活動データ
タイム
07:12
距離
9.0km
のぼり
1244m
くだり
1243m
活動詳細
すべて見る50年以上前に父親に連れられて初めて登った3000峰、その時、山の大きさと山頂からの御来光を観た時の感動が山の原点となった。 スーパー台風19号が近づいていたが、天気予報はギリギリセーフで紅葉もラストチャンスだった。 日本百名山も後僅かになったので、十代の頃を思い出しながら登る事にした。しかし、50年以上の歳月を経過し自然の残る山とは言え今では日帰りで登れてしまい、当時2泊3日で下から登った時とは隔世の感がある。 今年は何時迄も暑かったので紅葉は遅いと思いずらしたが、流石に終わりかけていた。もしかすると天候の影響で紅葉はイマイチなのか? 中の湯登山口から先ずは七合目に向け樹林帯の中を歩き始めます。信仰の山だけあって木を横に並べて歩きやすいようにずっと続いている。途中いくつもの祠が有り昔を思い出しお参りしながら登ります。 途中ロープウエーから道と合わさり七合目小屋に着きます。ここにも祠が有り周りには霊大神の石碑が沢山あり、御嶽信仰の奥深さが伝わって来ます。 八合目までの女人堂までは一直線の登りもありなかなかの急登です。 八合目女人堂からは視界も開け御嶽山の堂々とした姿が鳥居の向こうから眼に飛び込んできます。やはり御嶽大神です。 ここでもお参り。 八合目からは森林限界となりハイマツ帯の岩の道を登ります。青空の中に御嶽山山頂が近づきます。紅葉は女人堂はそこそこですが上の方もう終わりかけていました。 山頂はすぐそこに見えるがやはり3000峰、息がきれます。 石室山荘の中を通り過ぎると間もなく九合目、後ひと登りです。幾多の信仰者、登山者が歩いた道で歩きやすくしてあります。山頂手前の二の池はもう半分以上火山灰で埋まった状態になっていて、爆発の生々しさが伝わって来ます。 父親と泊まった山頂小屋も先の噴火で無残な姿となっていました。その前には目新しい慰霊碑が鎮座しています。亡くなった方達の御冥福をお祈り致します。その横にはやはり新しいシェルターが有りました。 小屋から石段を上がると色々と新しくなっていますが五十年に立った山頂そのものでした。 ここから観た御来光は未だ眼に焼き付いています。 山頂からの眺めは独立峰だけあって遮るものはなく、北、中央、南アルプス、八ヶ岳、富士山、白山、浅間山と名峰がズラリと並んでいます。 今夏に登った黒部五郎岳も見えていました。 山頂のすぐ裏からからは噴煙が時折上がっています。 山頂では山々のパノラマと50数年前に思いを馳せながら至福の時を過ごしました。 下りは紅葉を観ながら女人堂まで下ります。女人堂では再び御嶽大神を拝みます。そして昼食タイム。 御嶽山へはいつか登ろうと思っていたが、穏やかな快晴の中、紅葉と山頂からの壮大な眺めを楽しめる絶好の登山日和で登れた。又、十代の頃の思い出がフィードバックされて良い一日でした。
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