橘湾岸スーパーマラニック😃-2019-11-03

2019.11.03(日) 日帰り

活動データ

タイム

07:00

距離

68.2km

のぼり

1815m

くだり

1341m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間
休憩時間
8
距離
68.2 km
のぼり / くだり
1815 / 1341 m
1 31
2 41

活動詳細

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2週間ほど前… 「次の橘湾では、鬼ですからね~。真剣に逃げますんで、追いかけて下さいね。」 って?…鬼ごっこの話なのか?…何の事かよく分からず…… まさか……そう、あの方も同じ橘湾Pコースにエントリーしてたとは😅 今のあの方なら…12時間~12時間30では行くだろう。エイドでゆっくりでも…13時間かからないんじゃないか✨ 燃えてきた~🎵 私の中で今シーズンのロードのメイン…橘湾岸スーパーマラニックP100。 H320キロ、W276キロ、P103キロ。私は一番短いコースです。 ウェーブスタートの為、各コースそれぞれスタートの時間が違います。 私は11月3日2:00スタートです。Pのスタートは、11月2日21:00~11月3日2:00とバラバラです。追っかけるのが好きなので、2:00を希望してましたらOKだったみたいです。 大会の2日前まで、身体は順調そのもの。103キロなので、そこまで体重も落とさず。 ただ…前日から…腹痛。11月2日(厳密にいえばスタート前日)に現地入りしたのですが…その前にトイレ6回。あっ、座る方のヤツです。 現地で家族は宿へ、私は車中泊?…の予定。泊っては言わないかなぁ。 受付など済ませ…九爆のあの方や…背振向上委員会の方…かつての阿蘇カルデラの入賞者…見たことある人多数。あっ、こっちが一方的に知ってるだけです。 駐車場に向かってると…前から…監督さん❗H320参加です。頑張ってくださ~い❗ なんかいいコトありそな予感。 18:00には就寝。23:00起床。そりゃ~興奮して寝れん寝れん。薬飲んでも、1時間おきに目が覚めた。 とりあえず、道沿いのトイレで歯磨きしてると…ランナーがきた… な、なんと…「ひゃっほいさん」❗あぁ~H320の11月1日21:00超レイトスタートの…ブログでしか見たことなく、ロードにトレイル、24時間走など…とんでもねぇお方…モンスターですね✨ Pの参加者は約260名。走力があるほど遅いスタート時間です。 0:00スタート100名はいたかな?…あの方とお話し…「すぐに捕まえますんで🎵」って伝え… 1:00スタート50名くらい?…ランナーを見届けながら…あの伴さんが1:00スタートでした。 2:00スタート。6名。少なっ。起きてスタートまで、トイレ4回。何か口に入れると…駆け込み…こりゃ~マズイなぁ~。 橘湾はマラニックなので、順位やスピードを競う大会ではありません。もちろん表彰もありません。 しかし、私の中で、過去の自分と戦ってみようと…震災で中止になった「阿蘇カルデラスーパーマラソン」で入賞したかった…できてたハズ… 直前に参加者リストをみると…実業団選手と思われる人…あぁ~こりゃ勝てんな~あっ、人と競う大会ではなかったね。同じ2:00スタートね。同じスタートの方々は…聞いたコトある人ばかり。 スタート直前、関係者の方から「目標タイムは?」聞かれ… 「9時間です。」って答えたコトを後悔する事になろうとは… 因みにPのコースレコードは9時間17分くらいだったと思う。ただ、この9時間って言うのは…自分では遠慮気味に答えたつもりでした。当時の阿蘇カルデラの優勝者達なら、コースは違えど、8時間30くらいで行ったのでは?…ざっくり考えてました。 スタートし、目標タイムに向けて進みますが…周りは…たぶん自分をみて…無謀者だと思ったと思います。人と競わないので、マイペース。