魔王から南ア盟主へ 北岳

2019.10.03(木) 3 DAYS

活動データ

タイム

11:34

距離

8.9km

のぼり

1856m

くだり

489m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 37
休憩時間
2 時間 52
距離
3.4 km
のぼり / くだり
812 / 94 m
DAY 2
合計時間
3 時間 42
休憩時間
16
距離
3.3 km
のぼり / くだり
829 / 51 m
DAY 3
合計時間
1 時間 14
休憩時間
6
距離
1.7 km
のぼり / くだり
50 / 344 m

活動詳細

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やっと、この南アルプスの王さまに、登山する機会が来た。 この南アルプス北岳は、南アルプスの盟主と言われ、富士山に次いで、日本第二位の高峰である。 あの北アルプスの盟主穂高岳より少し高い。 また、アクセスが悪いながら、甲府駅、芦安駐車場等々、広河原に向けてバスや乗合タクシーもある。 下山時に立ち寄る奈良田温泉♨️等もある。 にもかかわらず、一般的に北アルプスよりも人気が低いと言われる。 何故か、南アは、北アルプスと比較しても、素晴らしい山々はたくさんある。 但し、北アルプスに比べ、雨が降る日が多く晴れる日が少ない。 やはり、今回の登山も、雨と行程の組合せをよく考える登山となった。 10月3日~5日を予定し、行程を考えたが、3日は、曇り空予定。 4日は、雨のち晴れ。 5日は、晴れのち曇り。 ポイントは、4日。 雨が降り続けると、困難を極めるが、5日が晴れた場合、一気に北岳間ノ岳の縦走になる可能性があるとみた。 よって、3日は登山口への移動日だが、白根御池小屋まで登山し、様子をみる事にした。 すると、4日の天気は、3日の夜からずっと雨。 4日も朝からずっと雨。 しかし、5日の晴れの北岳、間ノ岳を十分に楽しむ事を考えると、少しでも前に進む事が望ましい。 様子をみながら9時に御池を出発。 強風を考慮し、3000mに満たない八本歯のコル経由で北岳山荘を目指す。 ところが、左俣コースと右俣コースの合流地点の表示が不明瞭だった為、GPSで気付いた時には、かなり右俣コースを登ってしまった。 なので、肩の小屋稜線の強風を心配しながら、そのまま右俣コース経由で、肩の小屋を目指す事に変更した。 案の定、稜線からは、風速20mを越える強風。 困難を極める登山となってしまった。 だが、ここまできたら、今更引き返すわけにはいかず、強風の中、滑落の恐怖に耐えながら一歩ずつ進むしかなかった。 北岳魔王が立ちはだかる中、踏ん張るが、なかなか肩の小屋には到着しない。 いくつもの小さなピーク、そして岩場鎖場を経由し、肩の小屋の表示が見えた。 残り3分? ほんとに3分なのか? 強風の中歩き続け、前を見ると肩の小屋があるではないか❗️ やっとの事で肩の小屋に到着する。 安堵のなか、先ほど着いた登山客、昨日から待機されている登山客がいらした。 皆さんと、この強風や恐怖の事を話し合いながら、明日の北岳と間ノ岳登頂の事を考える。 結果的には肩の小屋経由北岳~間ノ岳になったが、縦走距離は残ってしまった。 だが、5日は、魔王が潜む北岳に、久しぶりの快晴の予報。 5日、早朝からの登山開始。 山頂に到着すると、昨日の強風や雨が嘘のように、快晴だ。 山頂からみる富士、仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、鳳凰山、中央アルプス、八ヶ岳、北アルプス、そしてこれから登頂する間ノ岳、昨日の踏ん張りのご褒美か、凄いダイナミック。 さすがの南アルプスの盟主の姿であった。

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