北谷川岳 茂倉岳&武能岳 周回

2019.10.27(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 25
休憩時間
37
距離
18.0 km
のぼり / くだり
1753 / 1754 m
1
2 10
1 8
12
12
1 12
27
1 46
34

活動詳細

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群馬百名山の谷川岳系でまだ行ってない茂倉岳と武能岳と万太郎山。 万太郎山は単発でいいとして武能岳は隣の茂倉岳と縦走できそうだ。 高速代にしても何度も来る訳にもいかない。 10時間を越えそうだが、最近連続で山をしてるからイケるだろう。 年に一度は10時間以上したいよね。 業務が昼過ぎに終わったので湯沢に向かう。 久々の関越トンネル、何年振りかな。 夕食と朝食、山での昼食の買い出しにショッピングセンターのぐちに寄る。 ここがまた凄かった。 朝日酒造や越乃寒梅、八海山や鶴齢など純米大吟醸のレアな日本酒がズラリと。 地物野菜や土産物、そして惣菜が充実。 おお、しかもキャッシュレス5%還元。 しっかりと買い込む。 すぐ近くの町営温泉の駒子の湯に入る。 500円の気持ちの良い湯だが、食堂もサウナも水風呂も露天も無し。 長居せず登山口に向かう。 これがまた面倒だ。 土樽PAの脇なのだが湯沢からかなり奥地に進んだ所にある。 なぜこんな所にって感じにホテルやら存在。 狭い林道になりどん詰まりに水浸しの広い駐車場があった。 夜8時。 土樽PAや関越道の照明かほんのり明るく携帯電波も入る。 車が1台あるが、中で寝てるのか小屋泊まりなのか懐中電灯で覗き込むのもなんなんで不明。 飲んで寝よう。 明け方、車が来て熊鈴カラカラ音たてて出立する音で目が覚めるが、真っ暗なのですぐ寝直す。 5時起床。 重たいカツ丼食って準備する。 事前の天気予報は曇りだが直前で一時雨。 谷川岳系の山はもう仕方ない。 念のため靴カバーを装着。 ほんのり明るくなって出発。 先に停まってた車と明け方の車、途中で会えたりするのかな。 すぐびちゃびちゃの登山道。 水場があるようだ。 少し登ると関越トンネル入口の上に出る。 そこからひたすらの急坂。 日の出前の早朝に抜けたい所だ。 ダラダラと登ってると雨がパラついてくる。 しばらくすると本格化してくる。 傘さして一旦様子見。 登山道は細くなり木の根をいくつも乗り越える嫌な道になる。 傘さしてるから歩きづらい。 やがて開けた尾根道に登り着く。 矢場の頭?一休みしようとするが雨がバラバラと降るのでカッパを着る。 森林限界線の尾根道、晴れたら最高だろう。 明るい尾根道を横殴りの小雨を浴びながら緩やかに登る。 ふと、霧の中に突然現れた小屋。 年期は入ってるが思ったより大きな避難小屋、ちゃんと便所もある。 ちっとは見習え栃木の避難小屋。 中からラジオ音と話し声がする。 下の車の人かな、管理人なのかな。 先を急ぎたいのでスルー。 少し進むと雲の上に出たのか晴れてくる。 よっしゃ!いいぞ、と思ったらすぐ曇る。 茂倉岳山頂に到着。 登山者が1人、発って行った。 さて、武能岳に行こうかと地図を確認。 ん?すぐ隣に一ノ倉岳がある。 いつか谷川岳のついでに行こうかと考えていた事を思い出す。 谷川岳から行くより、今行った方が楽じゃね? 広い尾根道をスタスタ歩くとガスも晴れる。 さっきの人も見える。 20分程で一ノ倉岳山頂に到着。 遠くチラチラと雲間から谷川岳の猫耳が見えたり隠れたり。 ドラム缶かと思ったら扉があり、避難小屋だったのね。 