予定では、目安のフルの通過を2時間55辺りを?… バカじゃない?…そう、バカでした。1キロラップで言うと…4分7秒辺り。それもアップダウンがあるし…あっ、コースは知ってましたよ。試走もしてたし。 そりゃ~誰もついて来ないし、くるハズないよね。 キロ4分7まではいかないが、なかなかいいペース。全くっていいくらい余裕。途中キロ3分23?…たぶん見間違え…10キロを過ぎてから前にランナーを見つけだし…口之津港公園エイド(21.4キロ)。順調そのもの。ただ…お腹が怖いので…水分は最小限。固形物は入れません…入れれません。これが後々…絶望を味わうことに。 25キロ辺りで、1:00スタートの伴さんを捕らえます。軽く挨拶して進みます。 異変に気づいたのは…30キロ…原城跡辺り。原城跡に上る坂道で…惰性で上れないことに気付く。これまでのフルマラソンでも、惰性で走ってどこまで踏み込まずに行けるか?…で走ってましたので。 …ん?…気のせいやろ… 原城跡CPでパンチを済ませ、エイドに向かう…なんか変な感じ… ここでも、腹痛が怖いので、水分少々。美人ヤマッパーのお方を見かけて、声をかけましたが…私ヘッデンつけっぱなしで…ガンガンライト当ててました。大変失礼しました。 32キロ過ぎ…まさか…脚が…脚が…上がらない。目もおかしい…視界の端の方が壊れたテレビみたいに…フラフラする。待て…待てよ… この橘湾のために作戦を立ててまして、この辺りをこのラップで行けば、これくらいのフィニッシュと。 その予定にもないくらい失速。さっきまでの勢いはまるでなく、前のランナーになかなか追い付けなくなる。大失速。まだ3分の1。理由は…分かりますよね… 脱水…ガス欠…絶望としか言いようがないくらい…ダメだ…完走はおろか…次のエイドまでも…40キロ辺りか…とてもじゃないが…たどり着けそうもない。 ご経験のある方もいらっしゃると思います。不安…焦り…冷静な判断ができなくなってました。 コンビニで固形物?…いくらなんでも怖すぎる。お腹に自信がない。が、とりあえず、自販機に寄りかかってスポドリを流し込む。口元もおかしい…飲みながら…ダラダラこぼしてしまう… 確か…次の堂崎駅エイドにはスープがあったハズ。それを頂こうか…でも…まだまだ先。たった7、8キロだが、こうなってしまうと恐ろしく遠く感じる。 アップダウンはあるにしろ、キロ6を超える…予定では遅くともキロ5。そんなに走れなくなるなんて…思ってもない😅 ベンチで寝てるランナーもチラホラ。オレも寝るか… 前方に見つけた❗もずくさん❗でも…捕まったの早くないかい?…オレだいぶ失速しましたが… なに?…「骨にヒビが入ってる?…」先週の縦走での転倒が原因だそう… DNFするつもりだと言われてました。そう、そうした方がいい。貴方は、すぐ先に大事な大事レースが控えてるから。 なんとか堂崎駅エイド(41.2キロ)に到着。スープを頂き…量を間違えると、トイレに直行になるので…そうなると…走るどころではなくなるので…注意しながら。座り込んで…ストレッチ。足の裏はしびれ、膝は既に違和感。横になりたいが、島原城(57キロ辺り)まで頑張ってみるか… フル(42キロ)の通過は3時間10分くらい。イーブンペースできてたなら、取り返しはついたかもしれないが…失速中でこのタイム。どこまで落ちることやら… 2:00スタート組に追い付かれるのも、時間の問題やろね… スポドリ、スープが効いてる✨何だったんだろう…少しずつ頭が動き出した。かといって、脚も動くかと言ったら…脚はそのまま。上がりゃしない。 それほど長い時間走った経験はないのですが、この心の浮き沈みが何度も訪れるんですよね✨ みちの駅ふかえ前エイド(51.2キロ)。もうキロ6とか7を刻んだりしてる。 「パンチシート落としてませんか?」スタッフに聞かれ…いゃいゃ持ってますよ…ほらここに… ない❗ない❗ないじゃないか❗ 「40キロのエイドで落としてたそうですよ。 連絡入ってます。」 