活動データ
タイム
09:56
距離
18.5km
のぼり
2434m
くだり
2424m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る[富士山お鉢周り] 9月10日で富士山は今年もシーズン終了と言うニュースを見て、急遽オンシーズンの富士山に行ってみたくなった。 甲武信岳の入山届を山梨県に出していたが、急遽富士山に変更。 前回はシーズンオフだったので、全く人に合わない時間が長かったが、今回はシーズン最終日、果たしてどれ程の人に会うのだろうか! 台風の影響が関東各地で報告されていたので心配して御殿場口を目指すが、富士山周辺より我が家(川崎市)周辺の方が酷い状況。 平日でシーズン最終日というのにかなりの台数が駐車場を埋めている。 出発時間を2時に設定していたので30分ほど仮眠を取る。 同じような時間に設定されてる人が多いようでみなさんごそごそと支度を始める音で目覚めたので、僕も起き出し2時ちょっと前に出発。 前回は4時に出発したのですぐに空が白み始めたが、今回は2時なのでまだまだ漆黒の真夜中。 街明かりを背にヘッデンの明かりだけで登り始めると、地面の状況とコースを示すロープから逸れないことだけに集中して歩き続けて、ふと山頂方面に目をあげるとなんと満天の星空が! 晴れてるじゃん! 時折ヘッデンの明かりを消して星を見ながら歩いたりしてみたが、砂に足を取られてぎこちないので仕方なくヘッデンで。 満天の星空はなんどもライトを消してしっかりまぶたに焼き付けてきた。 しかしこの御殿場口からの砂は本当に参る。 この前に進まない感覚に心を削られるのだが、走ったりしたほうが早いのかなとかいろいろ心の中で攻略方法を検討するも地道に一歩一歩を重ねるのみに集中。 ようやく空が白み始める頃、自分のすぐ横に怪獣のようなものが。 雲海の雲が湧き始めたようで、真っ暗な中にいろんな形の雲が徐々に広がり始めてきた。 日の出だけは見逃すまいと、なんども背中側の地平線に目をやっていると、いよいよという瞬間が。 なんと雲海越しの雲間からの日の出。 美しかった。 道中人に会うことはないが、前にも後ろにも人が歩いている安心感があったのが不思議な感覚。 わらじ館に着くと御殿場口からのルート上の小屋はここしかやっていないと書いてあるが、どうしてもカレーの文字に心を惹かれ早朝にも関わらずドアを開けてお願いできるか聞いてみると、快く受け入れてくださった。 ついでにトイレもお借りできてさっぱり。 300円かかりますが、富士山のオンシーズンはトイレが借りれてありがたい。 さっぱりした後天空のテラスで食べるカレーが絶品。 やっぱりシーズンに来るのはいいな〜。 アクエリアスも一本追加し万全の体制。 今回足つり対策に2RUNというミネラル剤も試しているが絶好調。 この辺りから小屋泊した人たちが徐々に降りてきて、賑やかに。 しかし平服やただのスニーカーや街着の人が多いのに驚いた。 もしもの装備が少なくて心配になっちゃう。 山頂に着くと神社は残念ながらしまっていたが手を合わす。 雄山に続き富士山にも。 もちろん太陽にも手を合わせたので、当分僕は大丈夫!←(何が?) そしてすぐに富士山の山頂剣ヶ峰を目指す。 山頂にはアジア系外国人がたくさん休憩されてて、写真が撮りにくい。 いいアングルで写したくてもどいてくれなくて我感ぜずと座ってて邪魔。 狭い山頂なのに景色を見れるところにもたっぷりと陣取ってるので、写真すら撮れない。 かなりフラストレーションを感じたが、神様の手前、写真だけ撮って速攻お鉢周りへ。 イライラする〜いかんいかん。神様の手前ですからね、まあね、彼らはね、なかなか来れないからね。 景色見ないでスマホ見てんならさっさと降り、、いかんいかん神様が、僕はまた来れるから。 ちょっと心の声が漏れちゃう。 南アルプス方面を楽しみにしていたが、若干雲がかかり何処がどの山かなどはわからずじまい。 この一周、結構歩きごたえがありますね。 下りは走れたが登りは走れない。 一周して軽く補給休憩し下山開始。 雲は須走方面にだけ湧いてる感じ。 途中雲にも飲まれたが、前回のように前が見えないほどでもなく、時折人にも出会うので、さみしくない。 新装したゲイターのゴムが登りの段階で、左足だけ切断。 大砂走りに入ると、そこからどんどん砂が。 一度大きめの石が入り脱いで出したが、もう意味がないと諦めて、全開で砂に突っ込む。 もうね、オートマチックに走り続けられて気持ちよすぎ。 さすがにハイカーさん達を追い抜き時は歩くようにして、先行させてもらう。 今回は人に会うので気持ちいい!と大声で叫ぶことは自粛。 富士山では草黄葉も始まり秋の装い。 下山すると協力金払う人がいたので登ってきましたと言って、1000円払って缶バッジをゲット。 オンシーズンは良かったな。 人のいないオフシーズンもそれなりに楽しいが、やはり小屋が空いてるだけで、安心感も半端ない。 わらじ館に降りてくると、ご飯食べさせてもらってトイレ借りただけなのに、下山時に覚えていてくださって、小屋締め準備に忙しそうな中、お疲れ様でしたと声をかけてくださったのは嬉しかったな。 また来年、絶対あそこのテラスでまたあの絶品カレー食べるんだと心に誓った。
動画
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