土合駅から土樽駅へ清水街道経由蓬峠越え芝倉沢で熊と遭遇

土合駅から蓬峠を越えて土樽駅へのルートは2回目の挑戦だった。前回は、雨だったことに加えて熊の目撃情報などから危険を感じて撤退したのだが、今回は見事に熊に遭遇してしまった。 「ズザザザザー」という大きな音の方を見ると、成獣と思われるツキノワグマがブナの木から滑り降りるところだった。向こうもこちらを見て慌てている様子が良く分かった。熊との距離は直線にして約10m。残念ながら、隠れることに精いっぱいだったため写真が撮れなかった。芝倉沢付近だった。熊の落し物が沢山あり、折れた木の枝もあったので通り道であることがすぐ分かった。 一ノ倉から先の旧道は人通りが少なくて蜘蛛の巣だらけだった。道が完全崩壊消失した箇所は5箇所あって、お助けロープは設置されているが、沢で濡れた岩は滑りやすくて安全とはいえない。全体的にも崩壊箇所は無数にあって、あまり踏まれていない道は緩く、浮石もあり危険であった。旧道マニアでなければあえて選択する理由は無い。新道を勧める。