チェックポイントで、パンチで穴を開けないと通過したことにはならない…最悪やないか… 「どうしたらいいですか?…」 本部からの連絡を待ってますので、ちょっと待ってて下さいね。 仰向けになり休みます。まぁ仕方ないね。自分が悪いし。記録として残らなくても、自分との戦いなので…ゴールを目指すか😃 「あっ、行きますね~ダメだったら、ダメで仕方ないので😃」 島原城CP(57.7キロ)に到着。なんと…マコさん❗お会いできました✨ここでは思い切ってゆっくりします。おにぎり、スポドリを頂き…ここでも仰向けになります。後半のために取ってた切り札…「マグオン&マグマ」これで覚醒するハズ😃 効く…効くねぇ~😃流石やねぇ~😃ポジティブになってきた✨ あの30キロ過ぎから50キロ辺りまでの絶望感はなんだったんだろう?…ってくらいに効いてる✨ とはいえ、30キロまでで脚を使いすぎてる。ここから…眉山ロード。6~7キロのぼり。最大斜度は15%はあろうか?… 試走では余裕で走れてましたが…走れなくはないが…この次にやってくる…70キロ辺りからの12キロの上りを考えると… もずくさんから教わった、ハイクを使いのぼります。しかし…途中はキロ10まで落ちてしまう。前を数人捕らえながら… 「あっ、T田さん❗」春のE217で望月さんを抑え、トップタイムの…9月のMMPで同じボランティアでした。しばし並走し…お話。そうこうしてると、平成新山CP(66キロ)に到着。 「スミマセン。連絡きてると思いますが、シート無くした者です。」 一応チェックポイントの前で自撮り。ここから急な下り坂。ここをキロ4分台で下りきれなければ…10時間切りですらできないだろう。 なんとか下り坂はキロ5以内で下り切って…大きな橋を渡り…下ってきた道が見えます… そろそろ2:00スタート組に追い付かれてもいい頃じゃない?…でも追っ手は来ないね…でも必ず追ってきてるハズ。あの実力者達がこんなに長い時間、私の先行を許してるハズはない。 そして…間もなく…仁多峠までの12キロの上りへ。 深江運動場エイド(74.2キロ)で休憩。もう一発マグオン&マグマ😃あっ、スタート時にいらっしゃった関係者の方だ。そう、何が凄いかって…行く先々のエイドで…同じスタッフ、関係者の方々を見かける。どれだけ動き回って、働いて、本当に感謝感謝です。 「すみません。コースレコードは、まず無理です。10時間は切れると思います。後ろはすぐそこに来てると思います。」 また要らんこと言ってしまった😅これも後悔する事に… スピードがでない…仁多峠までは坂ではあるが、斜度もそれほどキツくなく…余裕で上れるハズだった… 脚はここまでキテたか…ふくらはぎ、前モモ、ハム、スネ…ツル寸前。脚はもつれ…何度もガードレールにしがみつき…ストレッチしたり…予定ではこの坂区間はキロ6分30~7。が…キロ8をオーバーする始末。これほど上れないとは… 俵石展望所エイド(78.8キロ)。「はい、これどうぞ」 …私のチェックシート❗回収して…先回りして…ここまで… 「もう落とさないでね❤️」有り難うございます🙇🙇🙇もうどんだけなんやろか… 仁多峠まで残り1キロくらいの無人エイドに到着。スポドリを頂いてると…来た…とうとう捕まってしまった。 あぁ~この人か… N友さん…橘湾P100のコースレコードの持ち主ではないが(コースレコードは9時間17分だったと思う)…過去に10時間を切ったのは2人だけと聞いてる。その内の1人。名前は知ってる✨ 「キツいですね~9時間30を切れないと思ったんで、何度も止めようと思ったんですが~」と、かなりの余裕度。 先にスタートするも、脚がもつれてまたもガードレールにしがみつく。 「大丈夫ですか?」親切に声を掛けて頂き…えぇ、大丈夫ですよ😅 あっという間に行ってしまった…あの引き離され方だと…キロ6分30辺りで上ってる……全く…全くって言っていいほどスピードが違い過ぎる。 仁多峠(上りのピーク84.9キロ)に着いた時には…見えなくなってた。 