人生初のが一杯ついた奥穂高岳

2019.10.06(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 34
休憩時間
1 時間 40
距離
17.8 km
のぼり / くだり
1788 / 302 m
DAY 2
合計時間
8 時間 54
休憩時間
1 時間 14
距離
19.5 km
のぼり / くだり
435 / 1911 m

活動詳細

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かねてから10月7日~9日まではお休みを取って山に行こうと約束していたのダ。 時期的にも丁度涸沢の紅葉ピークに当たるんじゃないかと思い、かなり楽しみにしていたのに 日にちが近づくにつれてお天気がまたまた怪しくなってくる・・・。 いっそのこと諦めて荒川三山にしようかと考えなくもなかったが、 こちらもお天気があまり良くない予報。 で、土曜出勤でお仕事中のダンナ様とメールやら電話やらで連絡を取り合い 結局当初の予定通り奥穂高を目指すことにしました。 本来は、涸沢でテントを張る予定でしたが日曜日の夜が大荒れの予報だったので ここはひとつ穂高岳山荘に泊まることに、そして大奮発して個室が取れれば取ろう ということで予約してみました。 結果は、個室OKでした!ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ これで、何が何でも上高地から穂高岳山荘まで約18㎞を歩かなければなりません。 途中にはザイテンクラートがあると言うのに・・・。 しかも、私には高山病の気があると言うのに・・・。 大丈夫だろうか? 穂高岳山荘は2900mを越えたところにあるのに泊まれるんだろうか? そんな不安が頭を過ぎりますが、それでも行きたいという欲望には勝てず イソイソと準備をして、ダンナ様の帰りを待って沢渡に向けて出発です。 沢渡には日付が変わった頃に到着。4時まで仮眠をして5時始発のバスに乗り 人生初の上高地に到着です。 ん~!真っ暗で何も見えない! もっと堪能したかったけど歩くのが遅いので、ヘッデンを点けて歩きます。 上高地から横尾までは平坦なのですが、非常に長い! 帰りのことを全く知らなかった私は、目をランランと輝かせながら ガンガン歩きます。だがしかし、これが後々物を言う・・・。 横尾大橋を渡り、本谷橋を超えると段々と傾斜が増してきます。 そして樹林帯を抜けると目の前に涸沢のテン場がとヒュッテの吹き流しが見えて来ます。 この辺りから紅葉が鮮やかになり、テンションが上がります! 沢山の方とすれ違いながら、頑張って登るといよいよ憧れの涸沢ヒュッテに到着。 ここから見る紅葉は本当に素晴らしかった! テレビや雑誌で何度も見た憧れの光景が目の前に広がっていると思うと 感無量です!この景色を見れただけでもう大満足です! しばしの休憩をとり、いよいよザイテンクラートを通過して山荘まで上がります。 今回、この通過中に私のボーダーラインである2500mを超えるのです。 不安が頭を過ぎりますが、心配しすぎるとかえって逆効果なので考えずに ヘルメットを被って出発します。 このザイテンクラート、一部の核心部はとても用心しなければいけないと思いましたが 思ったよりは怖くなかったです。どちらかと言えば、涸沢からの標高差のほうが 辛いと思います。 ヒーコラハーコラ言いながらもなんとか小屋に到着。 横尾までのハイペースが祟ったのか、私の腰の状態が最悪で山頂は翌朝トライすることにして 部屋で休憩。 小屋泊はあまりしたことがありませんが、美味しいお食事と暖かいお布団。 本当にありがたいですね。 そして、夜。風が物凄いことに!ビュービュー言ってる・・・。 明日は大丈夫かなぁと思いましたが、翌日までしっかり続いてました。(´・ω・`)ションボリ しかも朝は物凄い霧。 山頂まで行けるか?とは思いましたがここまで来て後悔はしたくないので万全の準備をして 登ることにしました。 霧のせいで岩やハシゴが濡れていているので、慎重に登って行きます。 本来ならば足元に小屋の屋根が見えるはずなのですが、真っ白で何も見えず。 このおかげで、恐怖感は全くなく登れたのはありがたかったです。 そして、2基のハシゴを登り切り一息ついたところで私がなんとライチョウを発見! 半分冬毛になっていました。こんなに近くで見たのは初めてで嬉しかったですが、 私が見つけたのに写真を撮ろうとしたらどんどん遠くへ行ってしまう・・・。 待って~~~~。 この後は岩場が続き、目印を頼りに慎重に上がって行くと祠が見えて 奥穂高岳の山頂に到着です! 人生初の3000m越えだと言うのに、ガッスガスの真っ白白。 目の前にあるであろうジャンダルムすら見えない。残念な事この上なし! 天気の良い時に再度チャレンジしたいです。 そして下山。とにかく慎重に慎重に小屋まで降りその勢いでザイテンクラートも通過。 下りの核心部が一番怖かったです。緊張しました。 そして涸沢に到着。 名物のおでんと甘酒でお腹を満たしました。本当はビールが飲みたかったけどね~。 あ~、本当にいつまで見てても見飽きないこの景色。 本当に素晴らしい。名残を惜しみつつも上高地に向けて下山開始です。 横尾まで無事に戻ってきましたが、ここからが非常~~~にキツカッタ! とにかく長い!歩けども歩けども全然着かない。 この2日間でこの区間が一番つらかったかもしれません。 そしてテレビや雑誌で何度も見た河童橋に到着。明るくなってから見る上高地は 当たり前ですが、とても綺麗でした。 観光客も登山者も色々な人が沢山いましたが、身動き取れないと言うようなことはなく なんとなくゆったりとした素敵な時間が流れているような、 いつまでも居たくなるような、そんな雰囲気を感じさせてくれる場所でした。 ところで、今回の山旅。 懸念されていた高山病にはならなかったのは良かったです。 取った対策が功を奏したようで、次回も試してみようと思いました。

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