長野市災害ボランティアの活動『ONE TEAM』2019-11-9.10

2019.11.09(土) 2 DAYS

活動詳細

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皆さん!晩秋の頃いかがお過ごしですか? 11/9(土)10(日)が連休になった私は、何処へ行こうかネットで検索。 沢山の素敵な記事を見ている中で、私が一番心惹かれたところ… それは『長野市災害ボランティア』の記事でした。 遠く熊本県から長野県へボランティアとして活躍していた方がいて、その人のレポに『熊本の震災の際は、長野県の方々に大変お世話になりました』と言う内容がありました。 そしてコメントのやり取りの中で一番印象深かったのが、さまざまな災害を経験されて助け合う気持ちを『我々はONE TEAMです』と表現されていたことでした。 先日、ラグビー世界大会でも日本代表の雄姿を観戦して、そして『ONE TEAM』と言う言葉に感動をしていたばかり! 今は山の紅葉も素晴らしい時期ですが、どうしても私はボランティア活動に参加したくなり、微力ではありますが『ONE TEAM』の一員として、今回は長野市災害ボランティアへ参加してきました。 今年は私が北アルプスデビューの年でしたし、この素晴らしい自然を満喫させて頂いた長野県へ恩返しの気持ちも大きくあったのです。 では、今回は山とは関係ない内容ですので、山レポ期待の方はスルーして下さい。 11/9(土)の早朝に自宅を出発。 そして名神・中央自動車道路を経由して長野自動車道(更埴IC)にて下車しました。 ここから長野市南部災害ボランティアセンターに向かったんですが、ここは元長野オリンピックの開催跡地で駐車場が800台駐車と一番広い場所だと思います。 『長野市南部災害ボランティアセンター』 https://nagano.shienp.net/nagano/south ここで駐車をして受付を済ませて災害現場までの送迎バスがあります。 『災害ボランティア車両の高速道路無料措置』 https://www.e-nexco.co.jp/road_info/important_info/h31/0701/ 遠方から車で来られる方は高速道路が無料化になります。 先々週の三連休には2日2,300人・3日3,578人・4日2,394人と、多くのボランティアが参加されていたそうです。 そして本日も早朝から沢山のボランティアの方々が参加されておりました。 先ずは南部災害ボランティアセンターで受付を行い、そこからバスで一時間ほど北上しました集落にて、家屋の片付け作業を行い、5人1チームで行動を共にしてバスには45人が同乗しました。 また現地では被災者さんへの配慮から撮影がNGですので、画像で現地のことは詳しくお伝えできませんので、ここからは文章にて私が感じたことをお伝えします。 私は各家庭から運ばれてくる土嚢をトラックから卸す作業を一日中行い、約300坪ほどの空き地に運ばれてきた土嚢が一日で埋まるほど大量の作業でした。 現地では若い女性も参加されており、土嚢袋の重さは20~30キロありましたので、非力な女性では大変な作業だったと思います。 そして袋の中には液状の状態もあったので、ヘドロが全身に付着することもありましたが、誰も手を休める事無く全身が泥だらけになりながら、11時から15時まで作業を行いました。 40代と思われるご夫婦が何度も軽トラックで土嚢を運ばれてきて、そのたびに助手席の奥さんが車から下りて『ボランティアの皆さん、本当にお疲れ様です』と深々と我々に頭を下げていました。その姿を見た私は奥さんに対して『疲れてなんかいませんから大丈夫ですよ』と笑顔で挨拶を交わしたのです。 連日の作業で疲れたその奥さんから、『ありがとうございます』と笑顔を頂いたことが凄く嬉しく思えました。 その現場にはイスラム教のボランティアの方々も40名ほど参加されており言葉は通じませんでしたが、国境を越えて作業をして頂く姿に感謝して、その日の作業が終わるとみな笑顔で集合写真を撮っていました。 ここでも被災者の方々に配慮をして、現地写真は公開しませんので悪しからず。 私も体力的には大変な思いをしましたが、終わってみれば清々しい汗をかいた充実感に満たされたのです。 帰りのバスへ向かう道中では、被災した家屋の屋根には茶色に変色したリンゴが乗っていて、水害が屋根の高さまで到達したことで、リンゴが屋根にあることを知りました。 そして長野県信州と言えばリンゴの栽培が有名な地域なんですが、そのリンゴ畑にはこれから収穫をするリンゴが地面に落ちていたり、リンゴ箱が無残にも散乱していたのを目の当りにしたのです。 あと家屋の壁には『ボランティアの皆様ありがとうございます』という文字を見つけて、私も『ボランティア活動に参加させて頂き、ありがとうございます』と心の中でお礼を言いました。 11/10(日)二日目は、アクアパル千曲という下水道施設へ向かい、被災地から運ばれてくる廃棄物の処理作業でした。 そこへ運ばれてくるものの多くは木材・家電製品・不燃物の廃棄物で、私は主に家電製品の整理を行いました。 廃棄処分となった冷蔵庫を多く整理したのですが、大型冷蔵庫は重さ100キロを超えるものもあり、また冷蔵庫の中身は入ったままの状態も少なくありませんでした。 昨日の被災地では臭いはありませんでしたが、ここは生ごみから立ち込める悪臭があったり、生ごみが身体に付着したりしました。 この現場は10代の若い参加者が多くいましたが、誰もそのことを気にすることなく皆さん全身が汚れることを構わず作業を行っていて、私が10代の時に同じことを出来たのかと考えると、本当に頭が下がる思いをしました。 ブラウン管テレビ・ドラム式洗濯機・そして大型冷蔵庫の片づけが困難を極め、女性が多い現場でしたので男性が率先して対応をしておりました。 私も昨日の疲れが残っておりましたが全力で冷蔵庫を動かし、腕の握力が限界になるまで力の限りを尽くして作業を行いました。 やはり昨日の被災地でのことや被災された方々のことを考えると、自然と身体を動かさずにはいられなかったのです。 何とか全ての作業を終えることが出来て、あとは不燃物の中にあるプラスチック・木材・鉄くずなどの分別作業を行いました。 二日目は半日で作業を終えて帰宅の路につきましたが、私がこのボランティア活動で出来たことは本当に微力だったと感じます。 まだまだボランティアを必要としている方々が多く居ることを実感しましたし、そして私自身がボランティア活動に参加させて頂いたことに感謝の二日間でした。 これから長野県は寒さも厳しくなる時期ですので、冬期に向けて復興と言う名の荷支度を今は急ぐばかりです。 そして一日も早く復興されて新しい春を迎えられることを願っております! そして私の我がままに同行してくれた山友には、ありがとうと感謝を言わせてもらうよ🎵 最後に一言 我々はいつも『ONE TEAM』 『長野市災害ボランティアセンター』 https://nagano.shienp.net/nagano 『全国災害ボランティア募集状況』 https://www.saigaivc.com/typhoon201919/

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