鳥海山

2019.09.21(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 57
休憩時間
1 時間 54
距離
15.1 km
のぼり / くだり
1379 / 1379 m
42
56
10
1 57
16
4
13
42
9
21

活動詳細

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夜中 高速を走る。おそらく、人生初。 真っ暗な駐車場着、4:00過ぎ。びっくりする事に 20台ほどの車が既に止まっている。 朝ごはんを食べて、身仕度を整えて5:00前出発。他の方々も続々と登り始めた。 徐々に白み始める空を見上げながら、緩やかな坂道を登る。朝の空気は澄んで張りつめていた。季節の変わり目を感じた。 振り返ると、海。 一瞬 方角がわからなくなる。太平洋側に住んでいる人間には、朝日は海から上がる。今、山の後ろから日が開けてくる。そうか…この海は日本海だ。日本海を見たのは何十年ぶりだろう?小さな事に いちいち 感激。 朝焼けの空を見上げながら登り続ける。 徐々に 山に色が戻って 緑がハッキリ見える。 石畳の広い登山道が続く。樹林帯は入り口から少しだけ、早いうちから 眺望が開ける。きっと厳しい冬が そうさせているんだと思った。 御浜小屋からは 鳥海湖を見下ろす。水面はだいぶ下がっていた。 目指す山頂も確認出来る。 まだまだ、遠い。おそらく、最長記録となる山行に不安もあるが、この時点では 鳥海山を登っていることのワクワクのほうが、大きい。 七五三掛の分岐から、せっかく登った分を急勾配で下る。谷底まで下りると 残雪がまだ残っていた。残雪を渡り 今度は新山を登る。右手に迫る外輪山を見上げながら、急登を登りあげる。この辺が一番辛かった。後ろを振り返ると、続々と登山者が登ってきた。何人に抜かされたか… でも、マイペースで。っていうか、これ以上早く登れないよ。頂上まで、カウントしているであろう数字の標識があった。その数だけ 頂上が大きく近くなってきた。頂上が近づくにつれて、岩が大きくなり、岩登りの感じになる。 とうとう、頂上直下の 鳥海山大物忌神社に着いた。山小屋なのかな?でも、もう店じまいをしていた。 さて、いよいよ今回の最大の難所に挑む。 新山の頂上までの岩登り。想像していた以上に岩が大きい。1つの岩が人間一人分ぐらい。それが不規則に積み重なって山を作っていた。鎖やロープは無し。一応、だいたいの方向性を示す印は付いていたが、あってない様なもの。とりあえず、一枚一枚の岩を全身を使って 登る。岩の隙間に足が落ちないか、怖かった。アドレナリンが出まくり状態。 頂上は狭く、写真を撮る順番待ち。登頂をじっくりと堪能するじかんが無く、ちょっと残念。後ろ髪を引かれながら、別の方向から、岩を降りる。 今度は外輪山の稜線に向かって 急登を登る。 七高山で バーナーデビュー。とりあえず、お湯を沸かし、ドライフードのランチを食べて、ボーッと景色を眺めていた。1時間程 ランチ休憩をしたのも 山を登り始めて初めてかも。風も無く、天気に恵まれて 最高の鳥海山を堪能出来た。 帰りは外輪山コースを のんびりと降りた。外輪山から 新山を登る人の列を眺めていると 改めて 凄いとこ 登ったんだなぁって、感激した。私…頑張ったよ〜 感涙 みんなが 鳥海山を目指す訳がわかったよ。 一年間 いろんな山を登った。その都度、感動を覚えた。だけど…。鳥海山は 別格だった。 今なら 一番好きな山は?と聞かれたら、即答で鳥海山と答えると思った。

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