活動データ
タイム
12:42
距離
23.3km
のぼり
2007m
くだり
2007m
活動詳細
すべて見る富士川源流を遡上し、鋸岳、甲斐駒ヶ岳を踏破し、八丁尾根を経由大岩山、日向山をスルーし下山と云う予定でしたが…。 予想を超す富士川沿いの土砂崩落(今年以外も数多あるのか?)による登山道崩壊や暴風雪、雷雨に見舞われて、鋸岳の山頂にすら立てず手前のピークで撤退せざる得ませんでした。 ただ判断は正しかったと思います。 強行すればプチ遭難の可能性もあったかと…。 先月全国あちこちで水害がもたらされており、山梨では甲斐駒ヶ岳への黒戸尾根ルートも現状通行止めになっているなど、今回のルートにどの程度影響があるのか見定めの意図も含めての山行でした。 写真(下り時)に崩落の様子やクリアの仕方(基本的に河原に降りるしかないのですが…)を示しましたので、直近で行かれる方は参考にしてみて下さい。 このルートは元来スタート地点に駐車場も無く不便を強いられ、かつ工事用林道を10㎞ほど歩かねばならず、非常に行き辛いルートです。 未踏ルートではありましたが、鋸岳のアップダウン、更に大岩山への難路を考えるとどうしても暗い内に林道を終えるべく2:00台のスタートが妥当と判断。 すると開始間もなくから右側の谷からの合流点の殆んどで土砂崩れになっていて、酷いところでは橋ごと持っていかれていて、30~50㍍位河原へクライムダウン・アップを強いられる事いく数回。崩落箇所が事前に頭に入っていて、早めに河原に降りるなどして対応すれば何と言う事もなかったんでしょうが、暗い中いきなり橋が無く切れ落ちてるので、宙吊りのガードレールを掴んでよじ下ったり、クライミングの道具、技術も無い中、例え50㎝でも滑落しないようにするには…。とか、野生動物のガサゴソ🎶への反応に神経減らしたり(鹿の気配は春日大社か思う位多頭数で、熊も山梨でたまに目撃されているし、猿にはいきなり大声で脅されたりと、"ナイトZoo"は全く予測不能) また、林道終点から富士川源流上付近までの崩落によりルート不明瞭分のルーファイに疲れたりと、いく度か挫けそうで、それこそ必死のぱっち(死語!?)でした。 ようやく横岳峠への明確な登山道をたどれるようになる頃には一山やったような感覚でした。 そのあとのルートは大分廃れ始めている感ありましたが、初ルートでも大丈夫そうでした。 ただ、次は天気の急変が待っていて、20㍍以上の風が音をたてて吹き荒れて明らかに低気圧急接近の兆候です。 数日前の予報と違う、まさに風雲急を告げる状況。(頭の中では、樹林帯から稜線出た時点でのリスクへ思いが及びました) そんな思いを巡らせていると、今度は白い物がハラハラ舞い降りて、思わず「マジか❗」と声がでました。 まだ、10時前でしたが、撤退の文字もちらつき始めました。 携帯は鋸岳の手前の三角点ピーク(2606㍍)まで行けば使える筈(鋸岳で経験済み)と思っていたので、そこで決心、連絡を入れる事にして上へと急ぎました。 樹林帯からようやく暴風雪に煙る鋸岳山頂がカッコ良く顔を見せてくれ、重かった足取りも一気に軽くなりました。しかし風も雪も強まりつつあり、益々三角点ピークでの撤退色が濃くなってきました。 ピークに着き鋸岳までは直線距離500㍍1時間程。行動食や熱いコーヒー、電話等してる間に奇跡的に晴れ間が拡がりました。 流石天気の子!って自画自賛。いつもの自分なら鋸岳での撤退にしようと、スケベ心を出す所でしたが、軽アイゼンも持たず、足元のスキルが不安な状態での無茶は命取りになるって自重しました。 結果、その後下山中に再度雪や雷雨 に見舞われ、判断が正しかったと納得しました。ただ、またあの林道で苦労してアップダウンが待ってるかと思うとゾッとしましたが…。 実際下りは明るい足元なので、河原へ降りるルートはしっかり判断できたと思います。 ※今回のGPSの精度、軌跡、チェックポイント等は多少狂いがありますが、写真データの時間は間違ってませんのでそちらでの確認をお願いいたします❗
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