身近過ぎる200名山【経ヶ岳】。古道復活へ。

2019.11.10(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 33
休憩時間
1 時間 32
距離
15.8 km
のぼり / くだり
1795 / 1747 m
2 51
8
53
2 38

活動詳細

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◆活動内容  日曜日、思いの外天気が良かったので夜勤前に地元の200名山【経ヶ岳】に。この山、その気になれば自宅から徒歩でも登れる身近な2000m峰。最近、有志の方々の手で、経ヶ岳山頂から中央アルプスへの稜線の鞍部となる【権兵衛峠】へ繋がっていた廃道が再整備され歩けるようになった、との報を地元コミュニティ放送で耳にし、一部を下見してみようと思いました。  夏山シーズンでは木々に覆われ、ほとんど外が見えない樹林帯歩きの山ですが、晩秋では葉が落ち隙間からチラチラ下界が見え、なかなかいい気分。特に八合目の展望は特筆すべきものです。山頂は木に覆われ展望は利かないものの、数々の仏教史跡によりここが信仰の山であることを伺わせます。  そして今回の目的。拓かれた道を見ること。歩いてみると、スゴい。猛烈な急斜面と背丈ほどある極太クマ笹を刈り取って道が作られています。もし整備されてなければ10mと進めない道。苦労のほどが容易に想像できます。しかも時々左右の展望が開け、ここが間違いなく稜線上の道であることがわかります。いずれ権兵衛峠へ、そして中央アルプスまで走破してみたい💪  まず山頂にたどり着くまでが一仕事な上に、そこからが一層ハードなバリエーションルートですが、多くの人に歩かれ、道が慣らされていけばいずれ地図に載ることになるかもしれません。そんな希望を持つ山行でした。 【三行要約】 ・新しい道が拓けたので ・みんな歩きに ・来てね ※参考記事 長野日報WEB【経ケ岳山頂と権兵衛峠結ぶ 登山道が復活】 http://www.nagano-np.co.jp/articles/54912 ◆取得できるピーク:2座  ①大泉山(頂上九合目)2252.0m ②経ヶ岳 2296.2m 日本二百名山 ◆タイムデータ(実績/標準CT、比率)経ヶ岳往復分 [歩行距離:13.8km 獲得標高:↗️1514m ↘️1514m] 大泉所ダム登山口【発】 → 0:48/1:20(0.60)→ 四合目 → 0:59/1:30(0.66)→ 七合目 → 0:31/0:50(0.62)→ 八合目 → 0:36/1:20(0.45)→ 経ヶ岳【着】小計 2:54/5:00(0.58) 経ヶ岳【発】 → 0:33/1:00(0.55)→ 八合目 → 0:20/0:30(0.67)→ 七合目 → 0:35/1:00(0.58)→ 四合目 → 0:35/0:50(0.70)→ 大泉所ダム登山口【着】小計 2:03/3:20(0.61) 合計 4:57/8:20(0.59) ◆活動雑記 ⚪準備~登山口 ・ザック重量11.5kg。さすがに寒そう(氷点下予想)なのでハードシェルも持って行ったが、結果的に不要だった。 ・登山口は【大泉所ダム登山口】。地元中学校の登山競争【経ヶ岳強歩大会】や、トレラン大会【経ヶ岳バーティカルリミット】に使われるコース。 ⚪大泉所ダム登山口~経ヶ岳 ・登山口から山頂まで、1~9合目毎に標識とコースタイム表示。ペース配分の目安に。 ・二合目まで砂利の林道歩き。そこから小さい沢を渡ると登山道となりつづら折れの急登。左側(東側)に展望が開けると間もなく四合目。仲仙寺コースとの合流ポイント。 ・山腹を斜めに登っていく。傾斜はやや緩くなる。六合目付近で尾根筋に乗り、七合目で最初のピーク【蔵鹿ノ頭】に着く。東側と南側に視界が開ける。 ・少し下って急登の登り返しの先が八合目。広い笹野原。本コースの唯一最大の展望地。ここでの絶景を楽しむためにハイキングする人が多い。東に伊那谷全域、八ヶ岳から南アルプス、南側は中央アルプス、西に御嶽山、白山、北側にこれから向かう経ヶ岳山頂。圧倒的な展望である。 ・稜線伝いに再び樹林帯。山頂までに九合目と大泉山、二つのピークを越える。風の通り道でもあるため、倒木も多い。 ・経ヶ岳山頂は木に囲まれているため展望は望めないが、そこかしこに仏塔、仏石が見られる。経ヶ岳の名前は伊達じゃない。 ⚪新道探索 ・山頂から真西にピンクテープを辿ると、笹藪が刈り倒された道に。半端な笹の濃さではない。背丈ほどある笹、なおかつ物凄い太さ。それが広く刈り取られている。如何程の労力であろうか...😓 ・稜線をダイレクトに下降するため物凄い斜度。古い境界標がいくつも見られるため、ここがかつて人の手が入っていた事を思い起こさせる。 ・やがて四等三角点2043.3に到着。山頂からたっぷり250m下降。経ヶ岳から二つ目の小ピーク。11時前に引き返すと決めていたので今日はここまで。時間があったら、北沢山か電波塔ピークまで歩いてみたい。 ・当然だが、登り返しは超急登。深い笹道は踏ん張りが効きづらく、通常の三倍疲れる。ましてここを整備した方々...😵 ⚪経ヶ岳から復路 ・帰路の七合目付近で、まさにさっき歩いた道の整備に当たられている有志の方三名と出会った。お話を伺っている時に印象的だったのが、登山道を歩いたことを話した時に、満面の笑みを浮かべられた事。「ありがとう」と言われたこと。登山をしていて、人に感謝されたのは初めてである。 ・往路で別グループの有志の方にも会ったが、そちらは倒木の処理を主にされており、四合目付近に有った大きな倒木が、復路では綺麗に処理されていた。 ・木曽駒ヶ岳、空木岳と言うビッグスターを隣の山域に控え、山容も山としての存在感もやや地味な山であるが、昔からの信仰、地元民にとても愛される地域密着感。これを名山と呼ばずになんと言うか。身近過ぎるが故にあまり意識する事がなかったが、それを改めて認識する事ができた😌(作文終わり)

