活動データ
タイム
04:47
距離
7.8km
のぼり
1434m
くだり
311m
活動詳細
すべて見る10月は山行一回...あれほど登ってきた山だったのに、どうしたのだろうか。 ケアマネの更新研修だったりで休みが奪われたのもあるが。。 10月下旬、職場にて、夜勤の業務を外されるという判断が下った。 意味が分からない。優しくパワハラを受けてきたのだろうか。 その瞬間、自分の中で全てが終わったかのように思えた。 自分を否定された。 今までやってきたことって何だったのだろう。10年働いてきて、全てを失った。積み重ねてきたつもりだったが、何にも積み重ねてはいなかったようだ。 裏切られた気持ちでいっぱいだった。 退職したい旨を上司に相談し、半分保留の形で、休みを貰うことになった。 私の決意は変わらない。いいんだ、社会は捨てる。 せっかく出来た休み、そうだ、山に行こう。もっと遠くへ。 思いついたのは東北の日本百名山。 よし、ここを攻めよう。車で出来る限り遠くへ行くんだ。 函館→大間でフェリー使用。初めてマイカーで本州上陸! ひたすらに南下を始める。岩手山まで300Km近い走行距離があった。 走るのは楽しかった。見知らぬ土地を見ながら走るワクワク感。 いつでも冒険なのだ。 岩手山付近の道の駅にて車中泊。翌朝登山スタート。 三連休の中日ともあって、登山客は多くいた。天気は快晴。素晴らしいスタートだ。 無我夢中で登り続ける。登っている間は無であってよい。 七合目くらいからはヴィクトリーロードであった。 岩手山も火山。素晴らしくも何と大きな火口を目の前にしながら、近づいていく。 圧倒される景色に、心打たれるばかりであった。 ここを自分は登っている。人生を賭けて。 不思議なもんだ、自分がここにいることが。 全てを失った自分に、登山という、生きる術、生きる実感を与えてくれる場所。 凍てつく風もまた、それもまた山の圧倒的な力を受けつつ、ちっぽけな自分には生きている実感を与えてくれた。 素晴らしい山だ。 久々の登山だったが、概ね良いペースでの山行だった。 もっと強く歩かなくてはいけない。 怒りと悲しみを打ち消すために。
活動の装備
- プラティパス(Platypus)225601
- マムート(MAMMUT)Add-on bottle holder
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