奥穂高岳　ゆるゆる登山のはずが．．．

三連休初日に上高地11時入りで、徳沢ロッジ（洋室）、穂高山荘（個室）、岳沢経由の上高地戻りを計画し、いざ出発！ メンバーは会社の方が他に2名なので、いつもと違い超ゆるゆる！ しかも2名ともワンダーフォーゲル部だったそうなので、それなりに安心。 しかし結果は、トラブルばかりでした。 初日は、さすがに問題なしでした。上高地で食事し、いつも通過していた明神で、明神池散策、徳沢ロッジにチェックイン。すぐに徳沢園へ向かい、生ビールで乾杯！ 失敗といえば、途中で見かけたライチョウ、なぜこんな森の中にいるのだろうと、写真を拡大してみたら、どうやらヤマドリだったようです。 2日目は、朝食を弁当にして予定通りに5時出発！まだ暗いですが、明るくなるにつれ、青空がひろがります！ 涸沢ロッジで、早めの昼ご飯を食べていると、膝が痛いと故障者がでてしまい、このまま中止にするのか悩みました。穂高山荘へ電話しようにも電波が届かず、涸沢ロッジに一人残して穂高山荘へ。明日は、吊り尾根経由で上高地に戻る計画ですが、上高地まで一人で歩かせる訳にはいかないので、涸沢に戻りに変更して、無理しない程度で歩いてもらい、穂高山荘から追いかけ、途中で、合流することにしました。 そうとなれば、奥穂高岳山頂に本日中に登らなければ！ 穂高山荘では、本日はかなりの人数なので、個室は出せないとの事。 仕方ないので、相部屋に荷物をおいて外に出ると、奥穂高方面は行列が出来ていました。山頂が人いっぱいで、下ろさなければ、登れないとのこと。 何度も奥穂高岳には登りましたが、こんなの初めてです！ 涸沢岳に登った人がおりて来ても進まないほどで、登り終えた時は、夕食まで一時間ほどでした。 槍穂をテン泊縦走していた別パーティーと合流して、担いで来たワインを頂きながら、まだ暑い日差しの中で楽しい一時を過ごしました。 翌日早朝は雲の中、霧雨状態なのでレインウエアを着こみ、5時からザイテングラートを下ります。 岩は濡れている為、慎重に下り、涸沢ロッジには6:30着、少し休憩して、先に下りた仲間を追いかけます。 涸沢ロッジからは、大人数のパーティが多く、行列ができていた為、横をすり抜けます。足音がしていたので、ついてきていると思いきや、渋滞に並んでいた方が、私についてきていたようです。 結局3人バラバラになっていました。大学でワンダーフォーゲル部だったとの事なので、けが人のもとへ急ぐことにしました。 小屋泊で荷物も軽く、早歩きで来ましたが、横尾では追いつけず、徳沢まで戻ってきましたが、見つけらませんでした。そんなに早く歩けるのかと休憩がてらコーヒーソフトを食べていたら、ソフトクリームを食べているところを発見！なんとか追いつけました。後は途中ではぐれたもう1名を徳沢で待つことに。 徳沢では、ドコモつながりますのでLINEを入れても返事なし、1時間待っても来なかったら、探しに行こうと思い、ちょうど1時間たったところで、ふらふらになって歩いてくる姿が見え、合流することができました。聞くところによると横尾で、歩けなくなり30分ほど休憩したそうです。 上高地までは、ゆっくり歩き、バスであかんだな駐車場へ。 平湯の森で、温泉につかり、お昼ご飯を高山で食べて帰りました。 今回は、反省すべき点ばかりでした。 やはりパーティで来ている以上、1人でも故障者が出たら、そこで終了にすべきでした。 奥穂は何回も登っているので、私は中止でもいいのですが、今年入ったばかりの新人は登ったことがないので、天気も良く、登らせてあげたい気持ちが勝ってしまいました。 登るのであれば、涸沢ロッジで待ってもらっていたら、3人がはぐれることはなかった。膝の痛みの状況がわからなかったので、少しでも先に下りてもらおうと思ってしまいましたが、やはり、待ってもらうべきでした。