活動データ
タイム
12:44
距離
22.7km
のぼり
681m
くだり
2056m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る朝2時半起床。すでに起きて支度をしているテントがたくさん。槍ヶ岳山荘に向かうヘッドライトの列も見える。 我々も4時出発を目指して腹ごしらえをする。早朝はまだ気温が低いので、レインウエアの上をはおる。ヘルメットにヘッドライトをつけて歩き始める。 槍ヶ岳山荘に近づく頃、徐々に明るくなり、山荘に到着したタイミングでご来光を見ることができた。穂先を見るとたくさんの人影が見える。 お盆休みで穂先アタックの渋滞は覚悟していた。が、意外にもさほど混んでおらず、すんなり取り付くことができた。 ほどよく列も進み、仲間のアドバイスを聞き、着実に足場を確認しながら登る。 落石はなかったが、たまに下山のルートからカラカラと石が落ちるとドキドキする。 まさに老若男女、ガイドさんらしき人にハシゴに足を上げてもらう年配の男性から、小学2.3年くらいの少年まで様々な人が、山頂を目指す。 3つの長いハシゴを登る。下を見るのはもちろんのこと、上を見ても怖いので、目の前だけ見て、足がしっかり乗っていることを確認して登る。少しは寝ているハシゴだけど、実際登ると垂直に感じる。 最後のハシゴは、特別長く感じる。30段数えた。 4年越しの、この時がやってきた。 山頂は思っていたよりもずっと狭くて、20人くらいで満員な感じだ。祠のところで順番に写真を撮り、早々に下山の列に並ぶ。 岩登りよりもハシゴよりも、なによりも狭い山頂で立つことが怖かった… 下山もハシゴを慎重に下り、さらにいくつかの鎖場を下り、ようやく槍ヶ岳山荘まで戻る。ここまでくればもう安心。 槍ヶ岳山荘でごほうびに手ぬぐいを買い、殺生ヒュッテまでの下山は東鎌尾根経由で戻る。 眼下に見える我らのテン場にはもうわずかなテントしか残っていない…みんな早いなぁ〜 テン場に戻り、急いで荷造りをして下山開始。長い長い下り。 ウソみたいな快晴で、登ってきたときには見れなかった晴れた槍の姿を名残惜しみつつ、来た道を戻る。 ヒトの気持ちというのは不思議だ。 来るときは、テンションが上がっていたのかアドレナリンが出ていたのか、すぐにたどり着いたポイントが、下山になるとなかなかたどり着かない。 槍沢ヒュッテまではひたすら下る。 指先と足裏が痛い。膝も傷めないように急ぎつつも慎重に歩く。 横尾から上高地まではさらに長い道のりに感じる。来たときの倍くらいには感じた。 いつかは涸沢方面にも行ってみたい。でも横尾までの帰り道を考えると、うーん…と思ってしまった。 ようやく上高地ターミナルまで戻ってきた。 槍の穂先の渋滞はなかったのに、バスもタクシーも長蛇の列!!!40分くらい並んで、タクシーに乗り沢渡に戻る。 締めくくりは下呂の大安食堂。 教えてもらわなかったら決して訪れることはなかっただろうと思う。 トンちゃんと牛ちゃんで栄養補給をして、反省会して、解散。 今後の課題は、荷物の軽量化と、バテたときの食べやすい食事。下山時の足指先と足裏の痛み対策。 前回の白山はしんどくて、もうしばらく登りたくないって思ったけど、白山登っといて良かった!白山がしんどかったから、槍が乗り越えられた。 しばらくは達成感を噛みしめながら、次に登る楽チンな山を考えよう。
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