片波山、井ノ口山と鍋谷山へ伏条台杉を求めて 

2014.06.15(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間
休憩時間
30
距離
12.6 km
のぼり / くだり
972 / 884 m
1
1 17
23
47
5
13
42
34

活動詳細

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 片波山763m、井ノ口山849m(最高点)、鍋谷山859mはもともと京都市と京北町の市境(現在は右京区と左京区の境界)尾根上の峰々で、花脊大布施から北に上る桂川上流に沿った南北の尾根です。山系でいうと、三国岳から小野村割岳を経て佐々里峠までやってきた中央分水嶺は品谷山の方向に西へと進みますが、その手前をダンノ峠のほうに南東に進む尾根が分岐し、その先でさらにソトバ山方面と分岐した尾根が、衣懸坂で下がった後、鍋谷山に盛り上がります。その先の盛り上がり(井ノ口山・最高点)で尾根が南に曲がり、南北の尾根となって、片波山を経て、大布施の桂川に落ちていきます。今回は南からこの尾根を縦走しました。バス停でいうと、大布施から山に入り、北に縦走して広河原地区の下の町のバス停まで歩きました。帰りはバスで駐車地まで。こういう山行ができるのが、ここらあたりのメリットです。 伏条台杉については次の(京都市右京区のHP)が詳しいようです。http://www.city.kyoto.lg.jp/ukyo/page/0000011914.html 山行記録:日時-2014年6月15日、天候-晴れ。8:50 左京区花脊出張所の前のPに駐車後、出発。8:55 広域基幹林道深見大布施線の入口①、9:02 林道ゲート②、9:46 片波山の尾根取り付き④、10:15 片波山⑤、10:55 ナベ谷峠⑦、11:16 井ノ口山の尾根取り付き⑧、11:50 井ノ口山・最高点⑩、12:00 鍋谷山・山頂⑪着、昼食。昼食後、12:12 出発、12:26 井ノ口山・東尾根分岐、12:30 井ノ口山・三角点⑫、12:43 尾根末端⑭で道終焉、12:53 苦労の末、林道に下る⑮、13:12 倉谷林道ゲート⑰、13:22 崩壊箇所1⑱、13:33 崩壊箇所2⑲、13:50 下の町バス停⑳着。このあと14:24発の出町柳行きに乗って、14:45 花脊農協前下車。ここからPまではすぐ。  ほぼ5時間のルートでした。ここはバスがあるのでいつものように駐車地に帰る周回ルートではなく、今回のようなルートが楽しめます。林道歩きが長いのが欠点ですが、素晴らしい伏条台杉をたくさん見られるという点では、なかなかお勧めの山域です。ただ、広域林道は山歩きのことはほとんど無視しているということを認識して行ったほうがいいですね。今回は確かにルートとして一般ではない井ノ口山東尾根を下りましたが、柵に沿って踏み跡はたくさんあるし、林道に下れない等の表示も無いので、ついついこれを下ってしまった人はけっこう多いのでは?案の定、その先の危険箇所も、先人が通った跡がくっきりと。でもここは、そのうち事故が起きても不思議でないところです。また、最後の倉谷林道の崩壊も、ちょっとすさまじいものがありました。いまは初心者の方等は倉谷林道の利用は避けられたほうがいいと思います。早く、普通に、また安全に歩けるようになってほしいです。 ↑2016年夏現在、崩壊した倉谷林道は改修が終わって、通れるようになっているという情報があります。

鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(久多 , 花脊 , 中 , 上弓削)をベースに作成いたしました。
今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(久多 , 花脊 , 中 , 上弓削)をベースに作成いたしました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 広域基幹林道の入口①です。大布施の集落の西にあります。今日は日曜日なので車を左京区花脊出張所の前のPに置かせてもらい、ここまで5分ほどです。
広域基幹林道の入口①です。大布施の集落の西にあります。今日は日曜日なので車を左京区花脊出張所の前のPに置かせてもらい、ここまで5分ほどです。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 花背小学校と中学校の裏口を過ぎると、林道ゲート②が現れます。車は入れません。
花背小学校と中学校の裏口を過ぎると、林道ゲート②が現れます。車は入れません。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 車は来ないのでのんびり歩けますが、なんとも立派な舗装道路です。湯船谷川に沿って登っていきます。②-③間。
車は来ないのでのんびり歩けますが、なんとも立派な舗装道路です。湯船谷川に沿って登っていきます。②-③間。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 林道は谷から離れ、左の山腹に取り付きます。ヘアピンカーブが4,5回あり、高度を稼いでいきます。③あたりで後方に756mピークがきれいに見えてきます。 この峰は、これから登る片波山のほぼ真東に位置し、標高も7m低いだけで、桑谷山から見たとき、きれいなツイン・ピークに見えたその一つです。
