OMM JAPAN 2019

2019.11.09(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 19
休憩時間
3 時間
距離
27.3 km
のぼり / くだり
1406 / 1474 m
DAY 2
合計時間
6 時間 58
休憩時間
47
距離
22.3 km
のぼり / くだり
1044 / 1108 m

活動詳細

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同僚の誘いで、OMM JAPAN に出場しました。 OMM とは、いたる所に散りばめられたポイントをめぐって、紙地図とコンパスだけを頼りにフィールドを駆け回る、ロゲイニング形式のレースです。 今年の OMM の舞台は、長野県の霧ヶ峰。 当日は、両日とも晴天に恵まれました。一方で、OMM といえば悪天候に見舞われる中で行うことも醍醐味と謳っている運営は「残念ながら OMM ウェザー には恵まれませんでしたが...」とコメントしていましたが。 予想していなかった数々のアクシデントもすべてイベントとして受け入れる。受け入れるしかない。そんなことも含めて、いろいろな意味でのアドベンチャーを楽しめた2日間となりました。

霧ヶ峰・車山・大笹峰 OMM JAPAN 2019、いよいよ開幕です。
OMM JAPAN 2019、いよいよ開幕です。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 どんな試練が待ち受けているのだろうか。不安と期待を胸に、2日間の冒険に出かけます。
どんな試練が待ち受けているのだろうか。不安と期待を胸に、2日間の冒険に出かけます。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 南アルプス方面。
午前中はまだ雲がかかっていました。
南アルプス方面。 午前中はまだ雲がかかっていました。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 車山山頂も、コースに含まれています。

ちなみに、数えてみたところ日本百名山はこれで45座目でした。
今後も、登頂数にはこだわらず、登山を楽しむことの本質を求めて山と向き合っていきたいと思います。
車山山頂も、コースに含まれています。 ちなみに、数えてみたところ日本百名山はこれで45座目でした。 今後も、登頂数にはこだわらず、登山を楽しむことの本質を求めて山と向き合っていきたいと思います。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 霧ヶ峰高原らしい、緩やかで広大な風景。
霧ヶ峰高原らしい、緩やかで広大な風景。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 中央アルプス方面。
一帯では、カラマツの紅葉が最盛期を迎えていました。
中央アルプス方面。 一帯では、カラマツの紅葉が最盛期を迎えていました。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 地図とコンパスを手に、狙いを定めたコントロールポイントを目指していきます。
地図とコンパスを手に、狙いを定めたコントロールポイントを目指していきます。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 登山道ではない場所も、地形図を読んで自由に歩きます。
登山道ではない場所も、地形図を読んで自由に歩きます。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 1日目のテーマは、もっとも遠いコントロールポイントを取ることでした。

ここにたどり着くために、けっこう迷いました。迷っている時間が楽しくもあります。
1日目のテーマは、もっとも遠いコントロールポイントを取ることでした。 ここにたどり着くために、けっこう迷いました。迷っている時間が楽しくもあります。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 午後になって再び霧ヶ峰高原の中心部に戻ってくると、雲が取れて八ヶ岳連峰の大パノラマが広がっていました。
午後になって再び霧ヶ峰高原の中心部に戻ってくると、雲が取れて八ヶ岳連峰の大パノラマが広がっていました。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 ビーナスラインの舗装路も、行き交う車に気をつけながら歩きます。
ビーナスラインの舗装路も、行き交う車に気をつけながら歩きます。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 こんな広大なフィールドで、地図だけを渡され「さぁ行ってこい」と放たれる。

単なるピークハントではない、タイムトライアルでもない。今までにない目的をもって、フィールドを駆け巡る。

1日目もそろそろ終わり。
こんな広大なフィールドで、地図だけを渡され「さぁ行ってこい」と放たれる。 単なるピークハントではない、タイムトライアルでもない。今までにない目的をもって、フィールドを駆け巡る。 1日目もそろそろ終わり。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 紅葉したカラマツに夕陽が差して、いっそう輝く。
紅葉したカラマツに夕陽が差して、いっそう輝く。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 無事に1日目を終えました。ここに来るまで制限時間オーバー確実でした。それがどれほどイレギュラーなのか分からず、とても不安でした。

