活動データ
タイム
07:07
距離
11.1km
のぼり
1182m
くだり
1177m
活動詳細
すべて見る東吉野村大又のいちばん奥の駐車場を起点に、伊勢辻山~国見山~明神平~薊岳と周回してきました。この山塊、これまでなぜか自分には縁がなく、3回ほど来る計画はあってもことごとく悪天で中止になってきました。今回も天気予報はずっと雨。3日ほど前には時間雨量も6~8mmとなってきて、てんくらもC。半ばまたかとあきらめていましたが、2日ほど前から急に予報が良くなってきて、ついにてんくらもBとAばかりに。やっと、この山塊に足を踏み入れることができました。今回は車3台、メンバーは12名です。 大又駐車場からすぐの橋を右岸に渡り、伊勢辻山の尾根にとりつきました。最初の急登はすさまじく、YAMAPの計測によると、標高700mから900mの間は、平均斜度0.491、平均角度で26.3度ありました。ヤマノボラーの今年の二番目の斜度(標高差200m以上)。ちなみに一番目は北ア・七倉尾根「鼻突八丁」の30.7度でした。標高900mを過ぎると傾斜は緩み、やがて尾根芯を右に外れて、鞍部を目指すなかなかのコース取り。伊勢辻山と赤ゾレの鞍部まで、80分ほどで登れました。荷物をデポして伊勢辻山1290mを往復。山頂は眺望がよく、あとで登る薊岳、二上山~大和葛城山~金剛山の山並みがはっきり見えました。鞍部に戻って明神平に向け出発。稜線の雰囲気は素晴らしく、登り下りもあまりなく、いつまでも歩いていたい稜線歩きでした。やがて国見山1419m。二等三角点がありました。後でわかったのですが、今日の最高点はなんと次の水無山。あまり有名ではないピーク。YAMAPでは1410mと表示されます。これは等高線からも明らかに間違いで、国土地理院のデータ(DEM5A)で1438mありました。一般に最高峰と思われている明神岳より6m高く、たぶんこの山塊の最高点のようです。水無山を越えると、明神平が近づきます。YAMAPのレポートでは何度も見た光景が目の前に。緑がきれいな草原でした。ここでお昼休みとしました。 明神平からは前山を越えて薊岳1406mに向かいました。途中の尾根は、これまたすばらしい尾根で、苔がきれいに生え、ブナの大木があって、楽しめる尾根歩きでした。ブナの大木が数本、台風で倒れていたのが残念です。P1334で荷物をデポして、薊岳往復。山頂は岩場となっており、なかなかの鋭鋒。眺望もすばらしく、大峰山系は大普賢岳、八経ヶ岳が確認でき、大台ケ原も。近くには白鬚岳。北西には相変わらず二上山~大和葛城山~金剛山の山並みも。そして、北に高見山。先ほどから歩いてきた伊勢辻山~国見山~明神平の稜線も手に取るように。 下山は、P1334から直接駐車場近くに下る尾根を利用しました。YAMAPでは赤い線は入っていません。降り口には「ルートわかりにくい」と書いてくれていました。下ってみると、赤、オレンジのテープがしっかりとついていて、そんなにわかりにくくはなかったです。途中で一箇所、滑りやすいゲキ下りがありました。また、一度大きく尾根芯を外れて左(西)に寄るところがありますが、ここは尾根芯が間伐した杉の幹で歩けない状態のためでしょう。テープにしたがって左に寄り、左に沢が見えてきたあたりまで進みました。ここでテープはさらに沢方向に導いていたので、ここはテープに背いて右斜めに斜面を下りましたが、やがて左から右に下るテープの道に合流しましたので、テープに従って進んでも良かったのかも。 ここから先は尾根がはっきりして、テープもあるので、まず迷うことはなさそうです。最後の急斜面も、ジグザグを切ってルートはついていました。もちろん、斜面は急なので、転落注意です。そして林道が見えてきたら、最後は崖崩壊止めの金網の脇の階段から林道に下山。70分ほどで下れました。 下山後は、すぐ下流の七滝八壺を見て、もう少し下流のやはた温泉に寄って帰りました。
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