びしょ濡れになっているさっきの人が中でぐったりしている。 単独ならこの中で荒天時に昼食もアリだね。 出発4時間を過ぎちょっと間食入れる。 夏からリュック入れっぱなしだったマーブルチョコは粉々になっていたが、そのままボリボリかじる。 他に何かないかとあさるとココアが一本出てきた。 南アルプス縦走時代によくやっていた粉末ココアをそのまま含んでジャリジャリと噛んで粘土状にするやつ。 ガス炊いて湯で割るより百倍早くて美味しいという荒業である。 来た道を戻る。 完全にガスの中、横殴りの風雨。 靴カバーしても染みてきた。 しかもえらく寒い。 茂倉岳に戻り着き、武能岳に向け尾根道の長い下りとなる。 細い稜線をジグザグに下りる。 ガスが晴れて朝日岳の西面が見える。 荒々しさと紅葉が美しい。 遠く頭を出す武能岳、遠いな。 鞍部まで下りるとまたガスの中。 トレラン二人とすれ違う。 またキツイ登りとなるが寒いので問題ない。 ガスの中、武能岳に到着。 1人休憩中の人がいた。 土合に下るそうな。 ここで6時間を過ぎ昼食にする。 クリーム、チーズ、カレーのパンをかじり朝食の残りの惣菜も食う。 のんびりしてられない。 休憩20分ほどで出発。 ひたすらの下り。 やがて横殴りの風雨の中、分岐点を過ぎると池と平地があり小屋が現れる。 ここが蓬ヒュッテか。 中から物音がする。 一応営業小屋、ちょっとのぞくと二人いて布団の片付けをしている。 山バッチあるかと訪ねるが無いそうな。 残念、そのまま下山する。 水場や沢がありごく普通の登山道をひたすらに下って行く。 左手に蓬沢の沢音が響き紅葉も美しい。 雲の下に出たところで一休み。 風雨は収まる。 更に下ると沢音が近づき徒渉点がある。 ストック無いとキツイところだ。 沢沿いの道となり、増水で大荒れした岩ゴロの道をピンクテープに従って進む。 すぐ真横を濁流がゴーゴー流れる。 凄く嫌な道だ。 元々の登山道が台風か何かの激流で岩に埋まってしまったのかな。 非常に危険な所だ。 やがて林道に到着。 あとはダラダラ進むだけか。 ヤマップ上のP印の所だが、林道は大荒れ。 途中は洗い越しあり。 飛び石も無く、濡れないように注意してきたのに最後はこれか。 流水をザブザブと渡るしかない。 最悪や。 林道を下って進むとまともな道に変わり、やがて土樽PAが見えた。 莫大な費用がしたであろう沢を見送り出発点の駐車場に到着する。 一休みすると、先の車の人が戻ってきた。 二人組で同じ方向から。 抜いた覚えはないのでどういうルートかな。 それよりも泥だらけのスパッツなど、深い水溜まりで洗う。 濡れた靴を脱ぐと靴下から上る湯気。 あぁもう3時、10時間はかからなかった。 日曜の夕方だし早めに帰ろう。 その前に湯沢の酒屋にて日本酒を購入。 帰りの高速はすこぶる混雑。 100キロ程度で流れ一部渋滞。 失敗した、こんなんで高速代はコスパが悪すぎ。 赤城山麓とか通れば良かった。 途中で下りて夕食に吉野家。 登山の前後しか食えない特盛Wチーズ。 こんなん普段食ったらいけないね。 久々の長丁場の縦走、天気は残念だったがそれなりに満足。 やっぱし富士山など含め、早朝から昼食を挟み夕方前に下山、夜に帰宅してぐったり12時間くらい寝るのは本当に充実する。 ちなみに最近山が連続してたので、この運動量でも筋肉痛にはならず。 昔だったらこれ幸いと更にデカイ山に行ったんだけどなぁ。 もう11月になる。 谷川岳系など高山もそろそろ終わり、あと何回山に行けるだろう。

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