活動データ
タイム
07:33
距離
15.8km
のぼり
1795m
くだり
1747m
活動詳細
すべて見る◆活動内容 日曜日、思いの外天気が良かったので夜勤前に地元の200名山【経ヶ岳】に。この山、その気になれば自宅から徒歩でも登れる身近な2000m峰。最近、有志の方々の手で、経ヶ岳山頂から中央アルプスへの稜線の鞍部となる【権兵衛峠】へ繋がっていた廃道が再整備され歩けるようになった、との報を地元コミュニティ放送で耳にし、一部を下見してみようと思いました。 夏山シーズンでは木々に覆われ、ほとんど外が見えない樹林帯歩きの山ですが、晩秋では葉が落ち隙間からチラチラ下界が見え、なかなかいい気分。特に八合目の展望は特筆すべきものです。山頂は木に覆われ展望は利かないものの、数々の仏教史跡によりここが信仰の山であることを伺わせます。 そして今回の目的。拓かれた道を見ること。歩いてみると、スゴい。猛烈な急斜面と背丈ほどある極太クマ笹を刈り取って道が作られています。もし整備されてなければ10mと進めない道。苦労のほどが容易に想像できます。しかも時々左右の展望が開け、ここが間違いなく稜線上の道であることがわかります。いずれ権兵衛峠へ、そして中央アルプスまで走破してみたい💪 まず山頂にたどり着くまでが一仕事な上に、そこからが一層ハードなバリエーションルートですが、多くの人に歩かれ、道が慣らされていけばいずれ地図に載ることになるかもしれません。そんな希望を持つ山行でした。 【三行要約】 ・新しい道が拓けたので ・みんな歩きに ・来てね ※参考記事 長野日報WEB【経ケ岳山頂と権兵衛峠結ぶ 登山道が復活】 http://www.nagano-np.co.jp/articles/54912 ◆取得できるピーク:2座 ①大泉山(頂上九合目)2252.0m ②経ヶ岳 2296.2m 日本二百名山 ◆タイムデータ(実績/標準CT、比率)経ヶ岳往復分 [歩行距離:13.8km 獲得標高:↗️1514m ↘️1514m] 大泉所ダム登山口【発】 → 0:48/1:20(0.60)→ 四合目 → 0:59/1:30(0.66)→ 七合目 → 0:31/0:50(0.62)→ 八合目 → 0:36/1:20(0.45)→ 経ヶ岳【着】小計 2:54/5:00(0.58) 経ヶ岳【発】 → 0:33/1:00(0.55)→ 八合目 → 0:20/0:30(0.67)→ 七合目 → 0:35/1:00(0.58)→ 四合目 → 0:35/0:50(0.70)→ 大泉所ダム登山口【着】小計 2:03/3:20(0.61) 合計 4:57/8:20(0.59) ◆活動雑記 ⚪準備~登山口 ・ザック重量11.5kg。さすがに寒そう(氷点下予想)なのでハードシェルも持って行ったが、結果的に不要だった。 ・登山口は【大泉所ダム登山口】。地元中学校の登山競争【経ヶ岳強歩大会】や、トレラン大会【経ヶ岳バーティカルリミット】に使われるコース。 ⚪大泉所ダム登山口~経ヶ岳 ・登山口から山頂まで、1~9合目毎に標識とコースタイム表示。ペース配分の目安に。 ・二合目まで砂利の林道歩き。そこから小さい沢を渡ると登山道となりつづら折れの急登。左側(東側)に展望が開けると間もなく四合目。仲仙寺コースとの合流ポイント。 ・山腹を斜めに登っていく。傾斜はやや緩くなる。六合目付近で尾根筋に乗り、七合目で最初のピーク【蔵鹿ノ頭】に着く。東側と南側に視界が開ける。 ・少し下って急登の登り返しの先が八合目。広い笹野原。本コースの唯一最大の展望地。ここでの絶景を楽しむためにハイキングする人が多い。東に伊那谷全域、八ヶ岳から南アルプス、南側は中央アルプス、西に御嶽山、白山、北側にこれから向かう経ヶ岳山頂。圧倒的な展望である。 ・稜線伝いに再び樹林帯。山頂までに九合目と大泉山、二つのピークを越える。風の通り道でもあるため、倒木も多い。 ・経ヶ岳山頂は木に囲まれているため展望は望めないが、そこかしこに仏塔、仏石が見られる。経ヶ岳の名前は伊達じゃない。 ⚪新道探索 ・山頂から真西にピンクテープを辿ると、笹藪が刈り倒された道に。半端な笹の濃さではない。背丈ほどある笹、なおかつ物凄い太さ。それが広く刈り取られている。如何程の労力であろうか...😓 ・稜線をダイレクトに下降するため物凄い斜度。古い境界標がいくつも見られるため、ここがかつて人の手が入っていた事を思い起こさせる。 ・やがて四等三角点2043.3に到着。山頂からたっぷり250m下降。経ヶ岳から二つ目の小ピーク。11時前に引き返すと決めていたので今日はここまで。時間があったら、北沢山か電波塔ピークまで歩いてみたい。 ・当然だが、登り返しは超急登。深い笹道は踏ん張りが効きづらく、通常の三倍疲れる。ましてここを整備した方々...😵 ⚪経ヶ岳から復路 ・帰路の七合目付近で、まさにさっき歩いた道の整備に当たられている有志の方三名と出会った。お話を伺っている時に印象的だったのが、登山道を歩いたことを話した時に、満面の笑みを浮かべられた事。「ありがとう」と言われたこと。登山をしていて、人に感謝されたのは初めてである。 ・往路で別グループの有志の方にも会ったが、そちらは倒木の処理を主にされており、四合目付近に有った大きな倒木が、復路では綺麗に処理されていた。 ・木曽駒ヶ岳、空木岳と言うビッグスターを隣の山域に控え、山容も山としての存在感もやや地味な山であるが、昔からの信仰、地元民にとても愛される地域密着感。これを名山と呼ばずになんと言うか。身近過ぎるが故にあまり意識する事がなかったが、それを改めて認識する事ができた😌(作文終わり)
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