林道は谷から離れ、左の山腹に取り付きます。ヘアピンカーブが4,5回あり、高度を稼いでいきます。③あたりで後方に756mピークがきれいに見えてきます。 この峰は、これから登る片波山のほぼ真東に位置し、標高も7m低いだけで、桑谷山から見たとき、きれいなツイン・ピークに見えたその一つです。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 林道は間もなくいったん完全に尾根上に出ます。その後初めて少しだけ尾根の西に出たかと思えば、すぐまた尾根と交差します。地図の④です。
林道は間もなくいったん完全に尾根上に出ます。その後初めて少しだけ尾根の西に出たかと思えば、すぐまた尾根と交差します。地図の④です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ここ④から 林道は大きく尾根を右に外れていくので、ここで、尾根に取り付かないといけませんが、この写真のように、ちょっと直登はいやな感じです。
ここ④から 林道は大きく尾根を右に外れていくので、ここで、尾根に取り付かないといけませんが、この写真のように、ちょっと直登はいやな感じです。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 左手に入っていくのは、荒れた林道支線。そのゲートの右を入ります。
左手に入っていくのは、荒れた林道支線。そのゲートの右を入ります。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ここなら、なんとか尾根上にたどり着けそうです。そのまえに、ここから後ろ(南)を見ると、初めて広々と眺望が広がっています。
ここなら、なんとか尾根上にたどり着けそうです。そのまえに、ここから後ろ(南)を見ると、初めて広々と眺望が広がっています。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 雲取山911mの北からの姿です。
雲取山911mの北からの姿です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 尾根の上から頭だけ出しているのが桟敷ヶ岳です。
尾根の上から頭だけ出しているのが桟敷ヶ岳です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 大きな山塊の滝谷山876m。三角点山頂は右です。
大きな山塊の滝谷山876m。三角点山頂は右です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 尾根に乗ったところは、杉の植林地でした。特に踏み跡はありませんが、尾根芯を進むだけなので、快適に進めます。
尾根に乗ったところは、杉の植林地でした。特に踏み跡はありませんが、尾根芯を進むだけなので、快適に進めます。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) すぐに植林は終わり、二次林の尾根。
すぐに植林は終わり、二次林の尾根。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) アシウスギの「伏条台杉」といえそうな株に、今日初めて出会いました。実はこのあと、飽きるほど出てくるのですが・・・。
アシウスギの「伏条台杉」といえそうな株に、今日初めて出会いました。実はこのあと、飽きるほど出てくるのですが・・・。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) でも今日最初なので、ちょっと感動です。
でも今日最初なので、ちょっと感動です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) やがて、片波山の山頂⑤到着です。三等三角点、点名「大布施」、標高は763.1mです。地理院の地形図ではなぜか「湯槽山」。
やがて、片波山の山頂⑤到着です。三等三角点、点名「大布施」、標高は763.1mです。地理院の地形図ではなぜか「湯槽山」。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) しばらくは南北に長い山頂をゆっくり下りますが、やがて急降下が始まります。地形図で見ても明らかです。
しばらくは南北に長い山頂をゆっくり下りますが、やがて急降下が始まります。地形図で見ても明らかです。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 下りの途中で、左の眺望が開けます。ソトバ山806mです。広域林道が山頂付近を通り、痛々しい姿です。
下りの途中で、左の眺望が開けます。ソトバ山806mです。広域林道が山頂付近を通り、痛々しい姿です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) そしてその右には目指す鍋谷山の山頂部です。
そしてその右には目指す鍋谷山の山頂部です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ナベ谷峠への下り(⑥-⑦間)です。左が植林、右が二次林の尾根を下ります。このあたりからアシウスギ(台杉)が増えてきました。
ナベ谷峠への下り(⑥-⑦間)です。左が植林、右が二次林の尾根を下ります。このあたりからアシウスギ(台杉)が増えてきました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 下りきったところがナベ谷峠⑦。かつては風情のある峠だったそうですが・・・
下りきったところがナベ谷峠⑦。かつては風情のある峠だったそうですが・・・
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 今の峠の姿です。峠の東側には大きな盛り土がなされ、その上を広域林道が。
