活動データ
タイム
06:31
距離
1.3km
のぼり
215m
くだり
213m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る山行の内容はこの動画↓を見てもらえば分かります。 https://youtu.be/mgQboiC53EM 詳しくは以下の通り。 長いですので読みたい方だけどうぞ。 長崎のliew2fowからここを登ろうとYouTubeリンク付きのメッセージが届いた。 https://www.bing.com/videos/search?q=%e7%a5%9e%e6%a5%bd%e5%b3%b6+%e9%95%b7%e5%b4%8e&&view=detail&mid=42A76AB869F8BDDDA67642A76AB869F8BDDDA676&rvsmid=4BF6A31FD8D6ED8C1F144BF6A31FD8D6ED8C1F14&FORM=VDRVRV これは面白そう。しかもまだ誰も登ってないという。 その昔、神功皇后が神楽を奉納したという島。 どうせ登るなら天皇陛下即位パレードに合わせて、山頂から即位を祝おうということになった。 島に着いて岩場を確認。左側に回り込めば簡単に稜線に上がれるなと思った。でも、どうせなら左稜線の末端から登ろうということになった。 取り付く前に塩、米、御神酒で清め、2礼2拍手1礼で祈った。 1ピッチ目taneku 45m Ⅳ 稜線末端からスラブを直上。 上部は傾斜が増してフェイス状。 技術的にはⅣ程度なのだろうが、リス、クラック、ピナクルなど何もなく支点が取れない。 25mほど上がって左にトラバース。ここは緊張した。 一応、小さなポケットにカム0.3と少し出っ張った礫にスリングをかけて支点を取ったが、全く信用できない。 絶対ミスできないという思いで慎重に登りリッジに出た。そこから15mほど進み、でかいピナクルにメインロープを巻き付けて確保支点とした。 2ピッチ目liew2fow 45m Ⅲ 1度左にトラバースしてリッジに出る。 あとは快適なナイフリッジ。 3ピッチ目フェイスの手前ピナクルで終了。 3ピッチ目taneku 40m Ⅲ 階段状のフェイスを快適に登る。リッジに出るとトンビの巣があった。そこで左手をかけた1mほどの岩がぐらり。手を離したら確実に落ちる。落下予想ラインにliew2fow がいる。 セルフを外して、落下予想ラインから離れてもらい、左手を離した。岩はビレイ点の1m手前に落ちて砕け、破片を撒き散らして止まった。 そのあと簡単なリッジをブッシュまで進みアコウの木で切った。 やぶこぎ+簡単なリッジ 150m ロープを畳んで、灌木帯をやぶこぎ。 灌木帯を抜けて岩場に出ると後半のラインが目に飛び込んでテンションが上がる。 だが、よく見るとリッジは墓石大の岩がジェンガ状に積み重なっている。行けるのか?と不安になる。 フタコブラクダの背状に不安定な岩が重なった小、大2つの小ピークが見える。 手前の小ピークは左側から巻いてかわした。 次の大ピークはかなり不安定に見える。 自分のメンタルでは無理と正直にliew2fow に伝えると「俺が行くよ!」と返事が。さすがだわ。 4ピッチ目liew2fow 25m Ⅳ 手前の小ピーク左側にカム1番で確保支点を取る。足元の墓石大の岩を踏むとグラァ〜っと大きく動く… 巨大な浮石の集合体でどこも信用できない。 そこをliew2fow が岩を確かめながら、慎重かつ速やかに突破していく。6、7mのピーク登りはカム2番と3番を効かせて抜けた。 5ピッチ目懸垂下降15m 大ピークを越えると5mほどののっぺりスラブのくだり。そのあと2mほどのピーク。懸垂下降でスラブを下った後一旦ピークを登り、まとめて懸垂下降した。 懸垂支点に5mmスリングを残置。 6ピッチ目taneku 40m 懸垂で降りたコルからⅢ級程度の岩場を10mほど越えると、安定したリッジに出る。そのまま最後の岩壁手前まで進み灌木で切る。 7ピッチ目liew2fow コンテ 70m 最後の岩場を真下から確認。薄かぶりのフェイスを左寄りに5m上がって灌木の生えたチムニーに入れば、登りきれるとラインを見極めた。ホールドも確認し、ムーブはⅤ級程度。ただ、クラックはなくリスは確認できる。 行きたいという気持ちもあったが、ハーケン打ちながらムーブをこなすのは無理と判断して直登は断念。 事前の映像で確認していた通り、一旦戻って左手側に回り込む。スラブ帯をトラバースして頂上直下へ。 8ピッチ目taneku 10m Ⅲ 3mほどの簡単なクライミングから灌木の生えたルンゼに上がる。ルンゼを詰めて上部の灌木でピッチを切る。10m先に開けた山頂が見える。 歩きliew2fow taneku 10m ロープを畳み、liew2fowを先頭に山頂へ向かう。 歓喜の瞬間「やったゼェー!!」2人で熱い抱擁を交わし、神楽島左稜線初登攀の感動を分かち合った。 俺らの雄叫びは、遠く離れた灯台で釣りをしていた方々にまで聞こえていたそう。 ピークに着いたのは即位パレードの始まる5分ほど前。国旗を掲げて天皇陛下の即位を祝った。 下山は左稜線の反対側へ50mの懸垂下降で草付きまで。支点は丈夫な灌木。 浮石が多いので安全なところまで離れて、liew2fow に降りてこいとコール。 案の定、食らったら致死的な岩がいくつか落ちてきた。 草付きを海岸へ下って、事前に船頭さんと確認していたポイントへ移動。瀬渡し船に乗って最高に楽しかった冒険が完結した。 メモ 瀬渡し瀬は1人3000円 式見漁港から10分 カムは0.3-3程度 ハーケンの打てるところは、あるが今回は使用せず ピークの標高は7-80m 測量されていないのでログの最高点は7mだった 笑
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