奥甚助尾根から七ツ石山。石尾根雨中夜間行と鷹ノ巣山避難小屋。 2019-11/10-11

2019.11.10(日) 2 DAYS
七目
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KZ氏と未明の中央線電車で合流し、奥多摩駅発7:10発の鴨沢西行きバスに乗車。 (公共交通機関利用でこのバスに乗れるのは西東京エリア居住者くらい?) 鴨沢西バス停からお祭バス停まで青梅街道歩き。後山林道に入り塩沢橋で小休止。 塩沢沿いに分岐する林道を行くと、路面の真ん中が大きく崩落している箇所があり、 それを越えると間も無く、 ヨモギ尾根の入口が現われる。 今日の目的は塩沢に注ぐ奥甚助窪左岸の奥甚助尾根を登ることだが、 ここはひとまず、ヨモギ尾根の踏路に入る。 ジグザグ数回で「巡視道」の道標がある分岐点。 その巡視道に進路を変える。 巡視道はヨモギ尾根の東側を延々とトラバースする。途中かなり覚束ない木橋が一ヶ所。 ビクビクしながら渡る。 (KZ氏は100リットルザックの過積載のため、木橋がぐらぐら揺れて立ち往生。這って渡り終える) 死人窪を通過してそろそろ塩沢が近づいてくるかと思いきや、ワサビ谷を越えたところで巡視道は高度を上げ続ける。 このままではヨモギ尾根に登ってしまいそうだと、ふたり揃って諦めムードだったが、 やがて踏路が下りかげんになり、右手に急激に下降するようになった。沢音が近づいてきて木橋を目視。奥甚助窪に降り立つ。(途中ビバークの可能性を考えて、沢水を補給する) この時点で時刻は13:30で、陽のあるうちに石尾根に到達できるか不安を覚えるが、奥甚助尾根の踏路は先程までの巡視道と同じように踏み跡が明瞭で、尾根上まで着実に続いているので安堵する。 標高1310mで尾根上に達して休憩。1290m地点の、等高線が広い地点を偵察に行くが、実際は狭くて眺望も樹林に遮られている場所だった。 奥甚助尾根はここから直登かと思いきや、 ところどころに迂回する登りやすい踏路が作られている。かなり歩かれてきた道のようで事前のイメージが覆るが、塩沢から歩き続けて疲弊した身には、とてもありがたい。 順調に尾根を登り、石尾根トラバース道に合流した。時刻は16:00で、およそ二時間半の所要時間。 奥甚助尾根は、とても歩き易い尾根だった。 旧奥多摩小屋下部の水場まで水平道を歩く。水場のパイプは消失。木段のある道も崩れかげん。石尾根縦走路に到達したのは16:40で、間も無く日の入り時刻。立冬を過ぎた頃だが、風も無く月も煌々と光る好天の夜になった。 石尾根の途上で大休止の後、夜間歩行で七ツ石山に登頂。ヘッドランプを消しても、月の明かりで登れるほどだった。 千本ツツジ下部の、赤指山方面尾根の分岐点で小休止。(チェックポイント欄では千本ツツジに登っていることになっているが、捲いている。そもそもDAY1の歩行状況が記録されていない) 予定では、ここから石尾根の捲き道を歩き続けて鷹ノ巣山避難小屋に移動し大休憩、だった。 天気予報の通り、雨が少しずつ落ちてくるようになった。そして… 高丸山分岐点で捲き道にロープが張られ、通行止めの札を見る。 (途中にある木橋の基部が損壊とのこと。日付が11/10で、昨日のことと気付き愕然となる) 高丸山の急激なアップダウンを避けるのが水平道歩行の根拠だったが、肝心の箇所が通行不能と知り、愕然とする。(実際、KZ氏は一時、赤指尾根下山に変更、の決断をするが、思い直して鷹ノ巣山避難小屋に向かうことになった。高丸山を越えるのがよっぽど嫌だった模様) 観念して石尾根稜線縦走路に復帰。高丸山の登りは大過なく終えるが、下りに難渋する。 雨と霧に包まれ、苦行の雨中夜間行が続く。 日蔭名栗山への途上では倒木が頻出する。 日中であれば何のことも無い道だが、ルートファインディングに難渋し、ふたりでコンパスを確認しつつ歩く。 気がつかないうちに日蔭名栗山を通過していたことをKZ氏に教えられる。 足元の登山道を確認しながら歩き続けて、徐々に頭の中が朦朧としてくる。(巳ノ戸の大クビレに下る途上で、右手の捲き道方面にヘッドランプが光っていた。いよいよ幻視かと思ったがそうではなく、KZ氏とふたりで怪訝な気持ちになる) ほうほうの態でようやく鷹ノ巣山避難小屋に到着。疲れきって寝床を設え、インスタントの蕎麦を食して就寝する。 二時間後に起床。外に出ると陽差しが暖かい。雨から曇りの天気予報は完全に覆った模様だった。 帰途は浅間尾根を下り、峰谷発12:28のバスに乗ればよいので、のんびりと撤収作業。インスタント珈琲と歯磨き。KZ氏は身体が寒いので歩きたい、ということで先発して貰う。 浅間尾根を下るのは初めてで、登りも含めてずいぶん久しぶりに歩いた。未明の雨が上がり、麓から雲が湧きあがり、南西方面の山々の姿が浮かんでいる。紅葉もちょうど見ごろな標高1500m付近は、心地好い歩きで、つい六時間前の苦行がずいぶんと昔のことのように思える。 途中で大規模な椎茸栽培の原木が並ぶ地点を通過。搬出用のモノレール軌道までできていたので吃驚。 植林地帯になり、速度を上げて下る。浅間神社に無事下山の拝礼をして、林道に達した。奥の集落風景を眺めながらゆっくりバス停まで歩く余韻の時間の筈だったが、思ったよりも疲れていたようで、ショートカットの山道に入るはずが、民家に誤進入すること二回。右往左往してようやく三沢橋に到着。 何匹もの野猿が電線を伝って遊んでいる、不思議な光景の峰谷バス停到着は、バス時刻の二十分前。ちょうどよいペースでの歩行に満足する。 奥多摩駅前食堂でふたりで祝杯。私はカツ丼で、KZ氏はミックスフライ定食。

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てんきとくらす