経ヶ岳・坊主岳 経ヶ岳のモルゲンロート。
経ヶ岳のモルゲンロート。
経ヶ岳・坊主岳 大泉所の駐車場。
大泉所の駐車場。
経ヶ岳・坊主岳 大泉所ダム登山口からスタート。
大泉所ダム登山口からスタート。
経ヶ岳・坊主岳 標識あります。まずは林道歩き。
標識あります。まずは林道歩き。
経ヶ岳・坊主岳 橋を渡ると登山道。
橋を渡ると登山道。
経ヶ岳・坊主岳 樹林帯を進む。
樹林帯を進む。
経ヶ岳・坊主岳 東側に展望が開けます。
東側に展望が開けます。
経ヶ岳・坊主岳 台風の爪跡
台風の爪跡
経ヶ岳・坊主岳 ほどなく四合目。仲仙寺ルートと合流。五合目まで30分。
ほどなく四合目。仲仙寺ルートと合流。五合目まで30分。
経ヶ岳・坊主岳 山腹を斜めに。
山腹を斜めに。
経ヶ岳・坊主岳 五合目。平らな休憩適地。六合目まで25分。
五合目。平らな休憩適地。六合目まで25分。
経ヶ岳・坊主岳 六合目。
六合目。
経ヶ岳・坊主岳 七合目まで20分。
七合目まで20分。
経ヶ岳・坊主岳 尾根筋を急登。
尾根筋を急登。
経ヶ岳・坊主岳 七合目到着。
七合目到着。
経ヶ岳・坊主岳 山頂が見えてきた。
山頂が見えてきた。
経ヶ岳・坊主岳 八合目まで40分。
八合目まで40分。
経ヶ岳・坊主岳 甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳も。
甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳も。
経ヶ岳・坊主岳 一旦下って...
一旦下って...
経ヶ岳・坊主岳 急登します
急登します
経ヶ岳・坊主岳 八合目到着。笹野原~
八合目到着。笹野原~
経ヶ岳・坊主岳 いい景色。
いい景色。
経ヶ岳・坊主岳 浅間山、霧ヶ峰、蓼科山
浅間山、霧ヶ峰、蓼科山
経ヶ岳・坊主岳 八ヶ岳一望。
八ヶ岳一望。
経ヶ岳・坊主岳 甲斐駒、仙丈、白峰三山
甲斐駒、仙丈、白峰三山
経ヶ岳・坊主岳 宝剣の剣先、木曽駒。木曽前岳、麦草岳。
宝剣の剣先、木曽駒。木曽前岳、麦草岳。
経ヶ岳・坊主岳 圧倒的な存在感の御嶽山。
圧倒的な存在感の御嶽山。
経ヶ岳・坊主岳 山頂へ向かう
山頂へ向かう
経ヶ岳・坊主岳 九合目。奥の院跡
九合目。奥の院跡
経ヶ岳・坊主岳 ここもひとつのピーク
ここもひとつのピーク
経ヶ岳・坊主岳 下ってー...
下ってー...
経ヶ岳・坊主岳 笹道をアップダウン
笹道をアップダウン
