活動データ
タイム
05:26
距離
32.5km
のぼり
484m
くだり
650m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る最初に。地図はウルトラマラソンですが、信号の変わり目を除けば一切走っておりませんので誤解なきよう。 せっかくのお休みですが、もともと天気予報は不良で、しかも大関降格した台風が大暴れしていたせいで、前夜の降雨量もかなり多く、半分諦めて映画でも見に行くつもりでいました。しかし、朝起きてみると既に雨は上がっているし、一部晴れ間もある。まあ、今の時間からきちんとした所には行けないにせよ、どこか行けと言うことなのかと思いました。こういう時は「いつか行く」リストから、そんなにきつくない所、途中で雨が降ってもいい所、眺望は期待しなくてもいい所、ということで、軌跡を北に延ばすために軽めに平地歩きをすることに。 急いで荷造りして出発。朽木支所まで行ってあるから、安曇川経由かと思ってGoogle に尋ねると、出町柳経由で行けと言います。とりあえずそれを信じて京阪に乗りました。いつもの「登山バス」と思いきや、バスが到着しても誰も並んでいません。こんなの初めて。結局平下車ゼロ、坊村下車ひとりということでした。私は終点の朽木学校前まで乗って、ここからスタート。 朽木は鯖街道の宿場があったところで、街の案内にもそれを前面に出した案内が多数あります。鯖街道は若狭で採れた鯖を京に届けるために盛んに往来されたことから名前がつきました。ルートはいくつもあり、トレッキング目的では針畑を通る道が有名ですが、このルートだと私の足では宿泊が必要になり、非現実的。というわけで、最も整備されている(というか、国道に沿って歩くだけ)の若狭街道ルートを採用しました。実際、最も通行量が多かったのもここらしいです。 ただ、朽木宿を過ぎると、淡々と国道を歩くだけ。一方で無用に天気が良くなってきます。いや、小雨まじりも覚悟して来たのに。寒風トンネルを過ぎてしばらく歩くと、ようやく福井県に。さらに進むと熊井宿に到着。道の駅があり、ここで昼食。さて、本当はこの後上中駅でゴールにするつもりでしたが、多少脚は残っているようなので、もう少し行けそう。となると、最終目的の三方五湖まで一気に狙うのか、ここは鯖街道完遂目的で小浜を目指すか。しばし迷った末、小浜に目的地変更。さらに20km歩くことになりました。 熊井宿は街並みも保存されているし面白かったのですが、再び淡々と国道歩き。途中、国分寺とか名水百選とかお水送りとか、興味を惹く標識もありますが、立ち寄る余裕もなく、なんとかペースを落とさないように前へ前へ。5時間半で小浜到着。駅からさらに歩いてようやく海です。これで大阪湾(須磨または加太)と若狭湾、伊勢湾をつなぐことができました。 しかし、ここで大問題発生。実は列車の本数があまりなくて、1時間に1本しか走りません。そのこともあってペースを上げていたのもあるとはいえ、小浜では20分少々しか余せませんでした。途中、鯖寿司のお店を何軒も見つけたのに、「小浜で買えるに決まってる。店になくても駅にある」と信じていたのです。すると、海に行く途中にあった「街の駅」には鯖寿司がなかったのです。なんで? 望みをかけて駅に行っても売店が見当たらず。すぐに列車がやってきて売店探す暇なく、最後の頼みの敦賀駅でもホーム売店はなく、結局若狭まで行って鯖寿司が手に入らないという事態に。だから鯖商人が必死に歩いたんだよなと妙に感心しながら帰路に。 えーと、道はずっと舗装路で、迷う要素もあまりありません。なんならスマートフォンの地図アプリだけでも充分です。そういう意味では初心者でも問題なく歩けますが、初級上級関係なしに、こういうつなぎ歩きって、その手の趣味を持つ人しかしませんからね。ある意味アホ向けの道でした。そのうち気が向いたら針畑越え(鞍馬街道)やピークを辿る道で歩き直してもいいですが、気が向くことやらどうやら。
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