今の峠の姿です。峠の東側には大きな盛り土がなされ、その上を広域林道が。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) でも、林道ができて、眺望だけは素晴らしくなっています。正面に大きく桑谷山931m。双耳峰なのですが、ここか らはそれは感じません。左が三角点のある西峰。右の鉄塔の頭が見えてるちょっと左が最高峰の東峰です。
でも、林道ができて、眺望だけは素晴らしくなっています。正面に大きく桑谷山931m。双耳峰なのですが、ここか らはそれは感じません。左が三角点のある西峰。右の鉄塔の頭が見えてるちょっと左が最高峰の東峰です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 京都府第2の高峰・峰床山970mです。ここからはしばらく尾根を進まず、⑦-⑧間は広域林道を歩きました。 帰りのバスの時間があるので、安全策です。しかし、日陰の無い林道は日差しがきついです。
京都府第2の高峰・峰床山970mです。ここからはしばらく尾根を進まず、⑦-⑧間は広域林道を歩きました。 帰りのバスの時間があるので、安全策です。しかし、日陰の無い林道は日差しがきついです。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 693m峰から東へ延びる尾根を越えると、右前方に小野村割岳の平らな山頂部が見えてきました。
693m峰から東へ延びる尾根を越えると、右前方に小野村割岳の平らな山頂部が見えてきました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) このあたりは一番最近付いた区間でしょう。まだ未舗装で、崖の処理もされていませんでした。
このあたりは一番最近付いた区間でしょう。まだ未舗装で、崖の処理もされていませんでした。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 前方に鍋谷山~井ノ口山・最高点が見えてきました。広域林道はナベ谷峠⑦から右山腹を巻き、久々に尾根に出ます。ここが⑧で、井ノ口山の尾根への取り付き点です。
前方に鍋谷山~井ノ口山・最高点が見えてきました。広域林道はナベ谷峠⑦から右山腹を巻き、久々に尾根に出ます。ここが⑧で、井ノ口山の尾根への取り付き点です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 尾根の取り付き点です。新しく設置された柵が目だっています。この左側を歩いていきます。 最初は、尾根道から広域林道に落下しないようにしている柵かと思いましたが・・・
尾根の取り付き点です。新しく設置された柵が目だっています。この左側を歩いていきます。 最初は、尾根道から広域林道に落下しないようにしている柵かと思いましたが・・・
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 柵はどこまでも続いていました。これは、落下防止用ではなく、右側の「伏条台杉群生地」を 区分する柵のようです。このアシウスギもみごとです。あまり「伏条」ではないのかもしれませんが。
柵はどこまでも続いていました。これは、落下防止用ではなく、右側の「伏条台杉群生地」を 区分する柵のようです。このアシウスギもみごとです。あまり「伏条」ではないのかもしれませんが。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 傾斜が緩くなってきました。井ノ口山の山頂台地に入ってきたようです。柵は延々と続きます。
傾斜が緩くなってきました。井ノ口山の山頂台地に入ってきたようです。柵は延々と続きます。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 柵がついになくなりました。といっても、少しだけ手前で右に下がっていっただけですが。そこから少し だけ登ると、井ノ口山の最高点です。標高はほぼ849m。山頂には特に何もありませんでした。視界も。
柵がついになくなりました。といっても、少しだけ手前で右に下がっていっただけですが。そこから少し だけ登ると、井ノ口山の最高点です。標高はほぼ849m。山頂には特に何もありませんでした。視界も。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 鍋谷山への尾根(⑩-⑪間)です。井ノ口山の最高点で尾根が左(西)に曲がるので、それに沿って進みます。二次林のきれいな尾根です。
鍋谷山への尾根(⑩-⑪間)です。井ノ口山の最高点で尾根が左(西)に曲がるので、それに沿って進みます。二次林のきれいな尾根です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) タンナサワフタギです。尾根上に咲いていました。鋸歯が大きいので「タンナ」の方でしょう。
タンナサワフタギです。尾根上に咲いていました。鋸歯が大きいので「タンナ」の方でしょう。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 鍋谷山・最後の登り、⑩-⑪間です。痩せ尾根風になってくると、その先が山頂です。
鍋谷山・最後の登り、⑩-⑪間です。痩せ尾根風になってくると、その先が山頂です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 標高859mの鍋谷山・山頂⑪です。山頂札が思った以上にたくさんありました。
