古今伝授の間 水前寺公園

2019.10.13(日) 日帰り

活動データ

タイム

00:32

距離

334m

のぼり

0m

くだり

0m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
32
休憩時間
15
距離
334 m
のぼり / くだり
0 / 0 m
33

活動詳細

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 今からおおよそ1100年前に編まれた古今和歌集は、和歌の精髄として代々の日本人に受け継がれて参りましたが、その真価を伝えるものとして、古今伝授という相伝が行われてきたそうです。  戦国時代末期、古今伝授を受け継いだ者が細川幽斎ただ一人になっていたのですが、幽斎が戦で敗色に陥ったとき、時の朝廷は勅使を派遣して大名同士の争いを止めて幽斎の身柄を保護して、親王へと古今伝授を伝えることで和歌の精神を後世に守り伝えました。その時代の人々にとっては、生臭い政治や争いよりも、歌こそが尊ぶべきものだったのですね。    幽斎が親王へと古今伝授を行った建物が、歴史が流れる内に京都から熊本へと移築され、「古今伝授の間」として、水前寺公園に今も現存しております。  水前寺公園は江戸時代の熊本を治めた大名、細川氏の庭園として市民に親しまれていますが、この度、はじめて古今伝授の間へと行って参りました。  お正月の度に初詣に出かける水前寺公園の中に、このような貴い場所があることを今まで見過ごしていたわけですが、こんな身近に和歌の魂が息づく場所があったと言うことに、得も言われぬ誇らかな気持ちになった秋の一日でございました。 参考  古今伝授 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BB%8A%E4%BC%9D%E6%8E%88?wprov=sfla1 細川幽斎 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E5%B7%9D%E5%B9%BD%E6%96%8E?wprov=sfla1

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