ガメラレーダーと恐山

　八甲田山を後にして恐山へ 1日目は宿坊吉祥閣でお泊まりです。八甲田山を出発して15時頃着を予定してましたが最終チェックインは17時なので恐山の最高峰釜臥山の展望台に寄り道しました。 近くまで来ると「もしや・・・」と思ったんだよね。ガメラ・・・。 展望台の手前でむつ市の職員が立っていて自衛隊の敷地内には入らないよう厳重に注意を受けました。 レーダーの存在は知っていたけど恐山の近くに有る事までは知らなくて驚きと興奮が入り交じり、釜臥山（878.6m）と筑波山（877m）は標高が同じくらいなのに海が近くせいか高さが際立ち迫力を感じます。 釜臥山山頂からの景色も見事！ガメラレーダーと相まって最高！予想以上に大きかったです。 当初の予定通り巡っていたら行けなかったかも。 予定を変更した自分をほめてあげたい。^^ 　そして興奮状態のまま吉祥閣へ 恐山は、宇曽利山湖（うそりさんこ）のカルデラ湖を中心に釜臥山など8峰の外輪山の総称ですが霊場としての恐山の方が名高い。 火山が作り出す荒涼とした光景が冥界を連想し死者に会えると言れ、死者の言葉を告げるイタコの口寄せも有名です。 母が健在の頃は修行と称してイタコと同じような事をやってました。 信心深くない私にはうさん臭く思え、「外人の霊だったら英語で話すのかな？」と思ったりもしました。けれども、その頃の母の言う事は当たる。ふと「車の運転に気をつけろよ」と言われて、途中警察がネズミ捕りしていてセーフ。みたない事が何度かあって親には逆らえませんでした。 ですが、今の母にその能力は無く、旅行に連れ出す事も不可能になってきました。 　さて、この日泊まる吉祥閣は宿坊なのに値段が生意気の1泊2食付き12000円です。 この日の宿泊は13名。 精進料理とはいえ七面山より内容は豪華だったし部屋も（15畳+4畳半）を一人で使わせてもらったし霊山での体験はプライスレスで帰る頃には値段以上の物を得たような気持ちに。 　吉祥閣は宿坊なので違い色々と制約があります。 ・恐山菩提寺が開門されるのは、6:00～18:00でそれ以外は閉門され駐車場へ移動出来ない。 ・22:00～5:00は消灯で吉祥閣からも出られない。 ・6:30におつとめ参加 必須 ・食事は宿泊者全員が揃ってからで着衣は自服。浴衣NG ・TV無し、携帯電波が入りにくい。(外に出ると入る) ちょっとお堅い合宿所みたいですが1泊だけだし不自由は全く感じませんでした。 閉門されると観光客が居なくなり静寂の恐山が堪能できます。 これまでの「賽の河原」と呼ばれる場所と比べると次元が違うような感じを受けました。 高低差があり所々でフツフツと音がして死出の旅をしているようです。 気持ちをリセットするのに宿坊は良いかも。 日本三大霊山なので高野山、比叡山もいつか。 軌跡は入山して帰るまでの物です。