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長野県名勝 三本滝 昭和五十六年十二月七日指定 この「三本滝」は、水源も趣も異なる3つの滝が一か所に合流していることが特徴です。いずれも乗鞍岳の溶岩にかかる滝で、高さは50〜60メートル、滝つぼの標高は1840メートルです。 向かって右側の滝は、小大野川(こおおのがわ)の支流・クロイ沢にかかり、黒色の溶岩の上をなめるように流れています。 正面の滝は、小大野川の本流をまっすぐ豪快に流れ落ちます。 左側の滝は無名の沢にかかっています。木の間越しに、ひっそりと流下するすがたを見ることができます。 三本滝は、その昔、乗鞍岳にかかわる山岳信仰の修験者の行場であったと言われています。 滝のまわりにはうっそうとした森林がひろがり、滝を引き立てています。秋には、常緑針葉樹のシラビソやコメツガの緑の中に、落葉広葉樹のカツラ、ダケカンバ、ナナカマドなどの赤や黄色が映え、いっそう美しい景色が見られます。 乗鞍高原には数多くの滝がありますが、この三本滝は、番所大滝、善五郎の滝とともに「乗鞍三滝」とよばれることもあります。平成二年には「日本の滝百選」の一つにも選定されました。 長野県教育委員会 松本市教育委員会 中信森林管理署
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