槍ヶ岳-2019-09-12~14

2019.09.12(木) 3 DAYS

活動データ

タイム

20:43

距離

44.0km

のぼり

2566m

くだり

2564m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 44
休憩時間
21
距離
15.5 km
のぼり / くだり
730 / 235 m
DAY 2
合計時間
11 時間 19
休憩時間
1 時間 15
距離
13.0 km
のぼり / くだり
1566 / 1567 m
53
2
12
20
1 7
2
10
1 43
1 29
DAY 3
合計時間
4 時間 39
休憩時間
13
距離
15.3 km
のぼり / くだり
268 / 760 m

活動詳細

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7月の西穂以来?かしら 8月は暑すぎで登る気になれず海モードだったので ひと月ぶりの山! しかも2泊3日は5月の尾瀬以来 久々! 2017年6月の燕の時に初めて肉眼で槍を見て感動して 昨年 常念~蝶の時も右面に槍を見ながら縦走して 今年の7月にはロープウェイから逆側からの槍も見て いよいよattack! 槍戦に向けてはこれまで 何度もいろんなルートを考えてましたが 考えてるうちに 槍だけで2泊3日は勿体ないのでは? なんて思うようになってました。   例えば、燕から表銀座を歩いてきて槍をやってから帰るとか   新穂高から双六やって西鎌尾根からやるとか はたまた、槍~穂をやってしまうとか   暗いうちに出発できれば歩けるのでは?とか   おそらく夏場は平日でも混んでるみたいだし、 きっと富士山とか いつかの乗鞍くらい混んでて   ひどい時は 梯子で山頂待ちなんて声も聞くし… いつしか自分の中で 初めて見た時の感動を忘れ ただの”通過点”になってしまっていた感じ。   8月の下旬には 新宿7:15発~上高地12:00着のバスの予約がとれてたので 今回は同郷の高橋庄太郎さんのテント泊本のプランを まるパクリで実行。 上高地から槍沢ロッジまで4~5時間歩いて そこから30~40分歩いて ばば平 泊プラン。 どうやって冷えたbeerを楽しむか? というのが最大の課題でしたが…(切実) 当日は予定通り12:15には上高地をスタート   横尾まで一気に2H40歩いて小休止。 7月は1泊2日でしたが、久々の2泊3日装備での歩きは ほぼフラットとはいえ 足にきます。 That's 運動不足… 横尾から一ノ俣を越えて少し傾斜がでてくる頃には 汗ダラダラ 槍沢ロッジに着いたときには すかさずザックを降ろす みたいな   テン場までは歩いて30~40分みたいですが、 ここで飲むか否か…   陣営してから飲みたい…けど…   このプランで個人的に一番重要なとこですね ここ。 地図を見る限り沢が近いので、沢で冷やせるのでは? とか考えてましたが 沢の方には行けないかもしれないし…   そもそも17時近いから ばば平は一杯でテント自体張れないかもしれないし… おそるおそる テントの受付表を持っていくと なんと受付けてくれるじゃないですか! ってことは張れる!良かったぁ~ なんて安堵していると 陣営時の注意で 「沢に近いところも張れますが、増水の可能性もあるので注意してくださいね!」 とのこと。   !!!っ!   マジで?沢にも近づけるのっ!!   もうこの時点で3日間の快適なテント場生活を GETしたようなものですよぉ~旦那ぁ~!   さっそく自販機でbeerを買ってテン場に行こっ♪なんて♪ だがしかし! このスーパドライ 指の感覚が無くなるくらいキンキンじゃないですか!  ………ゴク… ってことで まず1缶プシュっ!   ガマンデキマセンデシタ   もう一缶はテン場で楽しむ分として キンキン感をあきらめてザックへ 再度 歩き始めて30分    ばば平 着です。 着いた頃には先ほどのbeerはすでに汗で排出   この日は沢ZONEに陣営している人はゼロで 上段のテン場はほぼ満席。   沢に張っちゃおうかなぁ~とも思いましたが   誰も張ってないし・・・ふあん   たまたまトイレの前が空いていたのでそこに陣営。   トイレも新しい感じで、特に臭いもなかったので 全然OK! 沢で冷やしたbeerを飲んで   すっかり暗くなった19時半には就寝。   翌朝は3:30の起床。 19時半にパタンといったけど20時半に パチっと目が覚め その後なかなか寝付けず ウトウトしながら2時間おきくらいに目が覚めるという ダメダメなパターン…   寒くないのでサクッとシュラフから出てアタックザックに荷造り。   レインウェアとハードシェルを詰め込みヘッドライトをつけようとすると 電池切れ…   そんなこともあろうかと買っておいた単三電池を出すも ヘッドライトの電池は単四… グヌヌ…   ん?待てよ!   と目に入ったのが携帯式蚊取り線香 おおっ!これだっ!ってことで代用 バタバタして結局準備できたのが4:30 まだ真っ暗い中、まずは大曲へ向けてスタート!   