初の「和尚山」

10日（日）は天皇皇后両陛下のパレード「祝賀御列の儀」を祝ってか、土日揃っての快晴は今年は珍しい。昨日は予定外の鎌沼ハイキングでしたが、今日は計画していた安達太良連峰南端の「和尚山」に初めて登って来ました。 郡山市方面から見ると安達太良山より低いのに山容が大きく見える山です。安達太良山頂からは南に見え一度は行きたいと思っていた山です。そんな所に、ふくしまの情報誌「Monmo（モンモ）」の【奥田博のふくしま山紀行】2019年錦秋号No.82にも掲載されていました。 YMAPの日記でも今年に登っている人2〜3人と少ない。郡山市の石筵登山口（銚子ヶ滝登山口）からコースタイムで約3時間です。母成グリーンラインの銚子ヶ滝登山口駐車場に着くと１名先着者が登山口を探しているよう。安達太良山に和尚山を経由して行こうとしている方でした。石筵ふれあい牧場に今年の夏に熊が出たので登る人が誰も居ないと怖いなと思っていたのでホットする。 8:00駐車場をスタートし直ぐ上の牧場内の舗装道路を15分で銚子ヶ滝登山口で駐車スペースと四阿があります。銚子ヶ滝までは一度行ったことがあるが滝の降り口まで結構あります。8:37滝降り口です。滝は見ないで先に進みます。5分ほど下ると石筵川の渡渉点です。石の上を渡るが、最後の一つはジャンプしないと渡れない幅がありちょっと怖い。 川を渡った先がコース唯一の急登です。急登を登りきると雑木林のなだらかな登山道が続きます。左手側に断崖絶壁が見えてくる。ここ母成峠は戊辰戦争の激戦地だったそうです。手すりもない絶壁を覗こうとすると怖いです。足が竦むとはこの事ですね。 ここで右に曲がり進むと、後方から先に行ったと思った方が追いついて来た。銚子ヶ滝を見て来たそうで、その間に我々が先行していたらしい。登るにしたがってダケカンバが多くなり、登山道に露岩が多くなってくるとハイマツ帯になって来た。山頂部にかかっていた雲が晴れると樹木に霧氷が付いていた。気温も下がって10度以下になっているだろう。 もう直ぐ山頂かなと思った頃、先行者が降りてきた。安達太良山まで行くと言ってたが、あまりの寒さにもう温泉に入るしかないと引き返してきた。山頂らしき所が無かったと言っていた。11:05安達太良山と三角点への分岐標識に到着。1640m地点のここが山頂なのかな？三角点はここから300m程右へ下る。途中で大岩に突き当る。これ登り越えるとその先に「前嶽 三等三角点1601.72m」があった。安達太良山の前衛峰で前嶽なのかな？三角点の前方および東側は切れ落ちた断崖になっていて郡山方面の眺望が良い。 三角点から分岐山頂に戻り昼食休憩。西面が樹木で覆われて風除けになり、東側が断崖で開けているため福島市方面が望める。安達太良山山頂は雲に覆われたり、一時雲が流れ見えたりしていたが寒いだろうなと思った。 和尚山〜安達太良山も歩いてみたいが、今日は往路を引き返す。ガレ場まで戻ると磐梯山の山頂が現れた。この時点で気温5.2度で一番下がっていた。下るにつれ気温も上がり青空が広がり気持ちが良い。 帰路も熊除けのためホイッスルを吹いたりしたが、樹木の葉が落ち見通しが効くので安心感があると思った。下りで１名スライドして本日計２人だけでした。緩やかな登山道は下りも快適です。朝に寄らなかった銚子ヶ滝を見て来ました。 和尚山で安達太良連峰のピークは全て踏むことが出来たので、今度は未踏のコースを歩いてみようかな。