活動データ
タイム
10:44
距離
16.3km
のぼり
1670m
くだり
1670m
活動詳細
すべて見る《アプローチ》 車:1時間30分(金沢-別当出合駐車場) 《登山コース》 4:49別当出合駐車場-6:48/6:56甚之助避難小屋-7:57/8:03黒ボコ岩-8:25/8:49室堂-9:38/10:01御前峰-11:03/11:50室堂(食事)-13:16/13:24南竜山荘-13:56/14:05甚之助避難小屋-15:34別当出合駐車場 《歩行時間》 登り=4時間11分(別当出合駐車場-御前峰)、下り=4時間29分(御前峰-別当出合駐車場) 午前3時5分、次男の車で白山へと向かう。山に登るのは9月中旬以来。このところ、週末は悪天候続きで登山どころではなかった。先週は台風19号が上陸し、関東から東北にかけて夥しい傷跡を残した。今日は次第に回復するとの天気予報。次男の都合が悪ければ一人でも登るつもりだったが、一緒に行ってくれるとやはり心強い。 4時35分、別当出合の駐車場に到着。予報どおり雨が上がった。次男は駐車場にかなりの台数が止まっていることに驚いている。室堂の山小屋が閉まっても、白山へ登ろうという酔狂者がこれだけ大勢いるとは思わなかったのだろう。 4時49分、ヘッドライトを装着して駐車場を出発する。別当出合登山センターで登山届を提出。こういうことも次男に教えておかなければならない。中飯場で休憩しているうちに、空が明るくなってきた。すでに次男は汗びっしょり。体力のある次男が今日はどういうわけか調子がよくないらしい。 ところどころ紅葉は見られるが、全般的に鮮やかさに乏しい気がする。風の強い日が多かったせいで、色づく前に葉が落ちたのだろうか。甚之助避難小屋から別当谷の源頭を越え、十二曲がりの急登へ。黒ボコ岩から弥陀ヶ原を歩き、五葉坂の急斜面を喘ぎながら登る。8時25分、室堂ビジターセンターに到達。出発から3時間半余り。快調なペースである。 次男が右足の付け根が痛いというので、長めの休憩を取る。これまで何度も一緒に登ったが、僕よりずっと健脚である。運動不足だろうか。ビジターセンターの増築工事は概ね終わり、ピクニックテーブルはほとんど撤去されていた。 白山比咩神社の奥宮祈祷殿に掌を合わせ、御前峰に向かう。高天ヶ原の手前でついに次男の両足が攣った。痛めた右足をかばいながら歩いていたら、左足までおかしくなったという。患部に鎮痛消炎剤を塗り、芍薬甘草湯を飲ませる。下山するか、登り続けるか。しばらく休むと、次男は頑張って頂上まで行くと宣言した。芍薬甘草湯が効いたのか、攣りそうな感じがなくなったという。 9時38分、御前峰(標高2,702m)山頂に到達。まずは奥宮に参拝し、安全登山を感謝する。紅葉は今ひとつだが、山頂からの眺望は格別だ。雲海に、立山連峰、穂高連峰、乗鞍岳、御嶽山などがぽっかりと浮かんでいる。次男がもう大丈夫だというので、お池めぐりへと歩を進める。 天柱石や御宝庫を通り過ぎ、急坂を下って火山湖のあるエリアへ。エメラルドグリーンの翠ヶ池に見惚れ、雪が残る千蛇ヶ池に泰澄大師の伝説を思い出す。室堂に戻り、カップ麺とおにぎりで腹ごしらえ。強風でバーナーの火が何度も消え、お湯を沸かすのに時間がかかった。お腹が膨れ、次男もすっかり元気を取り戻した。 11時50分、展望歩道経由で下山を開始する。展望歩道を歩くのは初めてである。名称のとおり、北アルプスや御嶽山の展望が素晴らしい。残念ながらアルプス展望台に着く頃には、山々は雲に隠れてしまった。 途中から次男がまた右足が痛いと言い出した。いつもは僕が追いつけないほど速く歩くのに、今日はついてくるのがやっと。南竜山荘、甚之助避難小屋、中飯場でそれぞれ休憩を取りながら下山し、午後3時34分、別当出合の駐車場に到着。帰途、市ノ瀬の永井旅館で入浴する。ぽっかぽかの温泉に浸かると、ようやく次男に笑顔が戻った。
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