経ヶ岳・坊主岳 倒木やや多
倒木やや多
経ヶ岳・坊主岳 経ヶ岳山頂、到着。
経ヶ岳山頂、到着。
経ヶ岳・坊主岳 三角点△ 2296.4m
三角点△ 2296.4m
経ヶ岳・坊主岳 観音様
観音様
経ヶ岳・坊主岳 仏石多数。
仏石多数。
経ヶ岳・坊主岳 展望はあまりありません
展望はあまりありません
経ヶ岳・坊主岳 拓かれた道へ行ってみる。
拓かれた道へ行ってみる。
経ヶ岳・坊主岳 凄い笹...。境界標も見える
凄い笹...。境界標も見える
経ヶ岳・坊主岳 稜線上は気持ちよい
稜線上は気持ちよい
経ヶ岳・坊主岳 物凄い下り😓
物凄い下り😓
経ヶ岳・坊主岳 木々の間から北アルプスも見えます
木々の間から北アルプスも見えます
経ヶ岳・坊主岳 右が経ヶ岳。だいぶ降りてきた。
右が経ヶ岳。だいぶ降りてきた。
経ヶ岳・坊主岳 分水嶺
分水嶺
経ヶ岳・坊主岳 四等三角点。2043.2m
四等三角点。2043.2m
経ヶ岳・坊主岳 復路の登り返し。
復路の登り返し。
経ヶ岳・坊主岳 足を取られてきつい~😰
足を取られてきつい~😰
経ヶ岳・坊主岳 遠いな~
遠いな~
経ヶ岳・坊主岳 木曽駒、宝剣の眺めはヨシ❗将棊頭山のそばに白く光る西駒山荘。
木曽駒、宝剣の眺めはヨシ❗将棊頭山のそばに白く光る西駒山荘。
経ヶ岳・坊主岳 ずっとこうだと最高だが
ずっとこうだと最高だが
経ヶ岳・坊主岳 九合目から降りる稜線。気持ちよい😆
九合目から降りる稜線。気持ちよい😆
経ヶ岳・坊主岳 八合目でお昼に。菓子パンと味噌汁の相性は🤔
八合目でお昼に。菓子パンと味噌汁の相性は🤔
経ヶ岳・坊主岳 コーヒータイム。
コーヒータイム。
経ヶ岳・坊主岳 浅間山と霧ヶ峰。
浅間山と霧ヶ峰。
経ヶ岳・坊主岳 八ヶ岳と、手前の守屋山。
八ヶ岳と、手前の守屋山。
経ヶ岳・坊主岳 南アルプス
南アルプス
経ヶ岳・坊主岳 塩見岳から南の方
塩見岳から南の方
経ヶ岳・坊主岳 御嶽と白山。
御嶽と白山。
経ヶ岳・坊主岳 下ります。
下ります。
経ヶ岳・坊主岳 四合目の倒木が処理されていた❗
四合目の倒木が処理されていた❗
経ヶ岳・坊主岳 ありがたやー🙇
ありがたやー🙇
経ヶ岳・坊主岳 登山口まで戻ってきた。白いのは豚コレラの消毒用消石灰。
登山口まで戻ってきた。白いのは豚コレラの消毒用消石灰。
経ヶ岳・坊主岳 お疲れ山でした。
お疲れ山でした。

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