活動データ
タイム
08:24
距離
32.0km
のぼり
2362m
くだり
2354m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る連休が取れたので、以前から行きたくても踏ん切りがつかなかった塩那道路を歩くことにしました。あまり体力があるわけではないので、皆登っている男鹿岳はスルー。深山園地から約14km地点の自衛隊碑(瓢箪峠)が目標です。 当日の天気は一番の冷え込みが予想されたので、防寒着を多めに用意しましたが、夜明けごろの深山園地の気温は6℃。意外に暖かかったので、防寒着関係は全てザックに詰めて出発。 園地から2番めのゲートまでは遊歩道として整備されているので上等なダート道でしたが、2番・3番とゲートを超えるごとに藪が目立ってきます。落石・倒木・路面の消失や崩落も多数見られますが、元々自動車道として整備されているので、道路幅が3m以上確保されており、通行困難な箇所は殆どありません。 とはいえ、谷底は数百メートル下の断崖絶壁であり、岩盤ごと崩れた崩落箇所もあるので、注意して進みます。しばらくはなだらかな道が続きますが、植生回復小屋(2箇所あり、深山園地寄りの小屋)を過ぎたあたりから斜度が少しずつ上がり、また藪丈が高くなって身長を超えてきますが、踏み跡がしっかりしているので足元に注意すれば通行には苦労を要しません。 標高1600mを超えたあたりで背丈を超える藪は終わり、出発から3時間40分後の10:00前にようやく目的地の自衛隊碑前まで到達、しばしの黙祷。折り返しの見切り時間は10:30と決めており、体力にも余裕があったので、あと30分歩いてみることに。 瓢箪峠を超えたあたりから尾根を固めた路盤になっており、周囲の視界が開けていわゆる「天空回廊」のゾーンに差し掛かります。折よく晴れ間が出てきて、雄大な眺めに感じ入ります。更に2kmほど進んで鹿又岳頂上近くで折り返し。 来た道を戻っていきますが、大滝根山分屯基地から発進したT-4練習機の轟音(と分かったのは深山園地に辿り着いた時に駐車場で写真を撮っておられた男性の方に教えてもらったからですが)にビビったり、山肌から飛び出してきたヤマドリ(初めて見た!!)の巨体にビビったり、藪を抜けた先が路面陥没地点でビビったりと、ビビってばかりでしたが、何とか帰着。惜しむらくは、深山園地上空を旋回していたT-4練習機をカメラに収める気力が無かった事ですね。 なお、登山中トロトロと歩く私に、追いつく男性がいらっしゃり、私より20分ほど後で出発したとの事。速い!! 男鹿岳をスルーして先に進もうとする私に対して「大佐飛山に行くの?」と問われます。底の見えない稜線を400m以上降りて、そこから登山道も無いのに900m近く登るとか、またまたご冗談をwと思ったら、下降ポイントがこの辺りにあり、そこから谷を渡渉して登っていくとの事。その場で聞いていた時は半信半疑でしたが、家に戻って調べてみたらYAMAPの山行記録があるやん……しかも複数。 道中、大佐飛山と谷底を繰り返し眺めながら「無理やろ」と確信していたので驚愕です。シェルパに付いてもらって無荷でも、私には大佐飛山頂上まで辿り着ける気がしませんでした。
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