最後にやられたかぁ~😃 まぁ、残りはほぼ下りだし…マイペースで行くか。上れないが、下りはある程度スピードでるし。 雲仙地獄の中のCP。もちろん、N友さんの姿は見当たりません。地獄を楽しみながら?…雲仙温泉エイド(87.3キロ)へ。 あれっ…N友さん…何故いる?… ちょっと~も~さっき2:00スタート組の一番乗りは諦めてたんだけど(笑) 話してみるとどうやら、のぼれるが…下りのスピードがでないらしい。 そう、この橘湾は競う大会ではない。…でもねぇ~1番乗りって響きが良くないかい?先に行ってくれてれば、諦めもつくが… 「1対1か…前にもあったね…このシュチュエーション😅」 様子をみるため、N友さんがエイドを出発されたあと、距離をおいて続きます。 確かに…下れてない…余裕をもって付ける…これは… 塔ノ坂無人エイド(92キロ)。N友さんと一緒にドリンク休憩。 「このまま行けば10時間切れますよね。頑張りましょう。」と言うと… 「いゃ、このままじゃ切れません。この先の最後の坂がなければいけますが…私は何度か10時間切ってます。先に行って下さい。9時間30を切れないと分かった段階で諦めてます。」 察してたんですね…優しさ… 私が勝負をかけてきてるのを気付いて…そう…勝負…駆け引きしてたら、10時間は切れないよと。行けと。 「すみません。では行かせてもらいますね。」 しかし…頭の中で…どう計算しても…ここからの下りは…キロ4分台…キロ5分越えようものなら10時間は間に合わない😅 も~なんで毎回毎回、ギリギリいけるか、いけないか、なんやろか😅全然ムリなら諦めもつくんやけど😅 身体はきしむ…どこもかしこも痛い。目は完全におかしい。 しばらくキロ4分台で下ってると…前から誰かきてる…コッチみてる…知り合いか?…もずくさんに見える(笑)いゃいゃ、こんな所におらんでしょ。頭までヤラれたか… もずくさん❗なんでこんなトコに❗ 「リアルゴールド飲みます ?」だって😅 いつもながら…やってくれますね✨そりゃ驚きますよ✨ 小浜木場集会所CP(96.7キロ)。 「パンチがまだ届いてないので手書きしますね。速すぎですよ~🎵」 そっすか~😅ヤバいねぇ~😅もう、ドリンク飲んでる暇はない😅 10時間、ホントぎりぎりなんじゃね~😅あ~こんなことなら、あのエイドで「10時間は切れます🎵」って言わんどきゃ良かった。 そして…最後の上り。この坂はどれくらいの距離やったかな…2キロとして…キロ7で抑えればなんとかなる。 ピピーッ(ガーミン)。「6:10」 よっしゃ~イケる❗❗❗上り切り…残り2.5キロほぼ下り… ゴ~~~~ル❗ なんとか間に合った✨ ゴールでは、「ひゃっほいさん」がいらっしゃいました✨残念ながら、DNFされたそうです。途中、声をかけてたの覚えてくれてました✨ 大会関係者の皆様、ボランティア、スタッフの皆様、応援して頂いた皆様、本当に本当に有り難うございました🙇🙇🙇感謝感謝感謝です✨ 最高に楽しかった~‼️‼️‼️ パンチシートに穴が開いてない箇所があるので、完走扱いになるのか分かりませんし、過去の自分に勝てなかったのかもしれません。でも…皆さんのお陰で、このコースを本気で走らせてもらうことができた…それだけで幸せです。🙇🙇🙇 そうそう、余談ですが… ゴール地点では嫁が待っててくれました。 「えらい言ってた時間と違うよねぇ~😡全然帰ってこんし😡」 そう出走前、私は強気で… 「10時くらい(スタートから8時間)に居れば?」って言ってたなぁ😅😅😅そりゃ~待ちくたびれるわ😅 「それはいいんやけど、お腹の調子がなんとか言いよったよねぇ~。大体、前の晩にあんなにミカン食べたら、腹壊すやろ、フツー❗10個くらい一気に食べよったよね😡」 あぁ~そうねぇ~食べた、食べた、食べよった… いゃ…違う…10個くらいじゃねぇ… たぶん…20個以上やったと思う…

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