しかし、ゴールに来てみると意外とみんな同じタイミングでぞろぞろとゴールしてくる。

なんだ、やっぱり自由なんだ、と、安堵に包まれます。
無事に1日目を終えました。ここに来るまで制限時間オーバー確実でした。それがどれほどイレギュラーなのか分からず、とても不安でした。 しかし、ゴールに来てみると意外とみんな同じタイミングでぞろぞろとゴールしてくる。 なんだ、やっぱり自由なんだ、と、安堵に包まれます。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 2日目、ピリッとよく冷えた朝。
テントや地面には霜がついていました。

相変わらず透きとおる青空のもと、今日も新しい冒険に出かけます。
2日目、ピリッとよく冷えた朝。 テントや地面には霜がついていました。 相変わらず透きとおる青空のもと、今日も新しい冒険に出かけます。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 それぞれが、思い思いの場所に向かっていく。
それぞれが、思い思いの場所に向かっていく。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 明瞭な道を辿る場面も多く、そんなときはもっと冒険がしたくてうずうずします。
明瞭な道を辿る場面も多く、そんなときはもっと冒険がしたくてうずうずします。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 だから、わざとヤブ尾根に取り付いてみたりします。当然、誰も来ません。

普段の登山でこんなことはしないのに、不思議です。
だから、わざとヤブ尾根に取り付いてみたりします。当然、誰も来ません。 普段の登山でこんなことはしないのに、不思議です。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 尾根を登りきって振り返ると、富士山と南アルプスが浮かび上がります。
尾根を登りきって振り返ると、富士山と南アルプスが浮かび上がります。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 霧ヶ峰に、こんな場所があったのか....今回もっとも景観がよかった場所です。

観光や登山で霧ヶ峰に訪れていたら、まず立ち寄らないようなところにあります。

こういった発見があるのも、OMM の醍醐味のひとつであると感じます。
霧ヶ峰に、こんな場所があったのか....今回もっとも景観がよかった場所です。 観光や登山で霧ヶ峰に訪れていたら、まず立ち寄らないようなところにあります。 こういった発見があるのも、OMM の醍醐味のひとつであると感じます。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 このあたりで、2日目のメインとなる一大イベント発生。

相方がバックパックの横に付けていたテントのポールを落としたことに気づいたのです。

...というわけで、ここから先、我々のアドベンチャーは落としたポールを探し出す旅に変わります。
このあたりで、2日目のメインとなる一大イベント発生。 相方がバックパックの横に付けていたテントのポールを落としたことに気づいたのです。 ...というわけで、ここから先、我々のアドベンチャーは落としたポールを探し出す旅に変わります。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 結局、落としたポールは心当たりのある場所まで戻って入念に探したものの見つからず、最後の頼みで運営に電話したところ、ゴール地点に届いているとの知らせがありました。

これには心から感動しました。
届けてくれた方に、この場を借りてお礼いたします。
結局、落としたポールは心当たりのある場所まで戻って入念に探したものの見つからず、最後の頼みで運営に電話したところ、ゴール地点に届いているとの知らせがありました。 これには心から感動しました。 届けてくれた方に、この場を借りてお礼いたします。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 2日とも制限時間オーバー(失格ギリギリセーフライン)でゴールしました。
2日とも制限時間オーバー(失格ギリギリセーフライン)でゴールしました。
霧ヶ峰・車山・大笹峰 スコアの結果だけ見れば散々ですが、自分たちの冒険を楽しめたと思います。

このレースは、必ずしもひとつのゴールを目指して参加者同士でスコアやタイムを競うだけが目的にはなりません。参加者の数だけ目的があったと思います。本当に自由度が高い。

「日本にある、まだ知らない場所を探求し続けたい」という私の人生のテーマにまた一つ新しい色を塗ってくれた、素敵な2日間となりました。
スコアの結果だけ見れば散々ですが、自分たちの冒険を楽しめたと思います。 このレースは、必ずしもひとつのゴールを目指して参加者同士でスコアやタイムを競うだけが目的にはなりません。参加者の数だけ目的があったと思います。本当に自由度が高い。 「日本にある、まだ知らない場所を探求し続けたい」という私の人生のテーマにまた一つ新しい色を塗ってくれた、素敵な2日間となりました。

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