標高859mの鍋谷山・山頂⑪です。山頂札が思った以上にたくさんありました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 再び、雲取山の姿です。鍋谷山の樹間より。
再び、雲取山の姿です。鍋谷山の樹間より。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) こちらは、さっき越えてきた片波山の山頂部です。
こちらは、さっき越えてきた片波山の山頂部です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 井ノ口山最高点⑩まで戻り、井ノ口山三角点のある東尾根に入りました。さっきの柵が、こちらへ続いています。
井ノ口山最高点⑩まで戻り、井ノ口山三角点のある東尾根に入りました。さっきの柵が、こちらへ続いています。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 井ノ口山の三角点⑫です。尾根を70mほど下ったところにあります。三等三角点で、正しい点名は「西丁子」、標高は779.0mです。 いったいなぜこんな中腹に三角点を置いたのでしょうか?眺望があるわけでもないし、ほんと、尾根の途中以外、なんでもない場所です。
井ノ口山の三角点⑫です。尾根を70mほど下ったところにあります。三等三角点で、正しい点名は「西丁子」、標高は779.0mです。 いったいなぜこんな中腹に三角点を置いたのでしょうか?眺望があるわけでもないし、ほんと、尾根の途中以外、なんでもない場所です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 三角点からさらに東尾根を下っていくと、いよいよ伏条台杉の本場です。片波川源流部とともに、素晴らしい台杉が見られます。
三角点からさらに東尾根を下っていくと、いよいよ伏条台杉の本場です。片波川源流部とともに、素晴らしい台杉が見られます。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 東尾根に続く柵と、それに沿う踏み跡について下ります。
東尾根に続く柵と、それに沿う踏み跡について下ります。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ここの台杉群もまた、すばらしいの一言です。なんともいえず古く、大きく。威厳に満ちています。
ここの台杉群もまた、すばらしいの一言です。なんともいえず古く、大きく。威厳に満ちています。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ここまで下ってきたら、東尾根をこの柵に沿ってさらに下って、広域林道に出よう、と普通思います、よね。ところがその先で思わぬ展開が。
ここまで下ってきたら、東尾根をこの柵に沿ってさらに下って、広域林道に出よう、と普通思います、よね。ところがその先で思わぬ展開が。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 柵沿いの道から林道が見えてきて、もう少しで林道降下かなと思っていた頃、突然柵に囲まれて道が終焉を迎えます。正面は林道の急な矩面、 というより絶壁。バスの時間考えると、井ノ口山に登りなおすのはちょっと厳しい・・・。というわけで、なんとか林道に下りたいわけです。
柵沿いの道から林道が見えてきて、もう少しで林道降下かなと思っていた頃、突然柵に囲まれて道が終焉を迎えます。正面は林道の急な矩面、 というより絶壁。バスの時間考えると、井ノ口山に登りなおすのはちょっと厳しい・・・。というわけで、なんとか林道に下りたいわけです。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 柵による行き止まりのまん前の杉の木に「通路こちら→」の表示があり、通路があるのかな?と行ってみたところ、かなりの急傾斜をトラバースする必要が。 左は林道への絶壁で、左に落ちたらただでは済みません。慎重に、左に落下しないように高度を下げながら前方へ。写真で見る感じよりかなり危険です。
柵による行き止まりのまん前の杉の木に「通路こちら→」の表示があり、通路があるのかな?と行ってみたところ、かなりの急傾斜をトラバースする必要が。 左は林道への絶壁で、左に落ちたらただでは済みません。慎重に、左に落下しないように高度を下げながら前方へ。写真で見る感じよりかなり危険です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 正面に涸れた小谷が見えてきました。林道に下るには、たぶんこの谷を下るしかないようです。谷まで最後は お尻で滑って降下(というより半分滑り落ち)しました。写真ではその急傾斜がわからないものですねー^^
正面に涸れた小谷が見えてきました。林道に下るには、たぶんこの谷を下るしかないようです。谷まで最後は お尻で滑って降下(というより半分滑り落ち)しました。写真ではその急傾斜がわからないものですねー^^
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ヤレヤレ、なんとか林道に下れました。ちょっとここはあんまり、って気がします。そもそも林道が尾根を切り裂いて 絶壁に変えてしまうことが問題なのでしょうが。初心者・高所恐怖症の方は、このルートはやめたほうが無難です。
ヤレヤレ、なんとか林道に下れました。ちょっとここはあんまり、って気がします。そもそも林道が尾根を切り裂いて 絶壁に変えてしまうことが問題なのでしょうが。初心者・高所恐怖症の方は、このルートはやめたほうが無難です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 尾根の延長線⑮です。林道に降り立って尾根の先端を見ると、やはりすさまじい絶壁。ここは絶対に下降できません
