活動データ
タイム
11:02
距離
12.5km
のぼり
1322m
くだり
1324m
活動詳細
すべて見る登山を始めたころから、ずっと行きたいと思っていた立山。 雷鳥沢でゆっくりテント泊して、立山三山縦走するのが私の理想のプランだ。 しかし!気がついたら立山を通り越して、剱岳アタックプランにかわってるー(泣) それでも日曜の午後からの天気が怪しいから、一日目に立山縦走して、剱岳アタックは天候を見ながら考えようということに決定。 朝4時過ぎから立山駅のきっぷ売り場に並び、始発のケーブルカーで室堂にむかう。 バスは臨時便が出たので、少し早めに到着した。 ターミナルから出ると、画像でしか見たことのなかったあの美しい景色が広がる。 良く晴れた秋の空と、雄々しい山々。本当に美しい。これが見たかった。 一の越までは整備された石畳を地味に登る。 今回は欲張っていろいろ荷物を増やしたせいか、ザックの重さはなかなかのもの。 かなり序盤でカメラの三脚を旦那サマに託す。 ようやくたどり着いた一の越山荘で、さらに愕然とする。 こんな急登があるなんて・・・。一の越から雄山まではストックがじゃまになるくらいの急登。 とはいえ、スニーカー観光客や子供もたくさん登っている。 途中ふくらはぎがつったりしながらようやく雄山山頂に到着。 せっかくなのでお祓いをもらい、今回の山行の無事を祈る。 団体登山グループでゴチャゴチャの大汝山頂を越え、映画『春を背負って』のスミレ小屋こと、大汝休憩所が見えたときは、テンションがあがる。 ここらへんからは比較的気持ちの良い稜線歩きが続くが、けっこうキツイ下りがあるので気が抜けない。富士の折立、真砂岳を抜けて別山へ向かう。私はヘトヘトなのでひとりでトラバースで剣沢キャンプ場を目指す。そこを抜けると、眼下に本日の拠点の剣沢キャンプ場が見える。 剱岳の迫力に圧倒される。この巨大な岩山のふもとで今日はテントを張るんだ。 雷鳥沢もいいけど、大自然に囲まれる抜群のロケーション!超ワクワクである。 しかし、ここからの下りがかなり急な岩場。テント場に見とれる余裕はない。ようやくたどり着いたテント場は広々していて14時を過ぎていたが好きな場所に張り放題だ。 水場の水も冷たくておいしい。 ここで前乗りしてたK-5さんと合流。 新調した広いテントを張って、夜ごはん食べて、ゆっくり晩酌。 今までした小屋泊、テント泊の中で一番のんびり楽しんだ夜だ。 一旦寝て22時に起きて星空撮影に挑む。夕方は雲に覆われていた空は無数の星で埋め尽くされている。設定は事前に調べてカメラにセットしてきた。三脚を出してい撮影! あ、クイックシューが無い・・・(T_T) 旦那さまに持ってもらった三脚が鉄クズ変わった瞬間だった… それでも、スマホ用の三脚に無理やり一眼をつけて、なんとか撮影した。天の川も撮れて満足。でももっと勉強せねば。 (クイックシュー探さなきゃ) 翌日の朝。キレイに晴れて剱岳が朝焼けに染まる。 ぎりぎりまで迷ったが、下山で雨に降られるのを回避しようということになり、剱岳アタックは来年に持ち越すことにした。心身ともに準備のできていなかった私としては、少しホッとした。 雷鳥沢への下山道の途中、日当たりのよい斜面のハイマツ帯からなにか動くものが・・・ 雷鳥!!!!!!!!!!!! 今まで、何度かニアミスがあったもののその姿を見ることのできなかった雷鳥。 今回は何となくあきらめてた雷鳥。 その念願の雷鳥が、3m位のところを歩いてる!しかもよく見たら全部で7羽くらいいる! 写真を撮ろうと、レンズを替える手が、焦って震える。 期待していなかった分、驚きと喜びで、テンパる。 剣アタックを断念した甲斐があった。 少しずつ雨の気配がしてきたので、噂には聞いていたが雷鳥沢からの魔の階段を上り室堂を目指す。 途中、地獄谷のガスを吸ってむせる。 どうにか雨に降られずに室堂まで戻ることができた。 帰りのバスも臨時便が出たのでスムーズに立山駅まで戻り、駅の近くでお風呂に入って車に乗ったころにスコールのような雨が降ってきた。あのまま剣アタックに行っていたら確実にズブ濡れだっただろう。 今シーズンを締めくくるテント泊は、剣沢の絶景のテン場と星空、切望していた雷鳥との遭遇で 幕を閉じた。剣に登らなくてもあのテント場はまた行きたいと思う。 来年は剱岳登るのかなあ・・・・。ハーネス買おうかなあ・・・。 コースタイムは、 1日目8:30室堂出発⇒14:15剣沢キャンプ場着 2日目7:00剣沢キャンプ場出発⇒11:30くらい室堂着
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