を下っていきます
雪で道が隠されいて先行者も迷ったような足跡 ピンクテープを注意深くみながら ゆっくりと下っていく
雪が緩くなりはじめた斜面をくだり 樹林帯へ
樹木についていた雪が日差しで溶けて生まれた滴。輝きながら落ちてくる
硫黄の匂いが強くなってきた 沢沿いの道を進んで本沢温泉へ
もうひとつのお楽しみ本沢温泉 チリリーンとベルを鳴らして 日帰り湯のチケットを買います
すっかり雪がなくなった小屋 野天風呂の方はどうかな
贅沢なひとっぷろ 最初は八ヶ岳の山岳ガイドの方や 東京からソロでこられた綺麗な方と 一緒に山談義しながら温泉を楽しむ
その後、貸し切りで雪見風呂 この上なく気持ちいい~
はぁ~って 幸せか
硫黄の香りが たっぷりと身体中にしみつくほど満喫したので、 野天風呂のふたを閉めて下山開始
ぽかぽかの体で余韻にひたりながら
ゲートまでの道をゆっくりと下っていきます
無事下山 今日歩いた夏沢峠から天狗岳の稜線を 眺めながら車を走らせて帰ります。 とてもラッキーな 一足はやい冬山をのぞけた 最高の山歩き、お疲れ様でした。