前日までは大曲から水俣乗越まで登り上げて 東鎌尾根から表銀座の一部を楽しみつつの槍 の予定でしたが前日の睡眠不足もあって そのまま天狗池分岐へ   殺生ヒュッテに着くころには完全に明るくなっていて   約3Hで槍ヶ岳分岐へ到着   見上げると人もまばらだったので そのままattack!!   想像では 梯子とか すごく長くて高度感があって怖いのかなぁと思ってましたが   結構すんなりいけました! 楽しいっ! 9/13 7:45 槍ヶ岳 登頂です   山頂は先に梯子を登っていた中国のカップルだけで ほぼ独占! マッタリと山頂で至福のカロリーメイトでもしようかと思ってましたが 寒いっ! 吹きっさらしの3179mはやっぱ寒いスネ   なんでも 夜には2℃くらいだったとか・・ ここで! 痛恨の手袋忘れ…   いや うすうす梯子を手で掴んでるときくらいには 気づいてたんスケドネ   まさかの大ザックに入れっぱなし… 今回はこんなん多いなぁ~ 反省。 もう寒いので 早々に記念撮影をして下山です。   もうちょっとマッタリしたかったぁ~   梯子を降りようとしてると 中国の女性の方がスポーツブラ一枚になるまで服を脱いで 記念撮影してるじゃないですか… 彼の方は彼女が脱いだ服やらメットやらを持ちながら 撮影してて   インスタバエ ってヤツなんですかね?これ? 寒くないのかしら とか もうちょいお腹がなければカッコイイのに… とか 余計なお世話は重々承知なんすけど まぁ ヒトノハラミテワガハラナオセ ってことですかね(笑)   後から階段を登ってきた60代くらいのお母さんに   「あらぁ~、寒くないの?風邪ひいちゃうから 早く着て着て!」   なんて言われてたけど、通じるはずもなく(爆)   そんなこんな山荘まで降りて、ラーメンでも食って 暖をとろうとするも   キッチン槍は10:00openみたいで 仕方なくカップ麺をすすって暖をとり 8:30に再び出発。   寒いし、高山病になったのか気持ち頭も 重たかったすけど やはり槍だけでは勿体ないので 予定通り3000m峰を南岳まで行って 大キレットを覗いて下山 というルートを遂行。 大喰岳~中岳~南岳を経由して 11:20 南岳小屋に到着   とにかくお腹がすいてたので とりあえず着くなりナポリタンを注文!! カレーと迷いましたけどね 何故か三歩がよぎったすよ あの時!   お腹を満たしたところで 獅子鼻岩から大キレット鑑賞 いつか渡れるかなぁ~ 怖いなぁ~ 行くならテントは持っていきたくないなぁ~   とか いろいろな思いが交錯   北穂から来たであろう若者たちや これから挑む人達を見てると 少し羨ましくも思い またそういう人達が集まる南岳小屋って なんかカッコイイなぁって思いました。 荒くれ者が集まるBarみたいな(笑)   きっと反対側の北穂小屋も同じ感じ なんだろうなぁ   大キレットに後ろ髪をひかれながら   12:30 天狗原分岐まで後退 いよいよ この3000mの稜線ともお別れ   次来る時は渡る覚悟で来ることを誓い下山! しかし この天狗原稜線 結構なやせ尾根です 鎖を補助に慎重に降ります 足元のジャリジャリZONEが怖い!   ある程度降り切ると、階段ZONE出現   その先も慎重に下り、高度感が無くなってくると 足場の岩が大きくなってきます この辺ですれ違う人達はみんな メルメットにハーネス また先頭と殿がロープ持ちといったいでたち   これから南岳小屋で一泊して 後日 大キレットや さらに西穂まで挑む人達なのでしょう 結構年配の人もいたりして やはり羨望です 皆さん無事に下山してもらいたいですね!   2Hくらい下ったところで天狗池   タイミング悪く雲がかかり 逆さ槍は見れず   でも この辺りで正に "三角形の奇跡" ともいえる写真が偶然撮れてたのが ウレシイ! そこからは約1H30で ばば平着。   前日よりかなり気温が下がっていたので 直ぐに南岳小屋で買ったbeerを沢に投入 テン場仕様に身支度をしている間に キンキンです! 前日より気温も低かったので 水温も下がったのかしら? 槍の登頂に祝杯をあげ   この日も19時には就寝 5:00までほとんど目を覚ますことなくグッスリ!   翌朝は 撤収を完了し ばば平を 6:20 に出発 横尾まででも相当な人数とすれ違います   土日ってコワイ… 横尾~徳沢間なんて 新宿か?ってくらいの人とすれ違いますよ マジで   この人達が一気に槍を目指すのかしら… やっぱり土日ってコワイ… まっ 3連休ですしね! でもコワイ…   そんな2泊3日の初槍でございました!   しかしまぁ ほぼ空身の12Hであれだけ疲弊してんのに 大ザックのままあの稜線まで登って 歩けたり渡れたりするものなのかしら? なんて! そんなこと いろいろ考えさせられる山行でしたね。   結果、 槍が"通過点"だなんて とんでもないっ!! かなり調子に乗ってました ボク… 槍だけでも北アルプスの山歩きを 十ぅ~分ん 楽しめました! さてと! さらに楽しむために山行しながら鍛えねば! 次はとこ行くべ♪

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