尾根の延長線⑮です。林道に降り立って尾根の先端を見ると、やはりすさまじい絶壁。ここは絶対に下降できません
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) その先も左側は絶壁が続きます。まるで城砦です。この広域林道という林道は、これまでの 林道のように、適当に山から登り降りできるような代物ではないことを思い知りました。
その先も左側は絶壁が続きます。まるで城砦です。この広域林道という林道は、これまでの 林道のように、適当に山から登り降りできるような代物ではないことを思い知りました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 皆子山、こもれびの頂、知世路谷山。柵による行き止まりの、尾根の突端⑭から撮った写真です。一番奥が京都府下最高峰の皆子山971m。そう、ちょっと前までは972mと 書いていましたが、そのころは971.5m。最新の測量結果では971.3mで、ついに切り下げに。峰床山と1m差になってしまいました。 その左手前に見えている峰は、「こもれびの頂」と呼ばれている871mの峰です。さらにその手前は「知世路谷山」と呼ばれる716mの峰で、 いずれも「京都花背山村都市交流の森」を起点に整備された森林公園内の峰です。
皆子山、こもれびの頂、知世路谷山。柵による行き止まりの、尾根の突端⑭から撮った写真です。一番奥が京都府下最高峰の皆子山971m。そう、ちょっと前までは972mと 書いていましたが、そのころは971.5m。最新の測量結果では971.3mで、ついに切り下げに。峰床山と1m差になってしまいました。 その左手前に見えている峰は、「こもれびの頂」と呼ばれている871mの峰です。さらにその手前は「知世路谷山」と呼ばれる716mの峰で、 いずれも「京都花背山村都市交流の森」を起点に整備された森林公園内の峰です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ⑭からの峰床山です。
⑭からの峰床山です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ⑭からは、はるか、比良の蓬莱山も望めました。
⑭からは、はるか、比良の蓬莱山も望めました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) さて、林道をどんどん進んでいくと、井ノ口山最高点の真北の尾根に当たったところで、右に ゲートのある分岐が見えてきます。これが倉谷林道の入口⑰です。これを下って下の町へ。
さて、林道をどんどん進んでいくと、井ノ口山最高点の真北の尾根に当たったところで、右に ゲートのある分岐が見えてきます。これが倉谷林道の入口⑰です。これを下って下の町へ。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 倉谷林道を下ります。落石の多い林道を下っていきます。
倉谷林道を下ります。落石の多い林道を下っていきます。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ちょうど一番谷の奥を曲がるところ⑱で、林道は無残に崩壊していました。
ちょうど一番谷の奥を曲がるところ⑱で、林道は無残に崩壊していました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 大きな倒木が支えになって、 なんとか通過できましたが、ここは山歩きに慣れた方以外はやめたほうがいい箇所です。
大きな倒木が支えになって、 なんとか通過できましたが、ここは山歩きに慣れた方以外はやめたほうがいい箇所です。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) ここ⑲も崩壊しています。
ここ⑲も崩壊しています。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 山際に何とか人一人分の通路が残っているので助かりました。ともに、2013年9月の台風18号の仕業でしょうか。
山際に何とか人一人分の通路が残っているので助かりました。ともに、2013年9月の台風18号の仕業でしょうか。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 広河原下之町の桂川沿いに下ってきました。バスまではまだ半時間ほど余裕があります。
広河原下之町の桂川沿いに下ってきました。バスまではまだ半時間ほど余裕があります。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) 「下の町」のバス停⑳に着きました。早稲谷川の水でゆっくりと手や顔を洗う時間がありました。でも携帯は圏外(SB)、自販機は皆無。 ほんと、のどかなところです。半時間後、音楽を鳴らしながら京都バスの出町柳行きが来ました。
「下の町」のバス停⑳に着きました。早稲谷川の水でゆっくりと手や顔を洗う時間がありました。でも携帯は圏外(SB)、自販機は皆無。 ほんと、のどかなところです。半時間後、音楽を鳴らしながら京都バスの出町柳行きが来ました。
鍋谷山・井ノ口山・湯槽山(片波山) バス停から見上げる井ノ口山。
バス停から見上げる井ノ口山。

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